文藝賞と太宰治賞、かばんが無事だったこと、お見舞いありがとうございました、などの一日。#kurukeredo

2019年6/18(火)2947

http://aday.online/2019/06/06/masuno-29/
二丁目の一夜の一首、
更新報告、わすれてました。

きのうの日記、
私のかばんが無事だったことは、
伝わらなかっただろうか。
おかげさまで無傷でした。
今まで、
なくしたものが出てこなかったことは、
何度もありました。
家賃の入った財布を置き引きされたり。

https://twi

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山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』(河出書房新社)

我が国の大地に、ブラジルへと続く、底のない穴を空けましょう。「なぜそんな穴を?」「だって近道じゃありませんか」

昨年、文藝賞を受賞した山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』、朝日新聞の書評で取り上げられていたので気になって読んでみた。地球の裏側まで通じる穴を掘っている人、の話ではなく、地球の裏側まで通じる穴をうがつことを企画立案した官僚の思いが、長年かけてとうとう具体化。彼の没後とうとう着工され

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16年間で7度読んで初めて気づいたこと ~綿矢りさ『インストール』~

17歳の現役女子高生・綿矢りさが2001年に著した処女作『インストール』。
女子高生と小学生男子がタッグを組んで、風俗嬢「みやび」になりすまし、男性客とチャットをする物語を久々に読み返したところ、自分が大人になったから気付けたことがあった。

主人公の女子高生「野田」は、思春期によくある「人生の迷い」すなわち、冒頭に提示された「私、毎日みんなと同じ、こんな生活続けてていいのかなあ。みんなと同じ教室

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さくらさく、とかいっちゃって(笑)富士の見えない富士見町だった
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小説を書くモチベーションが上がらない問題を深掘りして考えてみた

今日の午後にコーチングを受けてみることになった。きっかけは、小説書く仲間の井口可奈がうけていたからだ。 

そして、コーチングを受ける前にちょっと考えを整理しておこうと思う。

■小説を書く理由、賞に応募する理由

昨日も書いた通り、小説を書く理由は
・自分の幸せ、納得、自己探求、人生の棚卸し作業

賞に応募する理由は
・箔をつける
・適切な読み手、仲間を見つける

だ。

で、

「なんとなく、

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今日中って言ったら明日の朝までに送ればいいのは太陽のせい
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なぜ小説を書くのか、と、なぜ文学賞に応募するか

※投げ銭制です。最後まで無料で読めます。

小説が書けないなーーーと思っている。応募予定の文藝賞の締め切りは一か月後で、10万字(予定)中3万字しか書けていない(しその3万字も改築予定)だから普通にヤバい。

長らく放置中だったんだけど、今日は久々に手を入れることが出来た。でもあまりの大工事になりそう、つまり1月までの私の考えがいかに甘かったかに気付いて「あ~~~~面倒臭――」ってなってる。なんで

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「新聞に載れば翌日ゴミになる」「それなら僕はゴミ箱になろう」
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「純文学の小説家になりたい」女の子の悩み相談に乗りました(お悩み相談シリーズ3)

質問相談コーナー第3弾!

今回は「小説家になるためのモチベーション」について回答してみたよ! 

・小説家になりたい人

・クリエイターで、「俺の作ってるものは良いのに、なんで売れねえんだ! そこらへんの有象無象のやつらと俺は違うのに!」と悩んでる人

・モチベーションが湧かない人

には資する話なんじゃないかと思います。

小説とか書くことについての質問は、答えてて楽しいから、ぜひみんなも送っ

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かばん買う かばんが入るかばんより大きな袋にかばんが入る
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【長編小説】音楽の花嫁 19(最終回)

初回はこちら https://note.mu/rayshibusawa/n/n72bb8b7cdf6c

通夜と葬式はつつがなく行われた。最後、煙となったおじいさんを火葬場の外から眺めると、やっと肩の荷が降りたように思って安心してしまった。葬式は疲れる。兄も同じように感じていたようで、慣れないスーツのネクタイを緩めてシャツを腕まくりして、「あちー」と言って手であおいだ。母はそんな私達を見ながらくす

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今日中って言ったら明日の朝までに送ればいいのは太陽のせい
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【長編小説】音楽の花嫁 18

初回はこちら https://note.mu/rayshibusawa/n/n72bb8b7cdf6c

「おじいちゃんは……お父さんは、フルートの名手だったらしいのよ。その道で食べていこうと考えていたくらい、でもその前に戦争にとられちゃったらしいんだけど。でも私は一度もフルートを吹いているところを見たことが無かった。それどころかお父さんは、ラジオでクラシックがかかると顔をしかめて消すくらいだった

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ボロを出すことこそボロを出さぬこと私はロボットではありません
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【長編小説】音楽の花嫁 17

初回はこちら https://note.mu/rayshibusawa/n/n72bb8b7cdf6c

その時の彼の表情の変化――一瞬の出来事だったそれを私は一生忘れないだろう。まるで卵を奪われた雌鶏のように怒りで顔が膨らみ、私に掴みかかるほどの血の気で沸き立ったと思ったら直後、悲しみと安堵と諦めとがいっしょくたになって一気に顔の上を通り過ぎるように青ざめ、しぼんでいった。そして彼の顔はまるで支

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「新聞に載れば翌日ゴミになる」「それなら僕はゴミ箱になろう」
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