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サッカー。日本代表。Jリーグ。アルビレックス新潟。カズ。イビチャ・オシム。イチロー。ク…

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サッカー。日本代表。Jリーグ。アルビレックス新潟。カズ。イビチャ・オシム。イチロー。クリント・イーストウッド。タモリ。伊坂幸太郎。映画。本。ポップミュージック。

記事一覧

小野伸二

小野伸二。笑顔。いつも。 見る人を幸福にするフットボーラー。 小野伸二に関する個人的な二、三のことがら。 小野伸二のJリーグ初ゴールを生で見た。 小野伸二のW杯初…

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5か月前

櫻井敦司さん

人から薦められたポップミュージックを好きになる、ということはそんなに多くない。 ラジオで聴いて、これはいいぞと深掘りし、好きになる。そうやって育ってきた。 例外…

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6か月前

ジャパン アルゼンチン

エモーショナルな試合だった。 トーナメント進出をかけた大一番で、新戦力が躍動した。アマト、斉藤直人、ディラン・ライリー、フィフィタ、ナイカブラ。ミスもしたけれど…

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7か月前
1

日本 サモア

サモア戦後の姫野主将「ホッとしました」 同感だ。勝ててよかった。 イングランド戦、ジャパンは前半は互角のスクラムで、少なからずイングランドを焦らせたが、後半の後…

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7か月前

超ラグタイム 日本 vs イングランド

NHKの #超ラグトーク が、超おもしろい。 これまたNHKの #明鏡止水 の岡田准一は最高なのだが、超ラグトークでも、その造詣の深さっぷりを惜し気もなく、だだ漏らしている…

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7か月前
1

ラグビーW杯 日本vsチリ

中村亮土は試合後「ホッとしました」。Twitter「みなさん安心してぐっすり寝てください」 正直な気持ちだろう。 ラグビーファンは心配だった。強化試合で結果も内容もよ…

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8か月前

ディランを見て死ね

目を閉じて聴く。 椅子にかけて体を小さく揺らしながら。 いつのまにか曲が始まって、唐突に終わる。 旋律らしきものよりも、言葉と声がある。 それを乗せる舟のような演…

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1年前
2

演奏家 坂本龍一

「彼は演奏家ではなくて作曲家なんだよね」 30年以上前、同じ芸大卒の、ゼミの先生のコメントだ。たしかその後に続いたのは「だって作曲科なんだから」 演奏も作曲もでき…

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1年前
2

演奏家 坂本龍一

「彼は演奏家ではなくて作曲家なんだよね」 30年以上前、同じ芸大卒の、ゼミの先生のコメントだ。たしかその後に続いたのは「だって作曲科なんだから」 演奏も作曲もでき…

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1年前
6

理容師さん

今年、私は大切な人を突然失った。 20年以上、毎月、髪を切ってもらっていた理容師さんだ。 最後にカットしてもらって、次の月の予約もした日の一週間後に、急病で亡くな…

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1年前

足りないもの

延長の後のPK戦でクロアチアに勝てるイメージはなかった。そこでいつもクロアチアは勝つからだ。 2010年、日本はトーナメントでパラグアイにPK戦で負けた。10回やったら4…

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1年前

軟水と硬水と炭酸水

1998年6月のことだ。 スイス、レマン湖のほとり、ローザンヌを訪れた。 晴れて暑くなり空気は乾燥していた。のどが乾いていた。水が飲みたい。コーラではなく、水が。 私…

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1年前

リチャード・ジュエル

https://youtu.be/1Wj5ggfpfPw 仕事論では「何のためにやるのか」の大切さが語られる。目的と手段をはき違えるな、と。 エディー・ジョーンズはオフロードパスを禁じた…

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4年前
1

パラサイト

「創造性とは楽しんでいる知性のことだ」 どの本で読んだんだっけ?アインシュタインが言ったのではない、まではおぼえているのだけれど。 「私が若い頃、英語を勉強し…

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4年前
2

グレタ たったひとりのストライキ

グレタ・トゥンベリの行動、発言にどう反応するか。彼女の親以上の世代の、気候変動やSDGsにいくらかでも関心を持つ人間にとっては悩みどころだ。右か左かでさえない。 「…

