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相手をやり込めるということ〜『有吉の夏休み2023』を見て思ったこと〜

相手をやり込めるということ〜『有吉の夏休み2023』を見て思ったこと〜

(下書き保存していたらその間にジャニーズ事務所に大きな動きがあった。いろいろ思うところはあるが、今日のところはご容赦いただきたい。)

「有吉の夏休み2023」という番組をある程度楽しみに待っていた。推しのふっかさん(SnowMan深澤辰哉さん)が出演するからだ。親しみを込めてあえて呼び捨てにさせてもらうが、有吉なんて進んで見ようとは思わない。彼が何者だというのか、この人は何をした人か、と夫は酒を

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下垂体腺腫摘出術後1年の受診を終えて

下垂体腺腫摘出術後1年の受診を終えて

下垂体腺腫摘出術後1年が経過しました。もうすっかり慣れっこのMRI検査を受け、再発兆候なしの結果でした。教科書で見かける、文字通り下向きに小さく垂れた「下垂体」が、そのものの形をして、ちょこんと写っていました。先生にお願いして術前の画像を見せてもらいましたが、何が何やら分からないもこもこの腫瘍組織が鎮座していたのを改めて感じ入りました。

今はそんなことあったっけ、と言うほど元通り以上に元気に暮ら

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傷ついてかかりつけ医を変わった話

傷ついてかかりつけ医を変わった話

駐車場にある、その医院名等が書かれた看板の下に、祭りの時に通りに吊るされる「シデ(紙垂)」のように、小さめの白い紙が何枚も貼られ、強めの風に吹かれてビリビリと音を立てて旗めいている。思わずその光景に目を奪われた。運転中の信号待ちで良かった。風に揺られて、何が書かれているかよく見えない。風の向きで見え隠れする字を解読すると、「P C R し て ま せ ん」。紙1枚に一文字ずつ印刷されて、風で

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2022年の紅白歌合戦を見て

2022年の紅白歌合戦を見て

私の中の注目ワードは高齢化社会。
紅白歌合戦を見ていて感じたことだ。
比べてはならないとはいうものの、永遠の若大将、加山雄三さんが85歳でしっかりと舞台に立ち、歌詞を覚えて、伸びのある歌声で歌われる。下を流れる白いドライアイスに足元を奪われそうになり「おや、あれ?」と言われるが、いやいや、どうして。何とか踏み止まる。NHKの昔の番組名ではないが「お達者」で羨ましい限り。歌い終わられた時、テレビの前

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女子中高生にいいようにあしらわれた話

女子中高生にいいようにあしらわれた話

「全然、ダメだ…」

毎年、この時期にイルミネーション撮影に精を出していた。仕事の帰りに寄りやすいこともあり、全エリアの全灯撮影を目指して頑張ってきた。一番燃えていた昨年、Instagramキャンペーンに何点も写真を投稿、応募してみたが、箸にも棒にもかからず。
今年は少ししょげて、1日、1エリアだけ選んで撮影に挑戦することにした。事前にイルミネーション撮影に向くカメラ設定を確認して撮影してみるが、

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紫陽花の季節に起こったこと〜突然夫が〜

紫陽花の季節に起こったこと〜突然夫が〜

いつもはつまらない文章にたくさんの絵文字の付いたメールが来る。
だが、不在となってから初めて、やっと来たメールは「ありがとう」に絵文字が2つ、合計7文字。
これほどいつもと違うということを示す事象があるだろうか。やっと打ったであろう7文字を見て、珍しく泣けてきた。夫、何やってんだか…。

すべては運命なのか。運命という言葉がふさわしくないなら、巡り合わせか。とにかく、全てのことに何か大きな力が働い

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病気を経てからの職場復帰に思うあれこれ

病気を経てからの職場復帰に思うあれこれ

何とか、職場復帰した。いつも仕事で使っている印鑑の日付は1か月前で止まっていた。

「今日からまたよろしくお願いします。」

せめてものお礼に菓子折りを持って出社した。久しぶりに会う職場のみなさんの顔が懐かしい。

「大丈夫ですか?」
「無理なさらずに」
「顔が見られて良かったです」
「ちょっと痩せられたんじゃないですか?」
「いろいろありました。聞いてほしいことがたくさんありますよ」

