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神話・伝説 旅と考察

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「神話伝説研究家」としての本文。日本全国、ときに世界の神話伝説を研究・考察し、伝承地へ足を運ぶ
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2017年12月の記事一覧

冬至と古代の巨石遺構

冬至と古代の巨石遺構

本日は、冬至。日の出から日没までの時間が、一年の内で最も短い日である。

古代人にとって、冬至は非常に重要な意味を持っていた。
それは、古代人が世界中に残した、様々な遺構によって明らかである。

例えば、アイルランドにある、世界遺産の古墳、ニューグレンジ。

ケルト神話では、愛の神オィンガスが住む場所とされるが、この古墳は、ケルト人がアイルランドに渡って来るよりも、はるかに太古から存在する。築造年

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「神道」の確立と中華思想、そしてそれ以前のシャーマニズムと伊勢の深層

さる人と、神道についてのやり取りがあり、またも長大な文を書いてしまったので(苦笑)、これまた独立したコンテンツとして、noteに記載します。

神道とは?伊勢の神宮とは?なかなか難しいテーマです。非常に多面的であり、ここに書いたことは、その一面でしかありません。しかし、あまり一般には知られていないことです。
伊勢の神宮の、私が思う深層については、最後の方に書きました。

また、先にかいつまんで書き

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神道史から現状の神社をマクロに見る

例えば歴史を振り返ると、伊勢の神宮とかも、鎌倉時代か南北朝くらいには、朝廷からの出資も途絶えます。朝廷自体が経済的に没落しますから。

そこで、独自に生計を立てて行く訳です。神仏習合も進み、伊勢神道という独自の教義も唱えられました。

御師という神職も全国に派遣されて、お札を売ったり、お伊勢参りを案内したりしました。彼らが持ってくるお札が入ったお祓いした箱に、古いお札を入れたりしたので、「

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富岡八幡宮の事件-元神社に奉職していた者の立場から、一言

殺された富岡八幡宮女性宮司のブログ 最後の記事
https://ameblo.jp/tomiokashrine/

まあ、元内部にいた人間から言えば、神主っては人格の腐った者が多数いる。

生まれつき事実上高い地位にあったり、そうでなくとも長年高い地位にあったりして、自我が肥大した結果、腐って行く事もあるし、特殊な世界とは言え、現代社会の倫理と乖離している事も認識していない事が多い。これを機に猛省

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先日古式を伝える年に一度の鎮魂祭での祈願をした、島根県大田市の石見一宮・物部神社より、お札や撤下品が届きました。ヒトフタミヨイツムナナヤココノタリ。
#神社 #神道 #祭 #物部 #島根 #山陰