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Sports2.0:アスリート×ビジネスが社会を変える

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スポーツ(sport)の語源は「持ち去る」「働かない」を指すラテン語“deportare”が変化した、「気晴らし」を表す古仏語“desporter”にあるという。技能を競う身体活… もっと読む
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悪質タックルの問題を、僕たちはどう考えるべきか

悪質タックルの問題を、僕たちはどう考えるべきか

本田圭佑がこのように発言して、少し話題になっていたように思います。

だいたい、僕も同じようなことを感じました。

考え方の狭い人は、実際に起こった出来事を いつまで経っても「どこどこの組織はヤバイ」「誰々が悪い」「誰々が可哀想」「責任を取れ」という具体レベルの話を続けます。

僕の母校の学生が被害者であろうと、だからそれに憤慨してプラカードを持ってデモ行進しようと、僕はどこまでいっても この件の

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"人間力ってなんだろう!?"

"人間力ってなんだろう!?"

『人間力』

この言葉を始めて耳にしたのは、高校一年生の時だ。当時、所属していた陸上部の顧問の先生がよく口にしていた。
陸上の基礎、人として大切なこと、礼儀は、ほとんど高校生の時に学んだと、現在もそう思う。その当時、人間力という意味を本当に理解できていたのかは分からないが、最近人間力の大切さを痛感する。

高校生の時に主に先生から厳しく指導されたのは、私生活についてだった。陸上部なのに、私生活?と

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スポーツが持つ「懐かしさと喜び」に目を向ける

スポーツが持つ「懐かしさと喜び」に目を向ける

2020年あけましておめでとうございます。新年最初のnoteも、いつもどおり淡々と書こうと思います。

山梨の実家でこのnoteを書いていて、今日移動の特急電車の中で「数学する人生」という本を読み始めました。

数学者 岡潔さんの講義や書籍をまとめた本ですが、冒頭で編集者の方がまとめていた内容が印象的だったので少し長いですが引用します。

晩年になっても、岡には様々な感情が渦巻いている。特に、自我

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スポーツは生活の中でどのように顔を出せるか

今夜は年末らしく音楽番組やお笑い番組を見ています。

意識して見ようと思っていたテレビ番組ではありませんが、何となくテレビをつけたら何となく面白くて何となく見続けてしまいました。見ようと思う理由はなかったけど、見るのを辞める理由もなかった。

ふと思ったのは、この裏番組でスポーツの試合がただ流れていたら見るだろうかいうこと。たぶん見ない。

スポーツビジネスでよく言われることですが、サッカーのライ

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アスリート領域がスポーツビジネスの中でホットになりつつあるなと感じた年の瀬

アスリート領域がスポーツビジネスの中でホットになりつつあるなと感じた年の瀬

12月26日。

クリスマスが終わると街は一気に年末年始モードになる。特に今回は2020年を迎えるからか、いつもより特別感がある。気がします。

ついにやってくる東京オリンピック。スポーツ界にとってはここ数十年で最も大切な一年になることは間違いありません。

そんな特別な年の瀬もあってか、今日はスポーツビジネス関連のニュースやリリースを多く見た気がします。ので、紹介します。

まずは我らがゴカツデ

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ポスト東京オリンピックに何をしたいのか

ポスト東京オリンピックに何をしたいのか

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

僕はもともと「30歳の東京オリンピックまでにスポーツに何かしらの形で関わる」という目標を持っていました。

いまはスタートアップのookamiにジョインして日々がんばっています。オリンピッククラスのビッグイベントに関わる仕事かというと、サービスの特性上も

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ひとつ上のレイヤーからスポーツを見る

ひとつ上のレイヤーからスポーツを見る

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

先日ビジネスに関するこんなnoteを読みました。

・SEOの相談をされた時は、Webマーケティングの話から入る
・Webマーケティングの相談をされた時は、マーケティングの話から入る
・マーケティングの相談をされた時は、ビジネスモデルの話から入る

とい

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誰のためのスポーツビジネスなのか

誰のためのスポーツビジネスなのか

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

今日はふと考えたことを書きます。

スポーツビジネスを見ていて、いったい誰のためにやっているのかわからなくなるときがあります。

プロスポーツビジネスなど「見る」「支える」(応援する)のエンターテイメントビジネス視点で考えています。

僕は、見る人、つま

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スポーツの世界で問いを立て続けたい。

スポーツの世界で問いを立て続けたい。

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

今日はお休みだったので恋人と中野あたりを散歩していました。ふと入った喫茶店で、久しぶりに毎日新聞や朝日新聞そしてスポーツ報知と、「新聞紙」を手に取りました。

数年ぶりです。それくらいデジタルな生活を送っている日々です。

久しぶりの手触りを楽しみながら

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スポーツには人を集める力がある。スポーツ×地域の交差点

スポーツには人を集める力がある。スポーツ×地域の交差点

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

先日こんな記事を目にしました。

そこでふと「スポーツと地域文脈のトピックってめちゃ多くね」と思いました。

最近知り合った方では知らない人も多いかもしれませんが、僕は20代中盤はスポーツより地域活性の文脈で活動することが多く、2年ほど三浦海岸に住んでい

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若手の抜擢が増えるスポーツビジネス界に感じるチャンスの芽

若手の抜擢が増えるスポーツビジネス界に感じるチャンスの芽

こんにちは、若月(@wakatsubasa)です。

ふだんはスポーツエンターテイメントアプリ「Player!」のマーケティングをしています。

本日Twitterを眺めていたら、こんなニュースが飛び込んできました。

大分トリニータがマーケティング専門の100%子会社「株式会社トリニータマーケティング」を設立したというもの。

Jリーグクラブ初の取り組みであり、今後のサッカービジネスの成長を予感

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アスリートのセカンドキャリア問題とかいう都市伝説

アスリートのセカンドキャリア問題とかいう都市伝説

ここで、はっきりさせておきたいのは「アスリートのセカンドキャリア問題はあるのか問題」(meme の山浦さんから借りた表現)です。つまり、スポーツから、スポーツ以外へとキャリアを動かすとき、本当に、そこには「問題」と呼ばれるようなものが発生しているのか?です。

これは、体育会学生の就活も同じです。

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キャリア選択の条件を「お金」と「やり甲斐」に分けるとします。

まずは「お金」につ

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革命を始めた兄弟たち

革命を始めた兄弟たち

2015年以降、井筒のマインドシェアを急激に独占してきたのは、 須藤岳晟と大谷真史という二人の後輩です。少なくとも、大卒初任給分くらいの僕のマネーは、彼らの胃袋に飲み込まれています。

今日はマーシーこと、大谷真史のブログを紹介するためのブログです。

マーシーとの出会いは、数年前、大学4年生のリーダーに向けた Criacao セミナーでした。彼は既に卒業を控えていましたが、ひとつ下の学生たちに紛

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25mを泳ぎ切れ。

どれだけ雑念をなくして目の前のことに集中できるかだと思う。

小学生の頃水泳の授業で25m泳げないと泳げるまで夏休みに登校させられる制度があった。

二人目の「考える人」になってしまうほど「休みとは一体なんなのか」と疑問に思いながらもしぶしぶ追試を受け、夏休み中盤に差し掛かった頃なんとか25mを泳ぎ切ったのだった。

僕が泳げなかったのは体に力が入りすぎていたのと息継ぎのタイミングが悪いのが原因で

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