銀座メゾンエルメス

「うつろひ、たゆたひといとなみ」湊 茉莉展

うつろひ、たゆたひといとなみ
銀座メゾンエルメス
2019.3.28(木)〜6.23(日)
パリを拠点に制作するアーティスト、湊 茉莉の日本における初の個展を開催いたします。
展覧会『うつろひ、たゆたひといとなみ』は、「うつろいゆく世界と人々の営み」を意味するタイトルで、通常のギャラリー展示に加え、メゾンエルメスのガラスブロックのファサードにも絵画を描き、建物の内外で変化する時間や光の流れを描き出

もっとみる

その時間、その空間でしか生まれない音と人とのセッション

向井山朋子さん(ピアニスト・美術家)の
ピアノを最終日に銀座のメゾンエルメスフォーラムへ聞きに行きました。

24日間の会期中、パフォーマンスのスタート時間は、毎日1時間ずつズレていくという今までに出合ったことがないアプローチ。 午前11時スタートで1時間半ほどのパフォーマンスをそばで観ることが出来ました。向井山さんの顔の表情、鍵盤を力強くひく手の筋、解き放たれる瞬間の息づかい…ビアノの音を創造

もっとみる

「ピアニスト」向井山朋子展で、深夜に春の気配を感じた話

24日の会期を終えるとき、時間はもとのギャラリーの時間へと戻ってきます。しかし私たちの時間は、どこかでずれてしまったまま、息苦しい静寂とともに新しい季節を迎えることになるでしょう。

(メゾンエルメスWebサイトより)

春になりかけの気配が、どうにも苦手だ。
先輩が部活から引退してしまうときの空気などを思い出して、もう戻らない時間のことがしきりに気になって、胸がいっぱいになってしまう。やり過ごせ

もっとみる
おすすめ漫画:青のフラッグ(一押しの群像劇。人の見方がきっと変わる)
9

【Art】銀座メゾンエルメス 「ピアニスト」向井山朋子展

この展覧会の情報を知った時から湧き上がる興奮を胸に、絶対に行こうと決めていた銀座メゾンエルメスの「ピアニスト」向井山朋子展。

立春の翌日、正午から始まったそれは一日一回数時間の開催、そしてスタート時間が毎日一時間ずれていき、24日後、元の時間に戻るという会期。

〝24日の会期を終えるとき、時間はもとのギャラリーの時間へと戻ってくる。しかし私たちの時間は、どこかでずれてしまったまま、息苦しい静寂

もっとみる

わたしの存在と透明性

自分の存在について誰もが一度は考えたことがあると思う、少なくともわたしは考えている。生まれたその瞬間から、人間はその身体が存在することを強いられて場所を取る。自分がいなくても世界は何も変わらないと感じることもあるけれど、そこに物体として存在していたという事実は不変だ。自分以外は自分にはなれない、そんな思春期の延長のようなことをわたしは延々とやっている。

「あなたの存在に対する形容詞」ミルチャ・カ

もっとみる

『血を吸うカメラ』

『血を吸うカメラ』
1960年、イギリス
監督:マイケル・パウエル

at 銀座メゾンエルメス ル・ステゥディオ

—-

原題『Peeping Tom』=のぞき魔

鑑賞後、隣にいらっしゃったマダムが、
「あーん、気持ち悪いの見ちゃった〜」
と、声に出して言っていました。

たしかに、これは気持ち悪い映画です。

主人公は、最高の恐怖を撮るために、殺人を繰り返します。

当日配布されたパンフレッ

もっとみる