記事一覧
【エッセイ】理論比喩論
こんにちは。今日は『#noteでよかったこと』で徒然っていこうとおもう。
まだnoteを始めて一か月も経過していないが、記事の数は22に到達している。今まで書き溜めていた短編小説の転載も含まれるが、日記だけでも10を超えて自分の中では継続率は高い。noteさんのねらいであるユーザーの記事投稿継続率をあげる戦法は僕にも効果があったようだ。この部分だけでもnoteでよかったことの一つだ。
継
短編小説『同窓会の夢』悪夢シリーズ
車窓に張り付いた雨粒は、過ぎ去る夜街の光をにじませて、まるで抽象画のように再構築した。僕は物思いにふける文豪のように、ひじ掛けに頬杖をついてその名もなき名画を眺めていた。実際は物思いにふけっていたわけではなくて、かなり憂鬱な気分で目的地への到着を待っていた。
なぜかって、それはこれから同窓会へ参加しなければならないからだった。
もう二十年近く前に卒業した小学校の同窓会だった。今だに付き合
悪夢日記をつけはじめたという話
はいどうもこんにちは。僕です。
最近はめっきり冬らしくなってきて寒いですね、はい。サッカー?なんですかそれ、美味しそうですね。
さて、先日『異食の夢』という記事で悪夢の話をしました。僕は目を閉じて見る夢がほぼ悪夢なんですが、その悪夢のレパートリーが増えたという内容の戯言です。その日記で創作の題材にしたら面白いかなって書いたんですけど、せっかくなんで新シリーズとして書き始めました。
自分
エッセイ【後入れ調味料を先に入れたい】
目が覚める。
ベッドに座って血液が頭まで上るまで待ってから立ち上がる。冷たい廊下をに急かされて逃げ込んだトイレの小窓から、冷たい風が吹き込んでくる、くしゃみと一緒に眠気が飛ぶ。日差しが目に痛い。十一月の終わり、冬の匂い、の偽者。
洗面所で顔を洗い、歯を磨く。鏡が歳をとっている。
ぼんやりとさっきまで観ていた夢を思い出そうとしてみるが、うまくいかない。懸命に掴まえようとする手からスルスルと逃げてい