アゴーストストーリー

【ネタバレあり】映画『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』感想【あなたの家にもゴーストはいるかもしれません】

こんにちは。これです。今回のnoteは映画の感想になります。今回観た映画は『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』。日本では去年の11月に公開された映画です。かなり遅れての感想ということで、もういいかなと思い、今までになくネタバレ満載となっています。なので、できれば映画を観てからお読みいただくことをオススメします。

では、始めます。今回も何卒よろしくお願いいたします。

―あらす

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【映画】「A GHOST STORY」死後の世界についての、ひとつの美しい答え

死後の世界があったいいなと思っている。死んだら全部終わりなんて耐えられない。輪廻転生もしたくない。この経験と記憶を持ったままものを見たいし、なにかを考え続けたい。忘れたくない。ずっと私でいたい。じゃあ天国があればいいのか、幽霊になりたいのか。あまり望みすぎると叶わない気がするので、その辺りはぼんやりしたままだ。

日々そんなことを考えている私にとって、この映画はひとつの信じてもいいと思える答えを見

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A GHOST STORY について考える

12月28日のデイキャッチャーボイスでの宮台真司氏のA GHOST STORY についてのコメントを聞いて、興味を持ち観てきた。
宮台氏のコメントを踏まえて、考えたことを書いていきたい。

結論は、
本作品は、土地の記憶に関する物語 と 男が一歩を踏み出すまでの物語という2軸があり、どちらも最終的に、偏在する存在の肯定=世界の意味の肯定 という形で統合される
というものだ。

以下、詳述する。

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[ア・ゴースト・ストーリー] "A GHOST STORY" (2017)

公開前から、「ムーンライト」や「レディ・バード」などを配給してきた映画会社「A24」の新作と知って気になっていた。あらすじを読んでも、ホラー…では、ないね?というようなくらいしかわからなかったけれど。気づいたら公開されてて、しまったもう1ヶ月経って終わってしまう!と焦って師走のうちに観ました。

夫Cと妻Mが、田舎にぽつんと建つ静かな家に住んでいる。でもある日、不慮の事故でCが亡くなる。そこから、

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ア・ゴースト・ストーリー

"不慮の事故で亡くなった夫が幽霊となり残された妻を見守る。"なんてベタそうな話どうやって面白くするんだろうって思ってたんです。そしたら、想像してた道筋から大きく逸れて、アクロバティックな経路である人生(というか人にあって人に非ずなんですけど。)が描かれて、それでも用意されたゴールによりとても普遍的(ある意味ベタ)な結末に行き着くという。ベタさと斬新さとか、マンガっぽさとリアルさとか、ホラーとラブ・

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映画『ア・ゴースト・ストーリー』と地縛霊の気持ち

わたしには霊感が無い。でも地縛霊の気持ちはほんの少しわかる。

営業として働いていたとき、頑張りすぎて倒れた。体を壊した。同時に夫の転勤が決まった。
元気なままだったら単身赴任してもらって、わたしはその当時の会社に勤め続けていただろう。
ただ、大げさではなく死にかけたので、さくっと退職を決めた。決めたものの、倒れる前兆はなかったし、転勤の話もそれまで出ていたわけではなかったので、退職日の夕方もぽか

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『ア・ゴースト・ストーリー』:アーカイブする亡霊たち【1/2 an Hour Challenge Essay】

11月に見た映画の中でかなり強烈な印象を残したのが、『ア・ゴースト・ストーリー(原題『A GHOST STORY』)』だ。昨年のサンダンス映画祭で注目を浴びた作品で、私も予告を見て釘付けになってしまった。なんといっても、シーツおばけが可愛すぎる。

シーツをかぶったおばけ役をケイシー・アフレック、その夫に先立たれる妻をルーニー・マーラが演じている。監督はデヴィット・ロウリー。ちなみに製作は『レディ

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A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー

"生きてるの"と"死んでるの"

境界線はどこにある?

"感情"と"意識"

違いの定義は何?

人間が考え出した全ては

人間にしか当てはまらない

時間も場所も空間も

人間以外の全てと共有してるのに

全ての時間を彷徨ってる何か

全ての空間に存在してる何か

存在を肯定する理由

存在を否定する理由

何にでも理由はあって

理由がないと"無"にはなれない

望んでも望まなくても

理由

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