新聞奨学生

真っ当な目的で真っ当に留学している者を真っ当に扱えというごく当たり前の話

新聞配達、裏に留学生の過酷労働 出井康博さん「新聞記者は取材して」 - 弁護士ドットコム

正直、上記記事を読むまでは、出井氏に対しては「ミソもクソも一緒に留学生事情を論じやがって」と、否定的な見方しかできませんでした。
なぜならば、私は、彼がよくやり玉に挙げる「朝日奨学生」を実際に教えたことがあるからです、ベトナムで。

もちろん中には多少チャラい学生もいましたが、私が教えた限り(2期にわたり

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僕が尊敬している経営者のお話

【母の日になると思い出す人】

こんにちは。

豊島(とよとよ)です。

今日は母の日ですね。

日頃の感謝を込めて今日はカーネーションを買って帰ろうと思います。

しかしながら今日のnoteは母に関する話題ではなく、

僕の尊敬している経営者について書こうと思います。

それはなぜか? 僕が母の日になると真っ先に思い出すのがその経営者の方であるからです。

そして毎年、母の日には家族に対して感謝

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第170号『チェイサーゲーム 外伝 -此の花サクヤ編-』

古荘サクヤはお年頃だった。

古荘は“フルショウ”と読む。が、そういえば2年前に熊本から東京に出てきて誰からも正しく名字で呼ばれたことが無い。

みんな“フルソウさん?”とか“コソウさん?”なんて間違えるので訂正するのも面倒くさくなってきたので“サクヤでいいよ”って言ってるうちに本当にそうなった。

サクヤは仲の良い両親の元で育ちすくすくと大きくなったが、高校の卒業が近づいてくるとだんだんと熊本の

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私もそんなあなたが大好きです!ありがとうございます。
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私の新聞奨学生生活⑶過労・うつ・自殺未遂・産婦人科・退会編

2年目の終わり頃から、私はだんだんおかしくなった。

身体が思うように動かない。配達後にお腹空いているはずなのに、ご飯を食べたくない。疲れているはずなのに寝付けない。なんだかすべてがかったるい。

自分の立つ地平線がどんどん沈んでいって、いつもだったらとても遠い深いところにあるはずの「死」が地続きになる。毎晩、目線の先にある「死」の野原を眺めながら、つかの間の眠れない夜を過ごした。

そうして6月

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私の新聞奨学生生活⑵パワハラと給料未払い編

配属先の販売所には、ほんとうにさまざまな境遇の学生がいた。父親が突然失踪した学生、借金を抱えていた父親が急死したという学生、小さい頃から母子家庭で父親が何人もいるという学生…両親の工場経営が傾いたという私などまだまだ甘ったれている、と思えるほど、壮絶な学生が多かった。

そしてどの学生からも、「自分の力で人生を歩んでいくんだ」という気概がほとばしっていた。誰も助けてくれない、自分の力だけでどうにか

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私の新聞奨学生生活⑴セクハラ編

「火のないところに煙は立たない」なんて嘘だ。おとなが本気になれば、火の気のないところに煙を立たせるなんて簡単なこと。そして轟々と燃え立たせて、飛び火させて、女子学生ひとりの人生を燃えカスにするなんて朝飯前。

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新聞奨学生の朝は早い。午前2時半には起きて店内の自転車を表へ出し、作業台を広げ、受け入れ態勢を整える。そこへ2時50分、配達車が止まり、道端へ印刷した

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【餅は餅屋、チンピラにはヤクザ】ワシの自宅浪人記

ワシの初恋や浪人時代の回顧録について、最近お話したお友達より「すげーオモロイ、続編見たい」と言っていただけたので、書いてみようと思う。

・自宅浪人編(二浪目の話)
・自暴自棄、デート屋など、夜の人編
・バブルでウハウハ時代編
・慰謝料で学費ゲット編

など、考えておるが、今回は自宅浪人編。

一浪目は、新聞配達をしながら、代々木ゼミナールに通ってた。ワシは現役時代、シャイニング・ブライトネス・バ

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【新聞奨学生という良さげな制度】ワシの若き日の思い出

初恋に続いて、今回の関西旅行で思い出した甘酸っぱい話をログのために残そうと思う。

昨日、2年ぶりに新幹線に乗って大阪に訪れた。大好きな川崎フロンターレの優勝を見届けるため。試合には負けるも優勝争いしていたサンフレッチェ広島も負けたため、フロンターレが優勝することとなり、見事優勝を見届けることが叶った。これは人生における嬉しい思い出の一つとなった。

で、今回の旅行はフロンターレの優勝以外にもも

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「おまえ、もう処女じゃないな」と街角で叫ばれた夕方

そのひとは、なんて丁寧な言い方をしなくてもいいだろう。そいつは、夕闇迫る街角で、すれ違いに挨拶をした私を見送り、わざわざ振り返って離れた私に、大声で、低いくせによく通る大声でこう叫んだのだ。

「あ!おまえ、もう処女じゃないな?セックスしたな??」と。

大学近くの学生街の一角。元気な学生たちと、夕方の買い物客の人ごみの中、その声ははっきりと響き渡って、私は硬直した。

あの時私の横にあった銀行の

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音の記憶。夜明け前。

夜の部屋にやわらかな音が聞こえる。

太く大きめの音は夫の寝息。小さくて細いのは、今布団に下ろしたばかりの小さな息子の寝息。

母になった体には、細切れ睡眠でも深く眠れるホルモンが出る、なんて聞くけれど、夜中の授乳はそうは楽じゃない。それでも、私の体からにじみ出るものをぐにゅっぐにゅっと飲んで寝入っていく様は、疲れに見合うだけの満足をもたらす。

2つの寝息に私のため息を混ぜて、私は夫の隣に横にな

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