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主に美術展巡りやアート気分な日記🖼たまに読書やニュースについても。 しごとは政経領域で…

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主に美術展巡りやアート気分な日記🖼たまに読書やニュースについても。 しごとは政経領域ですが脳内は文化芸術への関心強めです。主に神楽坂らへんにいます。

記事一覧

美術展めぐり)オラファー・エリアソン『ときに川は橋になる』&コレクション展

BEAMSがオラファー・エリアソンとのコラボTシャツを発売するというトピックを見て書いてなかったことを思い出しました💦 オラファー・エリアソン『ときに川は橋になる』 …

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3年前
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美術展めぐり「画家が見た子ども展」~街に公園に、子どもがいること

三菱一号館美術館(大手町)で開かれている「画家が見た子ども展」を観てきました🎨 テーマ的に、扱う時代区分がかなり広そうな企画だなと思っていましたが、取り上げられ…

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3年前
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お待ちかねロンドン・ナショナル・ギャラリー展。エリアごとのマイベストを勝手に激推し(#美術展めぐり)

日曜日は上野へ🐼 待望のロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観てきました。 こちらも当初の開催期間は6月14日まで。コロナで危ぶまれましたが実現してくださって本…

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4年前
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絵を見る自分はどこに?不思議な浮遊感を楽しむ【ピーター・ドイグ展】

週末、山種美術館のSAKURA展以来の美術展へ行ってきました。なのでこのブログも再開です(^^) 雑誌の展覧会スケジュールで見た当初から、絵本のような世界観に惹か…

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4年前
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「ぶらんこ」というチャラい絵の、ささやかな妥協(巨匠の波乱万丈伝③)

ジャン・オノレ・フラゴナール(1732‐1806) フランス革命をまたいで生きた「ロココ主義」の代表的な画家。代表作がこちら⇩ ≪ぶらんこ≫1767 ウォレス・コレクショ…

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4年前
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「バベルの塔」の完成目指して奮闘した5日間の記録(※🧩)この絵やはりとんでもなかった

外出機会が減少気味なきょうこのごろ。 「この機に部屋をもっと居心地良くしとこ」。そう思ったのがことの始まり。 断捨離でメルカリに服やら本やら大量出品。 終わったら…

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4年前
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ひたすら桜を愛でる日本画展に行ってきた@恵比寿(美術展めぐり)

連休初日な本日はGWと錯覚しそうな暖かさ。 例年なら花見客の賑わいがニュースになる週末だっただろうなあ。でも今年はあいにくの状況……コ……いつになったらワイワイ…

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4年前
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『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録②(美術館でやっちゃいけなそうなことのオンパレード)

(前記事の続きです) ②『天使と悪魔』(2009) ローマ教皇の死去を受け、次の教皇を選ぶ「コンクラーヴェ」(教皇選挙)がバチカン市国で行われることになるが、有力候…

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4年前
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『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録①(よく撮らせてもらえたな…😮)

表題通りこの美術ミステリ映画3部作をようやく観ました🎥 えっ今さらかよとツッコミが入りそう。 1作目の上映当時は部活三昧な高校生⚽で、 美術にも洋画にもほとんど関…

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4年前
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それは傑作か駄作か。法廷に持ち込まれた対立の結末(巨匠の波乱万丈伝②)

芸術作品を眺めるとき、ついつい浮かぶのがこんな疑問 この絵、いったいなにがすごいの??🤨 もちろん周りには本や美術展のガイドなどたくさんの解説があり、ほおほおと…

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4年前
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カラヴァッジョというあまりにも危険な天才のお話(巨匠の波乱万丈伝①)

目の前の絵をただ見つめるだけでなく、作品の歴史的ないきさつを知ると絵画鑑賞って楽しくなりますよね😄 というわけで、芸術家や作品をひたすら勝手な視点で紹介していく…

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4年前
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美術展は休みでも。鑑賞気分でショッピングin新宿🎨

さてノートも始めて意気揚々と美術展レポを上げていきたいところなのだが……コ………甲子園までついに中止とは。いつまでこのムード続くのだろか😢 そんなわけで先の週末…

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4年前
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ごあいさつ

アート鑑賞が趣味のアラサー会社員です🐢 都内を中心に美術館巡りのメモや、鑑賞の助けになる美術史などのあれこれをまとめていきます🎨 美術展めぐりにはまったのは社会…

