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ただの筋トレ好きサラリーマンがパーソナルトレーナーになるまでにやったこと。

筆者は筋トレ歴6年くらい。
筋トレ歴としてもっと長い人はいくらでもいますが、パーソナルトレーナーとして、noteのライターとして、「筋トレを教える人」としての実力はそこらへんの人には負けない自信があります。

これは、
筋トレ知識 x アウトプット能力
によるものです。

これはただ単に筋トレをしているだけではなかなか身につかないと思います。
10年20年筋トレをやっていても、「筋トレを教える人」ではなく「筋トレが好きな人」のままの人はいくらでもいます。

では筆者は、「筋トレを教える人」になるためにどのようなことをしてきたのでしょうか。

今回は、【ただの筋トレ好きサラリーマンがパーソナルトレーナーになるまでにやったこと】についてお話します。


●前提

筆者はパーソナルトレーナーとして、またnoteでのライターとして活動しています。
一方で本業では、時価総額が国内100位以内の企業でビジネスパーソンとしても働いています。

ロジカルシンキングやドキュメンテーションなど、いわゆる普遍的なビジネススキルに関しては、本業で鍛えられた部分も多々あります。
「情報を処理してわかりやすく伝える」というのは、ビジネスでもパーソナルトレーニングでもnoteでも同様に大事です。

こちらに関しても語れることはいくらでもあるので、また別の機会にお話したいと思います。


●「筋トレを教える人」になるために

筆者は最初からパーソナルトレーナーになりたかった訳ではありません。

「なるべく損をしたくない」
「やるんだったらしっかりコミットして結果を出したい」
「できるだけ効率のいい方法を追い求めたい」

という性格から、ジム通いを始めると同時にいろいろな勉強を始めました。その結果、いつの間にか知識がついていたというわけです。

昔のスポーツ経験から、n=1で判断するのではなく、より万人に当てはまる確率の高い方法を取ったほうがいいと考えていたので、なるべく科学的な方法を調べて実践するようにしていました

近年はダイエットだったりジム通いを始める人が増えてきていますが、その頃には筆者の「筋トレキャラ」は既に周りに定着していたので、
「ダイエットや筋トレについて教えてほしい!」
と依頼されることがある時期から急に増えました。

不思議なもので、そういうときって、繋がりがないはずの複数のコミュニティから同時にそういう依頼がくるんですよね。

あるときは、「職場でダイエットコンテストをするからダイエットの方法を教えてほしい」と言われて指導した結果、その友達が優勝したり…
またあるときは「モテるために筋トレしたいからいろいろ教えてほしい」と言われて指導した結果、その友達に無事彼女ができたり…。
(※どちらも実話です)

友達だったり同僚だったりに教えているうちに、いろいろ結果が出てきたこともあり、
「あれ、これって結構自分に向いてるんじゃね?」
と気付きました。

ということで、筆者がどのように筋トレを学んできたか、振り返っていこうと思います。


●守破離

「守破離」という言葉を知っていますか?

守破離(しゅはり)は、日本の茶道や武道などの芸道・芸術における師弟関係のあり方の一つであり、それらの修業における過程を示したもの。

日本において芸事の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想で、そのプロセスを「守」「破」「離」の3段階で表している。

(中略)

守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)。
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)。
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)。

引用元:Wikipedia - https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%88%E7%A0%B4%E9%9B%A2

自分の筋トレ理論を振り返ると、最初から意識していたわけではないですが、大体この通りにやってきたなと思います。

一つずつ解説していきます。


●守 - メンターを決めてまるごとコピーしろ

まず最初、何もわからなかった頃はどのように勉強していったのでしょうか。

今でこそすっかり有名になりましたが、当時は知る人ぞ知る山本義徳先生を(勝手に)メンターとして勉強を始めました。
山本義徳先生を知ったのはダルビッシュ選手経由で、最初は「筋肉博士と呼ばれるスゴい人がいるらしい」というイメージでした。

今ではYouTubeチャンネルを中心に情報発信をされていますが、当時はブログメルマガが中心でした。
特にBerserkerというサイトのコラムは読み漁りましたね。。。
当時はインターネット上に情報が少なかったので。。。

