ほのたのま

2020年からnote愛読してます。私も思いついたことを書いてみようと参加します。

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記事一覧

策略家で忠臣で猟犬のような

1915年から28年まで中国で猛威をふるった軍閥と革命家の興亡を記述した杉山祐之著「覇王と革命」に登場する人物の中で、この時代にこんな人がいたのか、と最も強く印…

軍閥

1644年に明が滅んだ後の中国を統一し、1912年に中国の統治権を失った清朝のラスト18年を描いた杉山祐之著「清朝滅亡」が面白かったので、清朝滅亡後の軍閥の興亡…

今期は減益予想でも

決算発表する会社が全て増収増益となれば一気に景気拡大で盛り上がりますが、やはりそういうわけにいかないのが、4月末になって会社が発表し始めた2024年3月期の決算…

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池田町へ

去年の11月末に滋賀県長浜市の国道303号から東に進んで岐阜県揖斐川町に入り、そこから国道417号を北上して福井県池田町に行きました。 今日は晴天で滋賀、岐阜、…

ほのたのま
11日前

袁世凱

君主に仕える臣下としては優秀だけれども、国の最高指導者としてはふさわしくない。 清朝滅亡の時代に軍人として政治家として活躍した袁世凱について、杉山裕之氏の「清朝…

ほのたのま
2週間前
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強い太后

1894年に起きた日清戦争から1911年の辛亥革命、そして清朝滅亡までの混沌とした中国の政治を担った主要な人々の動向、経歴、風貌をわかりやすく語り、そして歴史小…

ほのたのま
2週間前
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城と記念館

北九州市に来たので小倉城と松本清張記念館に行きました。 北九州市に行くために新大阪駅より「のぞみ」に乗車、私の乗った車両は広島駅まで定員の8割くらい座ってる感じ…

ほのたのま
3週間前

SUC

昭和から平成にかけてダイエーというスーパー流通企業があったのを覚えている人は多いでしょう。 1997年には売上高が3兆円を超えましたが、企業の拡大に借入金を積極…

ほのたのま
3週間前

蹴上

京都市の蹴上に行くと、桜の花が鮮やかに咲いてました。

ほのたのま
1か月前
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2600

JALグループに約2600人が新たに入社し、その入社式にドジャースの大谷翔平選手がビデオメッセージを寄せたとニュースで知りました。 https://newsdig.tbs.co.jp/articl

ほのたのま
1か月前
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2848

ヤフーニュースでANAグループ37社に、2848人が新たに入社したと報道されました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/0cabaf3da280f78bfcc0f939dd8ed5f8f4dfbeef 2…

ほのたのま
1か月前

圧勝2企業

本の表紙の見出しに惹かれてこの本を買ったことがあります。 初版は2006年11月17日になってるので、買ったのは発売されてすぐでしょう。 月泉博著「ユニクロVSし…

ほのたのま
1か月前

監督とプロデューサー

前回は映画「トラトラトラ」の日本側のことを書きましたが、今回は田草川弘著「黒澤明vs.ハリウッド」を読んだ後のアメリカ側についての感想を。 「トラトラトラ」を制作…

ほのたのま
1か月前

監督解任

「羅生門」や「7人の侍」を撮った巨匠の黒澤明監督は、日米合作映画「トラトラトラ」の日本側の場面を担当するはずでした。 しかし黒澤明は「トラトラトラ」の制作会社で…

ほのたのま
1か月前

普通と優先

前回のnoteで2020年のスターフライヤーの増資について書きましたが、今回は2020年のANAとJALの増資と比べてみて、思ったことについて書いてみます。 コロナ禍が起…

ほのたのま
1か月前

引き返すよりは

去年に福岡空港の門限が議論になり、その後に門限に遅れて福岡空港に着陸できなかった航空機が北九州空港に行ったことがニュースになったなと思い出し、調べてみるとそれは…

ほのたのま
1か月前

策略家で忠臣で猟犬のような

1915年から28年まで中国で猛威をふるった軍閥と革命家の興亡を記述した杉山祐之著「覇王と革命」に登場する人物の中で、この時代にこんな人がいたのか、と最も強く印象に残ったのが徐樹錚(じょじゅそう)です。

徐樹錚はwikiでも検索できますが、「覇王と革命」の方が詳しく人物像が書かれていて、wikiとは違う記述もあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%9

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軍閥

軍閥

1644年に明が滅んだ後の中国を統一し、1912年に中国の統治権を失った清朝のラスト18年を描いた杉山祐之著「清朝滅亡」が面白かったので、清朝滅亡後の軍閥の興亡を描いた杉山祐之著「覇王と革命」も読みました。

「覇王と革命」には孫文や張作霖、毛沢東、蒋介石などの日本でも名の知られた人物が登場しますが、1915年から28年に存在した中国軍閥に馴染みがないため、本書を読むまで知らなかった人物の記述の方

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今期は減益予想でも

決算発表する会社が全て増収増益となれば一気に景気拡大で盛り上がりますが、やはりそういうわけにいかないのが、4月末になって会社が発表し始めた2024年3月期の決算を見てるとわかります。

