マガジンのカバー画像

「何度も読み返したい」

36
何度も読み返したいみなさんのnoteをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法

なにかあったらどうするんだ症候群とその対処法

私たちの国は「なにかあったらどうするんだ症候群」にかかっています。この症候群は社会に安定と秩序をもたらしますが、その副作用として社会の停滞を招き個人の可能性を制限します。この症候群には「未来は予測できるものであり、物事はコントロールできるものである」という前提があります。

「なにかあったらどうするんだ症候群」に罹った社会では未来は予測できることを前提としているために、何か起きた時にはどうしてきち

もっとみる
とりあえず最短距離で、幸せと充足を求めるためのアレコレ

とりあえず最短距離で、幸せと充足を求めるためのアレコレ

幸せ系の本を読んで自分で試し、再現性の高いと思った手段まとめ。

「まっとうな幸せ」に関する話はnoteにいっぱいある。それで幸せになれない人のための、よりエクストリームな幸せのガチコスパ獲得方法について。

最低限の「健康」と「収入」と「人間関係」は前提だけど、人は割とノウハウでローコスト&短時間に幸せになれるのではないかと思う。

小さい幸せをたくさん持つ一つの幸せに人生をつぎ込まない。幸福は

もっとみる
それでは二人組を作ってください

それでは二人組を作ってください

先に言っておく。缶ビール片手に書いている。
お酒に弱いほうではないけれど、保つべき理性は保てるタイプだけど、え〜理性なんて保たなくてよくな〜〜い????となってしまうタイプだ。だからこれはいつか消すかもしれない消さないかもしれない分からない。ほろ酔い女の戯言として流してほしい。

🕊

来年を目処に結婚を考えている恋人から、「ちょっと真面目な話があるんだけど」と持ちかけられた。姿勢を正す。

もっとみる
女子高生の私が同級生と学生結婚した話

女子高生の私が同級生と学生結婚した話

数学や英語、古典といった勉強が大嫌いな私にとって、副教科は学校生活において最高の気分転換だった。

そもそも副教科のほとんどは美術で占められていた為、3年生にしてようやく始まった家庭科の授業はクラス中が楽しみにしていた。
家庭科の先生は笑顔のかわいい温和な女性で、私は彼女のことをすぐ好きになった。

家庭科室に集められた私たちに先生は言った。

「今からみなさんには結婚をしてもらいます」

皆が口

もっとみる
今を生きる

今を生きる

選手の皆さんへの応援メッセージはこれで最後になります。

私の競技人生で最も大きく深い理解を得たのは2008年の北京五輪の日本選手権の数週間前でした。その年は春先に肉離れをしてしまい必死でリハビリをするというシーズンでした。日本選手権の数週間前になってようやく少し練習ができてきたという矢先、再び逆脚を肉離れしてしまいました。陸上競技をやったことがある方はよくお分かりだと思うのですが試合の6週間前の

もっとみる
ビタービタースイートビター

ビタービタースイートビター

うだつの上がらない日々、家でも一人、職場でも一人、社会的にも一人。ひとりぼっちの延長線に生活が偶然あるような閉ざされた春、遂にわたしはマッチングアプリをインストールした。おしゃべりロボットを買う財力はなくて、犬や猫のいのちを預かるほどの懐はなくて、植物を育てるのは何だか味気なくて、やっぱり私は人間だから、人間と会話をしてみたいと思った。

「いちばん出会える」と口コミで評判のマッチングアプリは、「

もっとみる
嫉妬をしたら手をつなぐ

嫉妬をしたら手をつなぐ

いきなり抽象的な話になりますが、最近「自分」というものが邪魔になるなあと思うことが増えてきました。

「自分」というものがあるから、他者と比べてしまいます。「自分」というものがあるから、劣等感を感じてしまいます。「自分」というものがあるから、誰かと競争することになり、勝ち負けみたいなものが生まれてしまいます。

