記事一覧
「必然性」について
先日サクノキさんの大道芸を観た。 https://youtu.be/EHDnt9JdyMg おどけて観客を笑わせる、いわゆる「クラウン」の芸だが、派手なメイクや衣装ではない、自然体なキャラク…
制約、とっかかり、スタイル
JJF2017で、おそらく一番の収穫は海外ゲストであるギヨームの演技を観れたことだ。 参考動画→ https://youtu.be/vZYkTFVpWyg 派手なハイトスはあえてやらず、個性的な技…
マニピュレーションはデザインだと思う
今回は私が大好きなマニピュレーションの話。マニピュレーションはいいぞ。
そもそもマニピュレーションとは?マニピュレーションとはなんぞや?正直明確な定義はありません。日本語訳すると「操作」、ジャグリングで言えば「物体操作」ですね。投げて!回って!取って!ていうより、体や道具の特性を上手く使いながら扱う感じでしょうか。そのため体の近くで道具が動き回り、派手さは無く、玄人向けの演技になりがちです。
西日本ジャグリング新人戦審査員を終えて
関西ジャグリング新人戦の審査員を務めさせていただきました。審査後に審査員があれこれ言うのも野暮ですが、今回の結果と今後のジャグリング大会の審査について私が思ったこと、考えたことを忘れないうちに書いておきます。本記事の内容は特定の個人に向けたものではなく、全体を見た私の印象です。個人個人について、何が良かった何が足りなかったという話ではありませんので悪しからず。
「見せ方」の重要さ今回審査する上で
学生大会演技の意図と反省
今回は九州学生ジャグリング大会にて行った演技の意図、それから反省を書きます。
そもそも私が演技を作る意味どうして私はジャグリングを使ったパフォーマンスをするのか、というお話から始めます。私のジャグリングの目的の一つに「スタイルの提案」があります。「こんなジャグリング面白くない?」とルーティンを使ってジャグラーに訴えかける。それを見たジャグラーは「それ面白いね!」と言って、例えば技を作ったり、ルー
強制発想法を用いた新しい技の考え方
本稿は「強制発想法」を用いた新しい技の発想法の一つである。
1.自分の道具の要素洗い出し既存の技、他人の技からその道具の使い方、要素を洗い出す。ボールで言えば投げる、ストール、ロール、などなど…。この要素は多ければ多いほど良いし、自分だけが持ってる要素の方が新規性が生まれやすい。水平思考して、ボディスローをバッククロス、ネック、ショルダーなどと分けても良い。というか出来るだけ細かく分けた方が良い
○○ジャグラー少ない問題
自分が好きなことってみんなにもやってもらいたいですよね。仲間が増えると楽しいし。
そんなこんなで、巷に溢れる「○○ジャグラー少ない問題」。女子が少ないクラブが少ない社会人が少ない…(社会人女子クラブジャグラーて本当に数えるくらいしかいなさそうな)。今回この問題についての私の意見をまとめました。
まず問題について議論するからには解決したいと思うんですが、安直に「イケメンを増やす」とか「カッコいい
ジャグリング面白ポイント
「ねー、なんでジャグリングしてるのー?」公園で練習をしていたら、ちびっ子達に言われたことがある方も多いのではないだろうか?「面白いからだよ」と返しても、彼らは「ふーん?」みたいな顔をされる。この面白さがわからんか…
さて、本項はジャグリングの面白ポイントについての話である。大会ではよく難易度、完成度、構成、新規性で審査が行われる。しかし、ジャグリングの面白ポイントをこれら4つで括ってしまっていい
「皿回さない」の意味
11月に行われた六甲祭で2日目のみルーティンを披露させていただいた。その時路上パフォーマンスの司会も担当させてもらったのだが、自分の演技に対して「年々皿を回す割合が低くなっておりますが…」というようなことを言った。実のところ、「もう少し回して欲しかった」という意見もよく言われた。
本稿は私が提唱している「皿回さない」についての話である。元々は皿回しの演技中、つなぎとして入れていたマニピュレーショ
「必然性」について
先日サクノキさんの大道芸を観た。
https://youtu.be/EHDnt9JdyMg
おどけて観客を笑わせる、いわゆる「クラウン」の芸だが、派手なメイクや衣装ではない、自然体なキャラクターである。
この自然体さは芸風にも出ており、全てのジャグリング、客上げのタイミングが唐突なものではない、「必然性」を持っている。本来「服を着替える」「高い場所の花を取る」「ハットをかぶる」だったりは普通に行
「アイデア 考具基礎編」
加藤昌治氏の「アイデア 考具基礎編」を読んだ。今後社会人になっても使える要素がたくさんあったが、特にジャグリングへの応用についてまとめる。
アイデアは「わがまま→思いやり」例えば技であったりルーティンであったり、企画を考える際は、最初はとことんわがままでいい。「自分はこの技が好き」「これやったら私は面白い」を考える。それからそのアイデアを他人が見たときにどうすれば面白くなるか、思いやりを込めて考
制約、とっかかり、スタイル
JJF2017で、おそらく一番の収穫は海外ゲストであるギヨームの演技を観れたことだ。
参考動画→ https://youtu.be/vZYkTFVpWyg
派手なハイトスはあえてやらず、個性的な技で会場を沸かせた。同時にWSやJJF後にいろんな言葉を残した。今回はそれらから私なりに解釈した事を書いていく。
一つ見えたのが、個性的なジャグリングをするにあたっての開発論である。流れとしては、
制
「性質」をキャンセルする
どうやら私はジャグリング道具を生き物に見立てるのが好きらしい。
単純な形の道具ががウネウネと動いたり、口をパクパクさせるような動きをするのが面白い。「無機物」であるジャグリング道具がジャグラーの技術により「生き物」のように動かされる様に驚かされる。
もう少し一般化してみる。「○○」であるほにゃららを、技術によって「△△」に見せる。「○○」はその物の性質、「△△」はその反対の性質。例えば重くて硬
何に「良い」と感じる?
始めの話題はここから。自分が「良い」と感じるもの。ジャグリングなら特定の技や動き、系統。普段の生活なら曲や服、言葉とか。
自分が何を良いと感じるかは人それぞれ。だからこそ、自分が良いと思うものは知っておかないといけない。その時に大事なのが、「なぜ好きなのか?」を考えること。
例えば「○○さんのこの技が好き」だとする。全く同じ通りにする。「○○さんの技だね」となる。ここにオリジナリティはない。
noteはじめました
はじめまして、いっせいと申します。
普段は皿回しを専門としたジャグリングを行っています。
最近周りのジャグラーがnoteに記事を投稿しているのを見て、私もnoteを始めてみました。
普段ジャグリングに関して良いなと思ったことや、考えの整理に使っているノートがあるのですが、その中のトピックを取り上げ、みなさんと共有する形で利用したいと考えています。
ジャグリング道具、技、演技、練習、アウトプッ