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Short Story * Alone and Around Forty かな子の場合
友だち申請とかフレンド登録って、好きじゃない。
そもそも、友だちってなに?
楽しく遊ぶ仲間が、寂しい時や落ち込んだときに寄り添ってくれるとは限らない。
遊び友だちと寄り添ってくれる人が別だったとしても、その考え方自体が自分本位であって、相手がどう思っているかは本当のところ、わからない。
こちらが友だちだと思っていても、相手は違うかもしれないし、その逆もあるかもしれない。
考え方が十人十色である
理由なき焦燥 と 涙活
原因不明の焦燥感というのは、生きていれば誰にでもあるのかもしれない。
という落語の一節があったらしいが、そんなことよりこの心の乱れをどうにかせねば。
こういう場合は息が上がるくらい全速力で走るとスッキリする場合がある。
とはいえ急な動きは怪我につながることもあるので全速力は避け、時々軽く走る程度のwalkingに出かけた。
2.5kmほどの道のりも、運動不足な私にとっては程よい距離である。
帰
雪国 * 読んだ(ネタバレあり)
え …… なにこれ、エロい。
こんなの中学生の教科書に載せちゃって委員会。というのは8ページ目だけだし、中学生には意味が分からないかもね。
そして読了後にドラマも観てみた。
ドラマのネタバレを含むので、ぜひ原作とドラマを両方楽しんでから本文を読んでいただきたい。
クズ男と呼ばれる類の男に耐性がない方は、
チェーホフの『犬を連れた奥さん』
ラディゲの『肉体の悪魔』
ツルゲーネフの『はつ恋』
その
ムツェンスク郡のマクベス夫人 * 読んだ
この作品はオペラ化されているものの、原作書籍は青空文庫にしかなかったので読んでみた。
今更ながら思ったのだが、青空文庫は読み放題で、なおかつビジネス書や自己啓発本の類は、いっさい存在しないのが良い。
どれをとっても古典文学で、わりと短編が多いのも手軽で良い。
ありがたく、もっと活用させていただこう。
悲しみよこんにちは * 読んだ
私は文学作品を読んで感銘すると、二次創作癖が疼いてしまう性質がある。
いま私はこの作品の二次創作をしたくなっている。
検索するとまっさきに昭和の懐メロがヒットしてしまうほど超有名なタイトル故に、軽薄なイメージが拭えずどうしても手が伸びなかった小説。
だが蓋を開けてみれば、パリピJKが書いた作品とは思えない、揺れ動く心理の言語化の巧みさはラディゲとも共通するものがあるように感じた。
どちらも十代