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4年前
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美術展めぐり)オラファー・エリアソン『ときに川は橋になる』&コレクション展

美術展めぐり)オラファー・エリアソン『ときに川は橋になる』&コレクション展

BEAMSがオラファー・エリアソンとのコラボTシャツを発売するというトピックを見て書いてなかったことを思い出しました💦

オラファー・エリアソン『ときに川は橋になる』

現代美術館(MOT)で9月27日まで開催中です。
私は7月初めに訪問。最寄りは清澄白河駅🚃

エリアソンはデンマーク出身で、サステナビリティについてアートを手段として発信してきた現代アーティスト。

今回の企画について「〈とき

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美術展めぐり「画家が見た子ども展」~街に公園に、子どもがいること

美術展めぐり「画家が見た子ども展」~街に公園に、子どもがいること

三菱一号館美術館(大手町)で開かれている「画家が見た子ども展」を観てきました🎨

テーマ的に、扱う時代区分がかなり広そうな企画だなと思っていましたが、取り上げられていたのは主に、ゴッホやゴーギャンといった後期印象派に続く19世紀末に活躍した「ナビ派」の画家たちの作品です。

◎ナビ派とは?🧑‍🎨
「ナビ」はヘブライ語で「預言者、案内人」の意味。
じゃあその預言者はだれかというと、ゴーギャンで

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お待ちかねロンドン・ナショナル・ギャラリー展。エリアごとのマイベストを勝手に激推し(#美術展めぐり)

お待ちかねロンドン・ナショナル・ギャラリー展。エリアごとのマイベストを勝手に激推し(#美術展めぐり)

日曜日は上野へ🐼
待望のロンドン・ナショナル・ギャラリー展を観てきました。

こちらも当初の開催期間は6月14日まで。コロナで危ぶまれましたが実現してくださって本当に感謝です。これだけの大企画、作品を借りる延長交渉等々、関係者の苦労はいかばかりだったか…🙏✨

西洋絵画に特化し、収蔵品数だけでみると約2300点はど。にも関わらず圧倒的なコレクションの質で、数十~数百万点の美術品をそろえるルーブ

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絵を見る自分はどこに?不思議な浮遊感を楽しむ【ピーター・ドイグ展】

絵を見る自分はどこに?不思議な浮遊感を楽しむ【ピーター・ドイグ展】

週末、山種美術館のSAKURA展以来の美術展へ行ってきました。なのでこのブログも再開です(^^)

雑誌の展覧会スケジュールで見た当初から、絵本のような世界観に惹かれたピーター・ドイグ展を観に近代美術館へ。会期はもともと6月14日まででしたが、自粛期間を受けて10月11日まで延長されてます(概要は末尾)

ピーター・ドイグはスコットランド出身。

ロンドンで芸術を学びますが、カリブ海に浮かぶ島トリ

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「ぶらんこ」というチャラい絵の、ささやかな妥協(巨匠の波乱万丈伝③)

「ぶらんこ」というチャラい絵の、ささやかな妥協(巨匠の波乱万丈伝③)



ジャン・オノレ・フラゴナール(1732‐1806)

フランス革命をまたいで生きた「ロココ主義」の代表的な画家。代表作がこちら⇩

≪ぶらんこ≫1767 ウォレス・コレクション(英)

どんな絵か、少し眺めると想像つくでしょうか。

天使像や生い茂る緑。そうここは金持ちの庭⛪はっ

中央の女性も明らかに裕福で、何の不自由もない様子でブランコを漕ぐ👩
左下、オーバーリアクションで眺めるいかにも

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「バベルの塔」の完成目指して奮闘した5日間の記録(※🧩)この絵やはりとんでもなかった

「バベルの塔」の完成目指して奮闘した5日間の記録(※🧩)この絵やはりとんでもなかった

外出機会が減少気味なきょうこのごろ。
「この機に部屋をもっと居心地良くしとこ」。そう思ったのがことの始まり。

断捨離でメルカリに服やら本やら大量出品。
終わったら絵を買って部屋に飾ろうかなと思いつつ、棚をごそごそしていたら出てきたのがこれ↓

「バベルの塔」のジグソーパズル(1000ピース)

そう3年前に上野で開催された「バベルの塔展」のミュージアムショップで衝動買いしてたやつです🐈

もう

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ひたすら桜を愛でる日本画展に行ってきた@恵比寿(美術展めぐり)