生まれてこの方、ずっと「自分」と付き合ってきました。

「自己肯定感をあげなさい」とか

もっとみる
発信を躊躇している人へ「最後のひと押し」

発信を躊躇している人へ「最後のひと押し」

SNSでの発信を躊躇している人は、こんなことを考えています。

「『こんなことしか書けないのか』とバカにされそう」
「思考が浅いのがバレるのが恥ずかしい」
「頭がよくないと思われるのがイヤだ」

ぼくも「公開」ボタンを押す前によくそう思います。記事を読んで笑われたらどうしようって。

でも、そこでこう思い直すんです。

発表しなかったからといって、思考が磨かれていくわけでも、頭がよくなるわけでも、

もっとみる

うまくいく人は、かならず「終わり」を決めている

注)このnoteは、ぼくがライティングでかかわった『なぜ、2時間営業だけでうまくいくのか?』からの抜粋です。特別に著者、出版社の許可を得て転載・一部再構成しております。尚、予告なく削除する場合がありますのでご了承ください。

終わりを決めるから本気になれる

「将来どうなるか不安だ……」
「夢をかなえたいけど、どうすればいいかわからない……」
「年金とか老後が心配で、仕事に身が入らない……」

もっとみる
人生取り戻し日記

人生取り戻し日記

0. 仕事を(少しだけ)休むことになりました

今、3/19(金)です。理由は色々あるのですが、仕事で心身が不調を訴え出したのを察知したので、なんとか上司に交渉し、余りまくっていた有給を繋げて3/28(日)まで一週間休暇をとりました。

ちなみに、そんな僕の今月の精神状態はこんな感じ:
食欲がわかない、寝つきが浅い、判断力が鈍る、社用携帯の通知がなるたびに動悸が起きる、言葉と思考が噛み合わない、物

もっとみる
凡人が、天才に勝つ方法。

凡人が、天才に勝つ方法。

はじめまして、どうも、つんく♂です。

作詞・作曲を中心に音楽やエンタメ全般のプロデューサーをやっています。モーニング娘。のプロデュースから始めて、アイドルやアーティストなど、たくさんの作品を生み出してきました。

『リズム天国』などのゲームや、アニメにも関わっています。今は、「つんく♂エンタメ♪サロン」のメンバーで、「中2」をテーマにした映画制作を始めたばかりです。

声の病気をしたので今は歌え

もっとみる
プロの書き手になる人、ならない人、なれない人。

プロの書き手になる人、ならない人、なれない人。

朝日新聞のwebメディア「かがみよかがみ」に寄せられたエッセイの審査をさせていただいている。10代・20代の女性限定で募集されたエッセイだ。

これまでヘアコンテストやフォトコンテストの審査員は何度もさせていただいてきたけれど、文章の審査をさせていただくのははじめてだ。この数日で、髪にまつわるエッセイを、数十本読ませてもらった。

で、彼女たちの文章を読んで、どうだったかというと、
よかった。すっ

もっとみる
あふれるほどの愛なんてあるかバカ

あふれるほどの愛なんてあるかバカ

noteのアプリを開くと、左下に赤い通知の丸が光る。タップすると「◯◯さんがフォローしました」と表示される。
この人、こないだもフォローしてきてなかったか。フォロバ狙いの人か。

ああ、こっちの通知も。
この人上から順番にスキ押したんだろうな。

そういうの、その人のアカウントを見るとだいたいわかる。
釣り餌の、「スキ」。私のテキストに動かされたわけじゃない。そういうノイズが、赤い丸になって画

もっとみる
作家に必要なのは、知識よりも勇気|「オール讀物」 大沼貴之

作家に必要なのは、知識よりも勇気|「オール讀物」 大沼貴之

「出版社主催の新人賞に作品を投稿し、大賞を受賞してプロデビュー」。小説投稿サイト、文学フリマ、あるいは個人ブログなど、多様な場からの作家デビューが当然となった現在においても、作家志望者が「デビュー」と聞いてまず思い浮かべるのは、この方法なのではないだろうか?

大手出版社の有名な新人賞ともなれば、各回の応募総数は数千から数万にも上る。応募者目線では極端な「狭き門」にうつる選考の裏側で、新人を待ち望

もっとみる