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心理学

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記事一覧

強迫性障害(OCD)について学ぶ

強迫性障害(OCD)について学ぶ

強迫性障害(OCD)は、侵入的な思考(強迫観念)と反復行動(強迫行為)によって定義されるメンタルヘルスの状態です。

OCDを持つ人は、強迫観念について激しい不安を持ち、その苦痛を軽減するために強迫行為をおこないます。

OCDは治療可能な症状であり、症状の頻度と重症度を低下させることができる可能性があります。

強迫性障害(OCD)とは?強迫性障害は、侵入的な思考(無意識的に考えてしまう状態)の

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人に利益を与えると何が起こるか

人に利益を与えると何が起こるか

新しい研究では、他者の行動を前向きに見ることは、幸せと密接な関係があると示唆しています。

友達と電話で話す計画を立てたとイメージしてみてください。あなたは電話をかけますが、応答がなく、折り返しの電話も来ません。

いったい何があったのでしょうか?

おそらく、子供の世話や仕事で電話に出られなかったのでしょう。

あるいは、忙しい1週間を過ごし、予定の時間を忘れたのかもしれません。または、間違った

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がんばりすぎ"完璧主義を克服する"ための10のヒント

がんばりすぎ"完璧主義を克服する"ための10のヒント


完璧主義者であることは、本質的には有害ではありません。しかし、完璧主義の表現方法によっては、メンタルヘルス、能力、日常生活などに二次的な影響をもたらす可能性があります。

完璧主義の悪影響については、強い自己批判、間違いへの寛容さの欠如、否定的な自己評価などがあります。

"完璧主義を克服する"ための10のヒント自分自身で完璧主義の特性を理解して活用すれば、目標の達成、人生の改善など、信じられな

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「エクスペリアームス!」ナルシストを武装解除する魔法の言葉

「エクスペリアームス!」ナルシストを武装解除する魔法の言葉


ナルシストは議論になると、特に強い怒りを表面化させ、感情が不安定になる傾向がありますので、基本的にはシンプルにその場を離れるか、争いを避けるような対処をする方が聡明だと思います。

ナルシストのレベルによっては、大きなトラウマを負う危険性もありますので、十分に注意をする必要があります。

しかし、一部の人は彼らと対峙し、和解のために議論を続けようとします。これは非常に困難な道かもしれませんが、時

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不安とストレスの「ジャーナリング」とヒント

不安とストレスの「ジャーナリング」とヒント

心配や恐怖について繰り返し考える反芻(はんすう)思考は、不安障害などの特徴的な症状です。

反芻思考をしてるうちに、否定的な考えに頭の中が支配され、日常生活や社会生活に影響を及ぼす危険性があります。

ジャーナリングは、反芻思考を頭の中から取り除き、客観的な思考を取り戻し、あなたを支える縁の下の力持ちとなります。

不安に対してのジャーナリングどこでもジャーナリング

感情や思考は、急に押し寄せて

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"13種類のナルシスト"パターンと対処法

"13種類のナルシスト"パターンと対処法


自己愛性パーソナリティ障害(NPD)とは、10種類の診断可能なパーソナリティ障害の1つであり、強大な自己イメージと共感(エンパシー)の欠如によって定義できます。

ナルシストは、内面的な自己価値を見いだせないため、他者からどう見られ、認識され、扱われるかを優先し、特別で重要な存在だと思われるために周囲に気を配り、賞賛を受けようとします。

そんなナルシストは、ナルシスティックサプライ(ナルシスト

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コグニティブディストーション(認知歪み)と認知行動療法(CBT)

コグニティブディストーション(認知歪み)と認知行動療法(CBT)


認知歪み(Cognitive Distortions)は、簡単に言うと「不合理な認知」という意味です。このような認知や思考は、程度に差はありますが、どんな人でも持っています。