その後、2016年頃から徐々にAmazon Kindleにて書籍を出版され始めました。
これは全冊10回以上は読み返したんじゃないかな…

山本義徳先生の思考をまるごとインストールできれば、一流トレーナー並の知識にはなれる確信があったので、まずは本に書いてある思考をコピーすることを目的としました。

ちなみにYouTubeで同じことをやるのは絶対にオススメしません。無理です。不可能。
ポジショントークとか、Kindleの広告収入がほしいとかではなく、まじでオススメしません。
これについては別記事でお話します。

ちなみに山本義徳先生のKindle本は、Kindle Unlimitedに加入すれば全部読み放題です。
最初の30日間は無料なので、30日で読み切れば実質タダで読むことができます。


●破 - 自分で試して改良しろ

もちろんジムで実践することも欠かせません。

・トレーニングの種目
・トレーニングのプログラム
・トレーニングのテクニック
・トレーニングの分割法
・食事内容
・ダイエット方法
・サプリメンテーション

などなど、、、

トレーニングは、自分の身体を使って日々実験していく作業です。
その過程が好きでないのなら、トレーニングを「する側」にはなれても「教える側」になることは難しいでしょう。

人間は、自分がやったことがないものに関して他人に教えることはできません

パーソナルトレーナーになって間もない頃、「背中の広がりをつけたい」というクライアントさんに対し、ワンハンドでのラットプルダウンを指導したことがあります。
でもワンハンドでのラットプルダウンなんて自分でやったことありません。
当然、上手く教えられず、当時のボスからこっぴどく叱られました。。。

自分で実践するからこそ、その方法の良いところや悪いところがわかり、人に教えることができると痛感した経験でした。

「これは自分としては好きだけど、万人にオススメできるものではないな」とか、「こういう表現をしたら伝わりやすいのか!」などは、実際にアウトプットをして、相手からのフィードバックを受けながら改善していきました。


●離 - 経験を積み重ねたら自分の意見ができる

ある程度までは山本義徳先生の理論に基づいていましたが、経験を積み重ねていくとだんだんと自分の意見がはっきりしてきました。

「守」の時点では余計なことをしないのも大事なためあえて触れていませんでしたが、視野を広くするために他の媒体からのインプットも欠かせません。

もちろん今でも山本義徳先生の理論をベースとしてはいますが、インプットと実践を積み重ねることで、細かいところでより良いものが見えてきたのです。
(「良いもの」というのは主観な部分もあるので人によるかとは思いますが、自分が考える「良いもの」です)

経験は人それぞれ違います。

経験を積み重ねることで、自分にしか見えない領域ができ、自分の意見を持てるようになります。

そうすると、山本義徳先生の主張に対して疑問に思うことも出てきます。
そうして自分なりに考え、実践し、自分なりに出した結論を凝縮して伝えているのが筆者のアウトプットであり、このnoteです

最後に、山本義徳先生と筆者で食い違っている意見を具体的に紹介しておきます。

もちろん今でも山本義徳先生は尊敬していますし、参考にもします。
「山本義徳先生は間違っている!自分が絶対に正しい!」という主張ではなく、あくまで筆者がフィットネスに関わる中で培った意見であり、人それぞれということを予めお断りしておきます。

・分割法をしろ

現在の科学では、筋肥大はトレーニングボリュームと相関があることがわかっています。

従来の分割法ではトレーニングボリュームを稼ぎづらいため、ナチュラル(非ステロイドユーザー)にとっては全身法のほうが筋肥大に効果的との考えが広まっています。

・トレーニングでは身体が慣れてしまうので毎回刺激を変える必要がある

むしろ、トレーニングは身体を慣れさせるためにするものであると考えています。

初心者や中級者が慣れないうちに種目や重量をコロコロ変えてしまうと、成長を実感できず、筋肥大もしづらいのではないでしょうか。

・BIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)はやらなくていい

理論が比較的確立している、一度に複数の筋肉を鍛えられる、高重量を扱うことができる、身体の基本的な使い方をマスターできるなどの理由で、BIG3は初心者から上級者までオススメできるトレーニング方法です。

・胸トレ、特にベンチプレスで肩の前部は刺激されるのでショルダープレスはしなくてもいい

個人的にはショルダープレス(特にミリタリープレス)はBIG3に次ぐくらい重要な種目だと考えています。


●まとめ

・守 - メンターを決めてまるごとコピーしろ
(山本義徳先生の理論をマスターしよう)

・破 - 自分で試して改良しろ
(理論だけでなく、自分で実践しよう)

・離 - 経験を積み重ねたら自分の意見ができる
(疑問を持ったら自分なりに考えてみよう)



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