ひたすら桜を愛でる日本画展に行ってきた@恵比寿(美術展めぐり)

連休初日な本日はGWと錯覚しそうな暖かさ。

例年なら花見客の賑わいがニュースになる週末だっただろうなあ。でも今年はあいにくの状況……コ……いつになったらワイワイ騒げるのか気をもんでいる人も多いのでは🍺

自分はまさにそれだったので、できる限りの対策をしたうえでこちらに行ってきました😄

【特別展】桜さくらSAKURA 2020
     -美術館でお花見!-

@山種美術館(JR恵比寿駅より

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『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録②(美術館でやっちゃいけなそうなことのオンパレード)

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録②(美術館でやっちゃいけなそうなことのオンパレード)

(前記事の続きです)

②『天使と悪魔』(2009)

ローマ教皇の死去を受け、次の教皇を選ぶ「コンクラーヴェ」(教皇選挙)がバチカン市国で行われることになるが、有力候補者4人が一斉に拉致されるとともに犯行グループから暗号入りの脅迫状が教会宛に届く。

捜査協力を求められたラングドン教授は、その暗号から18世紀に教会の弾圧を受けた科学主義の秘密結社「イルミナティ」の報復的犯行だと見抜く。「選挙当夜

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『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録①(よく撮らせてもらえたな…😮)

『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズをようやく観た記録①(よく撮らせてもらえたな…😮)

表題通りこの美術ミステリ映画3部作をようやく観ました🎥

えっ今さらかよとツッコミが入りそう。
1作目の上映当時は部活三昧な高校生⚽で、
美術にも洋画にもほとんど関心がなかったのです…

ずっと気になってはいたので、外出予定が少ない今こそチャンスと立て続けにアマプラ視聴🐣

…ということでシリーズを簡単にメモっておく投稿です。

で、まず原作者ダン・ブラウンさん🇺🇸

えっイケメンすぎ、、

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それは傑作か駄作か。法廷に持ち込まれた対立の結末(巨匠の波乱万丈伝②)

それは傑作か駄作か。法廷に持ち込まれた対立の結末(巨匠の波乱万丈伝②)

芸術作品を眺めるとき、ついつい浮かぶのがこんな疑問

この絵、いったいなにがすごいの??🤨

もちろん周りには本や美術展のガイドなどたくさんの解説があり、ほおほおと納得しながら鑑賞を楽しんでる私。でもそれと同時に思うのです。

(最初に作品の価値を判断する人って責任重大よね…)

今回は、その役割を担ってきた批評家と画家による激しい対立のエピソードをば。

◎19C後半のアメリカ人画家、ホイッス

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カラヴァッジョというあまりにも危険な天才のお話(巨匠の波乱万丈伝①)

カラヴァッジョというあまりにも危険な天才のお話(巨匠の波乱万丈伝①)

目の前の絵をただ見つめるだけでなく、作品の歴史的ないきさつを知ると絵画鑑賞って楽しくなりますよね😄
というわけで、芸術家や作品をひたすら勝手な視点で紹介していくコーナーをやってみます🎨

1回目はバロック期の天才画家、カラヴァッジョをば(めっちゃ適当な似顔絵で存命なら襲われそう。)

◎そもそも「バロック様式」とは?
1600~1700年頃の西洋美術の風潮を指す。「歪んだ真珠」とか「グロテスク

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美術展は休みでも。鑑賞気分でショッピングin新宿🎨

さてノートも始めて意気揚々と美術展レポを上げていきたいところなのだが……コ………甲子園までついに中止とは。いつまでこのムード続くのだろか😢

そんなわけで先の週末は大人しく買い物に出かけました(自粛とは)

結局日記から始めることにしちゃいましたが、というのもお目当ての品がこれだったから↓

https://twitter.com/yamamotopaper/status/12335520101

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ごあいさつ

アート鑑賞が趣味のアラサー会社員です🐢

都内を中心に美術館巡りのメモや、鑑賞の助けになる美術史などのあれこれをまとめていきます🎨

美術展めぐりにはまったのは社会人になってから。

鑑賞歴が長いわけではなくブログ歴はゼロですが、私と同じように「アートに興味はあるけど…」「美術館にはたまに行くけど、何となく好き/嫌い以上のことは分からない」という方に少しでもお役に立てれば嬉しいです🐻

ぜひ

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