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川本三郎著『マイ・バック・ページ』を読んで考える
今回はほとんど森のこととは関係がない、”一見、森にまつわらない”記事シリーズ。川本三郎著『マイ・バック・ページ』(平凡社刊)を読む。
タイトルはあのボブ・デュランの曲の名で、好きなジャズピアニスト、キースジャレットもカバーした。映画化もされており、じつは映画を先に観たのだが、1970年前後の学生運動とそれを追う一人のジャーナリストの話である。作者は、こちらも好きな映画評論家、川本三郎さん。
かつての里山に暮らす動植物 その3 草 ~花の魅力は~
さて、かつての里山に生える草編の続き。上はなんとも奇怪な姿の花、オオバウマノスズクサ(ツル植物)。模様もなんだかおどろおどろしいが、形も草の花とは思えない。
横から見るとこんな。
その模様や形からして、ハエのようなものを引き寄せ、奥のほうになにかお目当てのものが隠されているのではないのだろうかと思い、調べてみると、やはり小型のハエがやって来て中にある雄しべの花粉を食べるよう。ただ、花には雌性