認知歪みという用語は、認知行動療法(CBT)の考案者アーロン・ベックによって提唱され、少し専門的に言うと、「非論理的な情報処理バイアス」となります。

認知歪みの程度や頻度が極端になると、思考パターンがプライベートや仕事

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「アサーティブコミュニケーション」を学ぶ

「アサーティブコミュニケーション」を学ぶ


アサーティブコミュニケーションとは、人間関係の紛争を最小限に抑えた、明確で直接的な自己表現方法です。(アサーションとも言われています)

アサーティブコミュニケーションは、自分の境界を尊重しながら人間関係の改善、維持をするのに役立ちます。

アサーティブコミュニケーション3つのヒント以下にあるコミュニケーション3つのヒントを使用すると、コミュニケーションにおいて「失礼な態度」や「攻撃的」にならず

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もっとくわしくACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)を学ぶ

もっとくわしくACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)を学ぶ

ACTは1986年に開発されましたが、そのルーツは、アメリカの臨床心理学者スティーブン・ヘイズが開発したリレーショナルフレーム理論(関係フレーム理論)による功績が大きいです。

ヘイズは、「人が困難な思考や感情を持つことは正常あり、むしろ、それらをコントロールしたり回避するための技術の多くは、より多くの困難につながる」という考えを提唱しました。

ACTに影響を与えた他の理論には、第1波と2波の行

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「自分」というものは「他者との関係性」

「自分」というものは「他者との関係性」

心やメンタルを鍛えるには?この質問に対して現代科学の視点では、「心やメンタルというものは、自我や性格と同じで、それ自体が存在しないので鍛えようがありません」というのが正確な答えになります。

それと同時に、実在しない心やメンタル、自我や性格について論じたり、悩んだりする必要もないと言えるのです。

「心」は、脳の中で行われている情報処理の現象です。これは内部表現、ブリーフシステムとも言えますが、「

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「自分には価値がない?」自己価値の低下を感じる理由

「自分には価値がない?」自己価値の低下を感じる理由


自己価値の低下を感じる理由は、過去・現在・未来のイメージ、トラウマ、虐待やネグレクトの記憶、自尊心・自己評価の低下、メンタルヘルスの問題など、たくさんあります。

自己価値の低下への対処法のポイントは、

・自分自身に優しくする
・思考や感情の文章化
・セラピストやコーチと協力して、否定的な思考パターンを改善する

などがあります。

なぜ自己価値の低下が起きるのか記事の初めに記載したように、こ

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じっくり学ぶ「心理療法」の基礎

じっくり学ぶ「心理療法」の基礎

心理療法は、カウンセリングまたはセラピーと呼ばれており、メンタルヘルスや物質(薬物など含む)使用の問題に対する効果的な治療法です。

セラピーは通常1時間のセッションで、心理学者、ソーシャルワーカー、カウンセラーによって提供されます。

治療を受けた人は、気分、思考パターン、行動、人間関係、能力の機能に前向きな変化があらわれます。

心理療法は、投薬と同等、またはそれ以上の利益を提供することができ

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田中みな実さんがモテる秘訣を行動、対話、見た目から分析してみた結果、そりゃ男性から人気だなと納得した理由

田中みな実さんがモテる秘訣を行動、対話、見た目から分析してみた結果、そりゃ男性から人気だなと納得した理由

田中みな実さんは、その魅力的なルックスとあざとい仕草で、男女問わず多くの人々に愛されています。彼女のモテる秘訣と具体的な言動、声かけの実例を探求してみましょう。

モテる秘訣魅力的な外見:

田中みな実さんの外見は多くの人に好感を持たれる要因の一つです。彼女は常に洗練されたファッションセンスを披露し、魅力的に見えることに注意を払っています。

コミュニケーション能力:

彼女は誰とでもスムーズに会

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「万能セラピー」アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)とは?

「万能セラピー」アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)とは?

アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)は、うつ、不安、中毒症状などに苦しんでいる人を助けるために、内省・内観的視点と行動戦略を利用する心理療法のひとつです。

ACTの目標は"症状の軽減"ではなく、"困難な状況や状態の時に、その人にとって意味のある方法で行動することを奨励します。

ACTのセッションは通常約1時間で、ニーズに応じて8〜16週間、それ以上のセッションをすることもあります。

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