みなさん

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一期一会

一期一会

「一期一会
一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。」

ネットの辞書にはそう載っていた。

「一期一会か!先生にとっても、ここでの成功体験として心に残るじゃろ!なんたって術後の第一声がイケメンじゃもの(^^)」

これは、退院後診察を終えて送ったメールへの母からの返信。

麻酔から覚めた時に「イケメンですね」と言ったのはせん妄ではなかったと思いたい。

久しぶりに見た担当医は、やっぱりド

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病のわらしべ長者〜思いがけない病気が見つかるまで〜

病のわらしべ長者〜思いがけない病気が見つかるまで〜

個々の病気の内容までここで公開するのは躊躇していたのでこれまで詳細について述べなかった。

しかし、入院、手術、退院を経て落ち着いたところで、なぜこの病気が見つかったか、について述べてみてもよいかという思いに至った。

何かの参考になればと思い投稿する。お互い、身体に気をつけましょう、ということで。

職場の健康診断時に職場の眼科医から「狭隅角」(突然緑内障発作を起こし、ひどい場合は失明の危険性が

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デパートの思い出

デパートの思い出

片田舎に住んでいるから、幼い頃から、市内中心部のデパートに買物に出かける時、「街に出る」と言っていた。

八丁堀の3つのデパート、三越、天満屋、福屋のうち、天満屋はなくなってしまった。庶民のためか、三越は敷居が高くて「よう入らん」。

幼い頃、母に連れられて三越前のバス停からバスに乗ってピアノのお稽古に行っていたっけ。特別に買ってもらえるコーンのアイスクリームが楽しみだった。

その他、昔から大食

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20回以上目の結婚記念日〜夫婦に海老天理論をご紹介〜

20回以上目の結婚記念日〜夫婦に海老天理論をご紹介〜

「ここまで、ようやって来はりましたなァ…」

大好きなお笑いコンビ、かまいたち。ボケの山内さん(島根県出身)の話す、関西出身ではない人が使う関西弁風に二女が言ってくれた言葉が最も適切な表現だ。

今回のテストも苦戦していた二女。しかし、数学や物理よりもっと大事なことを分かっていらっしゃる。

23回目の結婚記念日だった。仰々しいイベントはなし。夫が買って来たおケーキを個食して終了。

「仲睦まじい

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栗林良吏選手と『コーヒーとシロップ』

栗林良吏選手と『コーヒーとシロップ』

♫嫌なこと全部飲み干して
その場をただただやり過ごして
カップの底見つめ
ふがいなさのシロップを落として
とにかく全部飲み干して
いつかは全部吐き出して
それで笑って、歌っていられたらな♫

作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
「コーヒーとシロップ」
歌詞より引用

先日、久しぶりに娘も野球観戦に加わった。
「思わず一緒に歌ったよ。ヒゲダンの曲を選んでくれるなんて、うれしいねぇ〜」。

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オリンピック開催ありきの流れを汲むある私立学校の決断に物申したい

オリンピック開催ありきの流れを汲むある私立学校の決断に物申したい

このままだと毒を吐いてしまいそうだ。
毒にも薬にもなる。
私は縮瞳、隣は散瞳。
私はサンピロ、隣はミドリンP。
反対だったら、大変なことになる。
β遮断薬とβ作動薬。

尾身さんはパンデミックと言い、橋本さんは分断をスポーツで一つに、と言う。
私は尾身さんの言うことは至極自然に受け入れられるけど、テレビでは尾身発言に不快感と言っている。
国がオリンピックをすると言っている。

だから、ある私立学校

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コロナワクチンと蜘蛛の糸

コロナワクチンと蜘蛛の糸

戦争を経験したことがない。平和学習の一環で人から話を聞くか、ドラマや映画を見て、思いを馳せるのが精一杯だった。
あるいは今もある危険な地域に自ら出向いて人々のために働くということをしているわけでもない。

そんな私が敢えて軽率な発言をするが、今の状況を考える時、ふと「戦地に赴く」という、漢字テストで出てきそうな例文が頭をよぎった。

全国民がトリアージされていく。最も危険な任務を担う人たちは先に武

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