中には2025年3月期は24年3月期より売上高は増えるけれど、純利益は減るという増収減益を公表する企業もあります。

その中の一つがANAでした。
2024.3 売上高     2兆0559億円
2025.3 通期

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池田町へ

池田町へ

去年の11月末に滋賀県長浜市の国道303号から東に進んで岐阜県揖斐川町に入り、そこから国道417号を北上して福井県池田町に行きました。

今日は晴天で滋賀、岐阜、福井の山岳地帯の整備された道路を車で走るのは気持ちいいだろうと思い、去年の11月末と同じルートで福井県池田町へ。

去年の年末に途中の徳山ダムの駐車場で休憩した時は、大きなダムの設備と水を深々と貯めたダム湖に、山々の紅葉が重なった景色が良

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袁世凱

君主に仕える臣下としては優秀だけれども、国の最高指導者としてはふさわしくない。
清朝滅亡の時代に軍人として政治家として活躍した袁世凱について、杉山裕之氏の「清朝滅亡」を読んで、そういう人物かと思いました。

「満州滅亡」を読むまで、袁世凱とは清朝末期の混乱を利用して蓄財し、自分より地位の上の将軍や官人に大量の贈物を送って懐柔し、清朝の軍隊の中で成り上がって強力な軍事力を持つ政治家となり、清朝滅亡後

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強い太后

強い太后

1894年に起きた日清戦争から1911年の辛亥革命、そして清朝滅亡までの混沌とした中国の政治を担った主要な人々の動向、経歴、風貌をわかりやすく語り、そして歴史小説のような面白みのある本がありました。

杉山裕之氏の「清朝滅亡」です。

西太后、李鴻章、光緒帝、康有為、袁世凱、孫文、宣統帝などの人物は清朝末期の国政、戦争、革命にどのように関わったか世界史の授業、映画、小説などによって、ある程度知って

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城と記念館

城と記念館

北九州市に来たので小倉城と松本清張記念館に行きました。

北九州市に行くために新大阪駅より「のぞみ」に乗車、私の乗った車両は広島駅まで定員の8割くらい座ってる感じで、スーツ着用の人と観光客風の人が目立ち、大阪~広島間のビジネスと観光の需要の大きさを実感します。

広島まで私の座った列の横5席は全て誰か座ってましたが、広島駅で3人降りて次に座る人は無く、車内も空席が多くなりました。

小倉駅に着くと

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SUC

昭和から平成にかけてダイエーというスーパー流通企業があったのを覚えている人は多いでしょう。
1997年には売上高が3兆円を超えましたが、企業の拡大に借入金を積極的に利用して2兆6千億円の有利子負債を抱えたことが裏目に出て、2014年にイオンに吸収されました。

そのダイエーが平成のころにハイパーマートというスーパーセンターを、車で走って40分くらいの所にオープンさせたので行ったことがあります。

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蹴上

蹴上

京都市の蹴上に行くと、桜の花が鮮やかに咲いてました。

2600

JALグループに約2600人が新たに入社し、その入社式にドジャースの大谷翔平選手がビデオメッセージを寄せたとニュースで知りました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1087079?display=1

大谷選手はスポーツに関心の無い人でも、その名を知る傑出したプレイヤーであり、これから新しい人生のスタートを切る挑戦者達の式典にメッセージを送るのにふさわしい

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2848

ヤフーニュースでANAグループ37社に、2848人が新たに入社したと報道されました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cabaf3da280f78bfcc0f939dd8ed5f8f4dfbeef

2848人の入社とはスケールが大きいと思いましたが、コロナ禍で採用を抑制したため、需要が回復してきた今となっては、多めに採用したわけではなく適正な人数を採用したの

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圧勝2企業

圧勝2企業

本の表紙の見出しに惹かれてこの本を買ったことがあります。
初版は2006年11月17日になってるので、買ったのは発売されてすぐでしょう。

月泉博著「ユニクロVSしまむら・専門店2大巨頭圧勝の方程式」
本の表紙を見て、ユニクロとしまむらが何故業績を伸ばすことができたのか、この本を読めばわかるかもしれない、そう思って買いました

本は読んでしばらくして手放しましたが、図書館に所蔵されていて、以前に読

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監督とプロデューサー

前回は映画「トラトラトラ」の日本側のことを書きましたが、今回は田草川弘著「黒澤明vs.ハリウッド」を読んだ後のアメリカ側についての感想を。

「トラトラトラ」を制作する20世紀フォックス社のヒエラルキーについて。

トップが株主、それから順に下がって重役会、社長、制作本部長、プロデューサー、日本側ユニット製作主任とアメリカ側ユニット製作主任、その下に日本側ユニット制作請負の黒澤プロダクションと並立

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監督解任

「羅生門」や「7人の侍」を撮った巨匠の黒澤明監督は、日米合作映画「トラトラトラ」の日本側の場面を担当するはずでした。

しかし黒澤明は「トラトラトラ」の制作会社である20世紀フォックスによって解任され、日本側の担当は舛田利雄と深作欣二になりました。

なぜ世界の映画人から称賛される作品を撮った黒澤明が「トラトラトラ」の監督を解任されることになったのか、田草川弘氏が映画製作時の資料と映画製作に関わっ

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普通と優先

前回のnoteで2020年のスターフライヤーの増資について書きましたが、今回は2020年のANAとJALの増資と比べてみて、思ったことについて書いてみます。

コロナ禍が起きた2020年にANAとJALも増資を実行しました。

ANAとJALが増資のお知らせを発表したのは同年11月、増資は普通株式の発行によるもので、ANAもJALも2020年内に発行価格及び売出し価格等の決定に関するお知らせを発表

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引き返すよりは

去年に福岡空港の門限が議論になり、その後に門限に遅れて福岡空港に着陸できなかった航空機が北九州空港に行ったことがニュースになったなと思い出し、調べてみるとそれは6月11日でした。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230612/5010020551.html

福岡空港は市街地に近くアクセスしやすいですが、深夜に離発着できず過密ダイヤという課題もかかえてい

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