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『喫茶おじさん』 原田ひ香  kissa ojisan「老後×働き方×グルメ」すべてのビジネスパーソナンに贈ります。

『喫茶おじさん』 原田ひ香 kissa ojisan「老後×働き方×グルメ」すべてのビジネスパーソナンに贈ります。

 ビジネスパーソンという言葉の意味は、会社員や個人事業主、フリーランスなどを含めた、企業で働く人やビジネスを営む人などの総称。

 57歳の喫茶おじさんはまさに「バブル世代」と言われる1956〜1964年生まれ。

バブル経済で好景気であった頃に社会人となった世代。
先の団塊・新人類世代と感覚を分けたお金使いが華やかで楽観的なタイプが多い。
内容はその通りだと思います。

 著者の原田ひ香氏は19

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読後の思い…

読後の思い…

 ストゥブの熾火(おきび)が消えかかる頃本は読み終わり、87歳の美術家のドラマを閉じた。

 まだ生きつけない、生きつくかどうかわからない年齢の方、それもその生き方に興味をそそる方々の誠を読めることは有り難い (注:存在がまれである、むずかしい。なかなかありそうにない。めったにない)

 東京新聞に連載(1〜105回)されたこの美術家の自伝「この道」は毎日切り取っていまも持っている。すでに八年経っ

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「味噌・卵油・ドクダミ茶 」何の脈絡もないけれど。note内体験を…

「味噌・卵油・ドクダミ茶 」何の脈絡もないけれど。note内体験を…

味噌やお茶 はスーパーで買う。卵油など聞いた事もない。これが
一般的だと思う…のです。

昨年暮れから私の常備品が次々と簡単に(アマゾンでクリック)買えなくなりました。

ニーズに合わなくなった。
手で作っている方が高齢になった。

味噌作りは近年キットになり案外普及しています。母親が味噌を普通に造る…この風景が味噌・醤油の国で伝えたい作業です。

大豆・米麹・塩 材料はこれだけです。「手前味噌」

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■ 江戸時代から織り継がれてきた「吉野織」の魅力を織り手が伝えて・・・

■ 江戸時代から織り継がれてきた「吉野織」の魅力を織り手が伝えて・・・

「吉野」は”吉野太夫”が好んで着ていたと言われています。由来は広東からの渡来布に使われていたという説。  *吉野太夫江戸前期の最も優れた遊女として名高く、多くの逸話を残している。1643 没 

平織に糸を浮かせた浮き織りを連続させたのもです。糸の太さ・打ち込み・色など作家の個性で布の表情が全く異なり織り手には魅力があります。

複雑な織り地に見えますが、組織はシンプルで他国でも呼び名は勿論違って

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縁切り上等!離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル 読後感想 

縁切り上等!離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル 読後感想 

3組に1組が離婚する現代、誰もが無関係ではいられない⁉︎

 刺激的なキャッチにすぐに思い出したのは『結婚しない女』(けっこんしないおんな、An Unmarried Woman)

1978年のアメリカ合衆国のドラマ映画。 監督はポール・マザースキー、出演はジル・クレイバーグとアラン・ベイツなど。

ニューヨークを舞台に、結婚16年目で子育ての苦労からは解放されたものの、夫から浮気を告白されて別

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「ときめく」という言葉を片づけに使われる…不思議

「ときめく」という言葉を片づけに使われる…不思議

 「人生がときめく片づけの魔法2」著者は片づけコンサルタントとして活動されている「近藤麻理恵」という方です。

 2021年時点で世界40か国以上で翻訳出版され、1,300万部を超えるベストセラーとなっています。

 また、2015年に米国『TIME』誌の「最も影響力のある100人」にも選出され、アメリカを中心に世界で片づけブームを巻き起こした「こんまりメソッド(KonMari Method)」は

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「まずはこれ食べて」著者/原田ひ香  読書感想

「まずはこれ食べて」著者/原田ひ香 読書感想

マメイケダのHPより

 主に画業。
1992年島根県出雲市に生まれた。
高校卒業後、惣菜調理の仕事を3年勤めたのち、絵を描きに大阪に引っ越す。現在も大阪在住。
書籍の装画などのイラストレーションや展覧会での発表などを中心に活動。
2016年HBファイルコンペVol.27 仲條正義賞を受賞。
好きな食べ物は卵。

『ゲラは一気に読んだ。
出てくる料理を5点くらい描いてみて、目玉焼きご飯が装画に使わ

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中黄色のカバーに作家自身の装画「くもをさがす」

中黄色のカバーに作家自身の装画「くもをさがす」

「くもをさがす」著者 西加奈子
2023/04/30 初版
2023/05/11 7刷発行
河出書房新社

直木賞作家
イラン(テヘラン)生まれ、エジプト(カイロ)、大阪で育つ。

以上の情報しか知らなかったニシカナコ氏。

 彼女が呼ぶところの日本から送られてきた「ヨーコ・コレクション」30冊の文面が、途中にそれぞれ散りばめられている。

心情が読み取れるのと、作家にして、他国に住み日本語をむさ

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読後感想「光のところにいてね」 羽/雨/光…

読後感想「光のところにいてね」 羽/雨/光…

・写真の題: セットの大波
・月日: 1857年
・アーティスト:
ギュスターヴ・ル・グレイ
・フランス:
1820–1884(明治17)年
和暦江戸時代〜明治

ヘッダーの写真(作家)がイメージに繋がった作品…だそうです。
一穂 ミチ 著

『ル・グレイがこの作品を撮影した時代は、風景と空を一枚の写真に収める際、両方の対象に同時に適切な露出を得ることが困難でした。

そのため

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