マガジンのカバー画像

随筆と残光

44
考えていたことを考えすぎずに記録。
運営しているクリエイター

#人類

この時代の儚さを越えるために

この時代の儚さを越えるために

「未来」は既に広大に広がる未知なる無限ではなく「人類の死」という前世紀の思想の極北が、核戦争やパンデミック、環境変動や小惑星など極めて具体な形で想像可能な有限性をもつ未来となった。

とはいえ、138億年前に生まれた現宇宙、46億年前に生まれた地球、35億年前に生まれた生命、2億3000年前に生まれた哺乳類、20万年前に生まれた人類、2681年前に生まれた日本、31年前に生まれた自分、さっき生まれ

もっとみる
道志村キャンプ”Natural High”森と川と村のまつり

道志村キャンプ”Natural High”森と川と村のまつり

2泊3日でNatural Highに行ってきた。

Natural Highは
5/21~22、山梨県道志村にて開催された今年で11年目を迎える野外フェス。

オーガナイザーは代々木公園で開催されるフリーフェス”earth garden”や”豊洲野音”などの企画制作をするearth garden。

10年という節目を迎え、新たな一歩ということで今回は規模を縮小し

新たなフェスのカタチを試みた模

もっとみる
東京タワーを3Dプリンタで1時間で作れるようになったとき、1日に24塔生まれる東京タワーの中から、オリジナルを指差して「あれだけは人が作ったものです」という時の信憑性は如何なるものか。

東京タワーを3Dプリンタで1時間で作れるようになったとき、1日に24塔生まれる東京タワーの中から、オリジナルを指差して「あれだけは人が作ったものです」という時の信憑性は如何なるものか。

既にあらゆるコンテンツがAIで自動生成されているけど、そのなかで「これは人が作ったものです」という証明印鑑的な技術やサービスってもうなにかあるのだろうか。

例えばこのnoteも自分が書いたものなのか、ChatGPTで出力されたものをコピペしたのか判別する技術や視点(現状では多少AIっぽさが感じ取れるものの)はないわけで。

まぁ著作なる概念自体が承認欲求溢れた文明の思春期みたいな近現代における一

もっとみる
フェスティバルはなぜ生まれたのか

フェスティバルはなぜ生まれたのか

こんにちは。あめみやゆう(@amemi_c5)です。

音楽フェスをつくっているなかで、なんだか苦労することばかりでたまにどうしてこんなこと続けているのだろうと、思ってしまう時がある。
それでも今もこうして前向きにつくりつづけているのは、音楽フェスという場や概念がもつ強烈な引力にいつも引き戻されてしまうからだ。

この記事はその引力の根源たるエネルギーの言語化をはかるため、なぜフェスティバルが生ま

もっとみる