湯浅政明

湯浅政明監督とヒーローの誕生②:『きみと、波にのれたら』後編

「泣き虫」のヒーローから託されたバトン:『DEVILMAN -crybaby-』

2017年にNetflixでアニメ化された『DEVILMAN -crybaby-』は、ピンポン以上にラディカルな変更が加えられており、物語の着地点も大きく異なります。

時代設定を現在に設定するにあたって、サバトに同性愛者を自然に配置したり、BEAMSやプロのラッパーに依頼したりした点が評価されました(しかも物語に

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湯浅政明監督とヒーローの誕生①:『きみと、波にのれたら』中編

後半は、『きみと、波にのれたら』のメインテーマである「ヒーロー」について、湯浅監督の過去作を踏まえながら分析します。長くなってしまったので中後編の二つに分けました。

象徴としてのキャラクター

湯浅監督のアニメでまずもっとも目を引くのは、独特なパースと色使いでしょう。陰影をつけないフラットでミニマルなデザインに、現実とは異なる不自然な彩色を施し、物理的な価値観を無視して縦横無尽にパースを変えるた

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第28回週間映画興行収入ランキング(2019年6月第4週)

【第28回週間映画興行収入ランキング(2019年6月第4週)】

今週のランキングは「アラジン」VS「ザ・ファブル」。
「アラジン」のV3か?
「ザ・ファブル」の初登場1位か?
また、「X-MEN ダーク・フェニックス」、「きみと、波にのれたら」は果たして何位にランクインできるか?

「エンタメの殿堂」では最新の週間映画興行収入ランキングを毎週金曜日に配信していきます。
また、「エンタメの殿堂」の

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古典を学びたければ、「ほぼ日の学校」に駆け込もう!

連日、映画「きみと、波にのれたら」に思いを馳せていますが、ここらで小休止。
古典について考えてみます。
なぜ古典なのかと言うと、ぼくが最近ハマっているから笑。
シェイクスピアめちゃくちゃおもしろいっす。
月1冊ペースで読んでいて、
4月〜6月までの3ヶ月で3冊読んじゃいました。
「ロミオとジュリエット」から始まり「ヴェニスの商人」、「十二夜」を読みました。
どれもめっちゃよかった…!
一番好きなの

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「夜明け告げるルーのうた」が好きな人は「きみと、波にのれたら」も楽しめるよ。

タイトルの通り、湯浅監督の「夜明け告げるルーのうた」が好きな人は
「きみと、波にのれたら」をめっちゃ楽しめるはず。

なぜなら、「カイがルーと過ごせなかった時間を描いているから」。
若干ネタバレになりますが、カイはルーと長い時間を過ごすことができなかった。
本当はもっと、ふたりの時間を過ごしたかったし、思い出をたくさん作りたかったはず。でも、それは叶いませんでした。
だから、物語の終盤でルーを探す

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「きみと、波にのれたら」のお芝居に思いを馳せる。

「きみと、波にのれたら」の主演キャストに、有名な声優はいない。

キャスト発表を見て、不安に思った人がいたかもしれないけど、
ぼくは全く心配していなかったし、むしろ嬉しかった。
なぜなら、前作「夜明け告げるルーのうた」において、お芝居のクオリティが非常に高かったから。
声優未経験に近い役者が声を当てていたにも関わらずだ。
ルーパパを演じた柔道家の篠原さんは、その最たる例だろう。
映画をご覧になられ

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「きみと、波にのれたら」の映像美に思いを馳せる。

さて、今日は「きみと、波にのれたら」の「映像美」を切り口として、感想を書いていく。

前作、「夜明け告げるルーのうた」で見せた素晴らしい水の表現。
今作は「波」がキーポイントになるので、どんな風に描かれるのか、とても楽しみにしていた。
「波が生きている」。
ぼくはこの映画を見て、そう感じた。
躍動感、生命力、優しさ、厳しさ、暖かさ、冷たさ、すべてを波で表現していた。
これだけハイレベルのアニメーシ

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「きみと、波にのれたら」。とっても素敵な映画でした。

全身全霊をかけて、見てきました。
ついにこの日が来たか、いや来てしまったか。
どうしよう、いよいよ見れるんだ!
でも、この楽しみをもう少し取っておきたい。
…と複雑な気持ちで1日を過ごしておりました。
今日受けた訓練校の授業はほとんど頭に入ってないです、ハイ。

さて、今日のnoteは、ネタバレなしで全体的な感想を書いていこうと思います。
多分、今週1週間は「きみと波にのれたら」についてずっと書き

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あのときの、あいつが。

身のまわりの変わり者がどうなっていくのか、を眺めるのは、もしかしたら人生の楽しみのひとつになるかもしれない。

初めて『ピンポン』を観た。映画のほうでなく、アニメのほうを観た。

『夜明け告げるルーのうた』をきっかけに、『夜は短し歩けよ乙女』『DEVILMAN crybaby』『四畳半神話大系』という順番で、湯浅政明の手がけた作品を観てきたが、その流れで『ピンポン THE ANIMATION』を。

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シネマカフェテリア第3回今回紹介する映画は「夜明け告げるルーのうた」です。

シネマカフェテリアへようこそ!
このネットラジオではマスターのささやんのお勧めの映画を紹介していきます。

※※シネマカフェテリアではお便り、リクエストを受付中。※※

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