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4年前
4

渡辺直美とcisco

朝、エレベーターで同僚と一緒になった。その同僚はオフィスのドアの取っ手にコートの袖を引っかけた。 「俺もよくやる。ネックストラップとか、バッグとか」 帰り、下り…

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4年前

小野伸二

小野伸二。笑顔。いつも。

見る人を幸福にするフットボーラー。

小野伸二に関する個人的な二、三のことがら。

小野伸二のJリーグ初ゴールを生で見た。
小野伸二のW杯初出場の股抜きを生で見た。
小野伸二が五輪予選で後ろからチャージされ膝を大怪我するのを生で見た。

日本がW杯に初めて出る年にJリーグデビュー。W杯メンバーに選出され1試合に途中出場。

岡田監督が98W杯でやったことは、カズを選ばな
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櫻井敦司さん

人から薦められたポップミュージックを好きになる、ということはそんなに多くない。

ラジオで聴いて、これはいいぞと深掘りし、好きになる。そうやって育ってきた。

例外もある。学生のころバイト先の高校生男子が、熱心にBzとBUCK-TICKをすすめてくれて、CDをおせっかい気味に貸してくれた。

聴いてみると、自分の好みとは違うんだけど、BACK-TICKはなぜか聴いてしまう。車で聞き続けていると、む

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ジャパン アルゼンチン

エモーショナルな試合だった。

トーナメント進出をかけた大一番で、新戦力が躍動した。アマト、斉藤直人、ディラン・ライリー、フィフィタ、ナイカブラ。ミスもしたけれども、それを取り返すプレーもした。

一方で、今大会、レメキがいなかったらと思うとゾッとする。ドロップゴールはすばらしかった。あれで松田も救われただろう。

今日はレガシーの上に積み上げた強さを見せてくれた。

結果は地力の差だ。地力の差が

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日本 サモア

サモア戦後の姫野主将「ホッとしました」

同感だ。勝ててよかった。

イングランド戦、ジャパンは前半は互角のスクラムで、少なからずイングランドを焦らせたが、後半の後半、メンバーが入れ替わると劣勢になり、次第に引き離された。

イングランドのヘディングのパスからのトライはジャパンにはネガティヴに効いたが、それがなくても、優勢には試合を進められなかっただろう。ラインアウトで下手を打ったし、FWが入れ替

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超ラグタイム 日本 vs イングランド

NHKの #超ラグトーク が、超おもしろい。

これまたNHKの #明鏡止水 の岡田准一は最高なのだが、超ラグトークでも、その造詣の深さっぷりを惜し気もなく、だだ漏らしている。

FBで先発したワシレワが、キックオフ早々、インゴールでノックオン。その後、キックの着地前に当たられ、ケガで交代。

リーチにめっちゃ怒られる。

「オマエ、インゴールでノックオンして、すぐケガして交代って、なんやねん!」

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ラグビーW杯 日本vsチリ

中村亮土は試合後「ホッとしました」。Twitter「みなさん安心してぐっすり寝てください」

正直な気持ちだろう。

ラグビーファンは心配だった。強化試合で結果も内容もよくなかったから。

今回のスケジュールも、とてもいい。初戦チリ、2試合目イングランド、3試合目サモア、4試合目がおそらく決戦となるアルゼンチン。

チリに勝って上向けたい。昨日アルゼンチンがイングランドに負けた。決戦になる確率が上

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ディランを見て死ね

ディランを見て死ね

目を閉じて聴く。
椅子にかけて体を小さく揺らしながら。

いつのまにか曲が始まって、唐突に終わる。

旋律らしきものよりも、言葉と声がある。
それを乗せる舟のような演奏。

「昔からしゃがれてたから、声が歳とらねえんだな。張りもあるし」

「ボブ・ディランのハーモニカを聴けた。もういつどうなってもいいや」

地球が新型コロナの急拡大に見舞われた2000年春、来日公演がキャンセルされた。
そのときす

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演奏家 坂本龍一

「彼は演奏家ではなくて作曲家なんだよね」

30年以上前、同じ芸大卒の、ゼミの先生のコメントだ。たしかその後に続いたのは「だって作曲科なんだから」

演奏も作曲もできない私は「へえー、そんなものなの」いう印象だった。きっと9割は嫉妬だったんだろうなと思う。

Blue Giantや四月は君の嘘の知識で「演奏家とは」をイメージすると、坂本龍一も演奏家だと思うんだけどな。私はピアノでしか感じられないけ

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演奏家 坂本龍一

「彼は演奏家ではなくて作曲家なんだよね」

30年以上前、同じ芸大卒の、ゼミの先生のコメントだ。たしかその後に続いたのは「だって作曲科なんだから」

演奏も作曲もできない私は「へえー、そんなものなの」いう印象だった。きっと9割は嫉妬だったんだろうなと思う。

Blue Giantや四月は君の嘘の知識で「演奏家とは」をイメージすると、坂本龍一も演奏家だと思うんだけどな。私はピアノでしか感じられないけ

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理容師さん

今年、私は大切な人を突然失った。

20年以上、毎月、髪を切ってもらっていた理容師さんだ。

最後にカットしてもらって、次の月の予約もした日の一週間後に、急病で亡くなられた。

それを知ったのは、次の予約の前日。娘さんからのSMSだった。カレンダーに私の予約があり、お知らせしてくれたのだ。

奥さんと娘さん二人の四人家族。夫、父を突然失った悲しみはいかばかりだろう。

彼は私の兄のような存在だった

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足りないもの

足りないもの

延長の後のPK戦でクロアチアに勝てるイメージはなかった。そこでいつもクロアチアは勝つからだ。

2010年、日本はトーナメントでパラグアイにPK戦で負けた。10回やったら4勝3敗3分にできる相手に、勝ちに行けなかった。

トーナメントは、グループリーグ以上に、負けないこと、失点しないことにプライオリティがおかれる。拮抗した相手ならなおさらだ。

クロアチアには10回やったら2回勝てるだろうか。 な

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軟水と硬水と炭酸水

1998年6月のことだ。
スイス、レマン湖のほとり、ローザンヌを訪れた。

晴れて暑くなり空気は乾燥していた。のどが乾いていた。水が飲みたい。コーラではなく、水が。

私は新潟県の、きれいな水が豊富にある土地に生まれ育った。水道水は湧水だった。蛇口をひねれば天然水が出てくる。のどごしのよい軟水だ。

だからからか、硬水が飲めなかった。フランスに滞在している間、飲み水はボルビック一択だった。エビアン

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リチャード・ジュエル

https://youtu.be/1Wj5ggfpfPw

仕事論では「何のためにやるのか」の大切さが語られる。目的と手段をはき違えるな、と。

エディー・ジョーンズはオフロードパスを禁じた。「何のために」禁じるのか。

ジェイミー・ジョセフはオフロードパスを推奨した。「何のために」推奨するのか。

人は「何のために」落とし物を交番に届けるのか。人は「何のために」盗んだバイクで走り出す

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パラサイト

「創造性とは楽しんでいる知性のことだ」
どの本で読んだんだっけ?アインシュタインが言ったのではない、まではおぼえているのだけれど。

「私が若い頃、英語を勉強していたころ…"最も個人的なことが最もクリエイティブなことだ。"という言葉を大切にしていました。本で読んだんです。これは……(あそこにいる)マーティン・スコセッシの言葉です」ポン・ジュノ監督の、アカデミー監督賞受賞のコメントだそうだ。

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グレタ たったひとりのストライキ

グレタ・トゥンベリの行動、発言にどう反応するか。彼女の親以上の世代の、気候変動やSDGsにいくらかでも関心を持つ人間にとっては悩みどころだ。右か左かでさえない。

「大人たちは彼女に世界の多様性と複雑さを学ばせなかった」と言ったプーチン大統領はとてもマジメだし、「明るくて素晴らしい未来を楽しみにしている、とても幸せな少女のようだ。彼女を見ることができてよかった」と言ったトランプ大統領は多分本気でそ

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渡辺直美とcisco

朝、エレベーターで同僚と一緒になった。その同僚はオフィスのドアの取っ手にコートの袖を引っかけた。
「俺もよくやる。ネックストラップとか、バッグとか」

帰り、下りるエレベーターに乗ったら、その同僚が乗っていた。

「間違えて上るのに乗っちゃって。朝といい、マヌケなところを見られちゃいましたね」
「いやあ、それって誰かが引き留めてるんじゃない? 行くなって」
「あ、昔そういうのがありました。ファッシ

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