某若夢話

写真での表現が好きで書く事も好きですが、ニュアンス表現は映像に追いつかないので書きすぎ…

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写真での表現が好きで書く事も好きですが、ニュアンス表現は映像に追いつかないので書きすぎてしまいがちです。 撮影・現像・機材などのハード的な事から、街撮りや食べ物撮影、日記的雑感など様々なジャンルでアップしています。 ジャンルはタイトル用の写真で想像してください。

記事一覧

天丼

毎年この時期、足利まで行くのに東武伊勢崎線を使うため、必ず浅草に立ち寄る。 目的地は去年アップした「ココ・ファーム・ワイナリー」で、GW中に実施されるイベント「ヴ…

某若夢話
4日前
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背中に語らせたい

少なからず後ろ姿に惹かれてしまう事は以前にも書いたけど、街の風景をスナップする場合には人が居るのが自然だから、想像できるモチーフとしてはやっぱり後ろ姿が適してい…

某若夢話
11日前
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PowerShot S95はDXOで蘇る? 〜横浜公園等で撮り比べてみた〜

以前に、DXO社製現像ソフトについて書いているけど、その優秀さにひょっとしたら・・・と思ったのは、コンパクトデジタルカメラでの撮影にも有効じゃないか?って事。   P…

某若夢話
2週間前
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大人のお子様ランチ

お子様ランチとは、レストランやデパートの食堂で子供向けに作られたセットになるが、本来は昼食を示すランチを当てたのは何故だろう。 自分の記憶としては、デパートの食…

某若夢話
3週間前
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今年の桜は撮りにくい

気候の変動が年々大きくなっていて、今年は暖冬だったために早く咲くかと思われた桜は、ご存知の通り今週に入って開花から満開に向けて激変する形で咲き乱れた感がある。 …

某若夢話
1か月前
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フルサイズセンサーで撮るモノクロの面白さ

どっちが好きか? と問われたら間違いなく「モノクロ」と言うくらい、光と影だけの世界は好きだ。   写真への入口がモノクロフィルムであり、現像もモノクロだったから、…

某若夢話
1か月前
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新山下を歩いたら、歴史の形が溢れていた

観光地横浜は、港町。 その姿を色濃く残す地域はまだまだあり、漁港の姿を保っている場所もある。 観光地に隣接する形でそれらは存在しているけど、その多くは横浜港に訪れ…

某若夢話
1か月前
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日記的撮影/石川町〜山下公園

街撮りを日常的にやっていると日記的な組み写真になってしまうのが面白くて、「ただただ撮る」という行為を楽しむようになって久しい。   何故、この1枚を撮った? この…

某若夢話
1か月前
32

DXO PureRAW4を試してみた

DXOはカメラとレンズの分析データを持っていて、そのデータを持ってしてレンズの性能等を語る人も多いと聞く。ただ現像ソフトについては、業界スタンダードと言うべきAdobe…

某若夢話
2か月前
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ステージ撮影のコツ

もうやらないと思っていた写真講座。 何故なら仕事での撮影や講座に、ボロボロになった身体が追いつかないと感じていたから、なのだけれど、諸々のしがらみで受ける事にな…

某若夢話
2か月前
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京都で街と食を撮ってみた

浜っ子から見て、関西圏の街は魅力的だ。 それは日本の文化を築いてきた歴史ある地であるが故で、街その物の造りや建物の設え、そこに住む人達の文化を反映した変化等が関…

某若夢話
2か月前
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街撮りは定点観測なのかも

以前にテーマとモチーフの事を書いたけど、自分の撮り方の中で「街撮り」に使うポイントとして明確にあるのは「定点観測」。   これは街撮りの場合に、見慣れた場所でのテ…

某若夢話
2か月前
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5DMarkⅡで撮った雪景色

横浜は関東大震災以降、大きな災害に見舞われたという記憶は殆ど無い。 加えて言うなら風水害の類も災害レベルで起きる事は希で、降雪によって交通が麻痺するような事態に…

某若夢話
2か月前
32

空が綺麗だった

若い頃、雲の写真を撮るのが好きだった。   常に形を変える雲は「良いな」と思った瞬間に撮らないと、イメージ通りの画にはならない。だからこそカメラを持つ時は、常に雲…

某若夢話
3か月前
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街撮りは写真日記にも見える

街撮りを楽しんでいて気づくことは、写真で綴る日記に見えること。 ただ歩き回ってシャッターを切っているだけでも、その足跡やその時の気分がちゃんと順に写っていて、「…

某若夢話
3か月前
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雨がパラつく六本木で

所用があって、六本木へでかけた。 生粋の浜っ子としては東京方向へは行きたくないという気持ちがあるが、拠ん所ない事情もあっての事。 なので、R5+RF24-50mm&RF16mm&R…

某若夢話
3か月前
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天丼

天丼

毎年この時期、足利まで行くのに東武伊勢崎線を使うため、必ず浅草に立ち寄る。
目的地は去年アップした「ココ・ファーム・ワイナリー」で、GW中に実施されるイベント「ヴィンヤードウィーク」に顔を出す事。

浅草は東武伊勢崎線の始発駅となるので、行き帰り共にお世話になるのだが、浅草は外国人にも人気の観光地で食を楽しめる街でもあるから、足利からの帰りには浅草で何かを食べるのも通例になった。

オーバーツーリ

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背中に語らせたい

背中に語らせたい

少なからず後ろ姿に惹かれてしまう事は以前にも書いたけど、街の風景をスナップする場合には人が居るのが自然だから、想像できるモチーフとしてはやっぱり後ろ姿が適しているのだろう。

不思議なもので、後ろ姿はその人の感情や生き方が出やすく、それを見つけて切り取るのは、ひょっとしたら街撮りの中での楽しみの一つなのかも知れない。
 
楽しげな後ろ姿、寂しげな背中、何かに悩んでいる・・・といった被写体が持ってい

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PowerShot S95はDXOで蘇る? 〜横浜公園等で撮り比べてみた〜

PowerShot S95はDXOで蘇る? 〜横浜公園等で撮り比べてみた〜

以前に、DXO社製現像ソフトについて書いているけど、その優秀さにひょっとしたら・・・と思ったのは、コンパクトデジタルカメラでの撮影にも有効じゃないか?って事。
 
PhotoLabには各社のカメラ&レンズデータが設定されていて、2010年に発売されたPowerShot S95の補正データもあったので、予備カメラとして購入し使っていたのだが、Kissを導入した時点で使うケースは激減。そしてRシリーズ

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大人のお子様ランチ

大人のお子様ランチ

お子様ランチとは、レストランやデパートの食堂で子供向けに作られたセットになるが、本来は昼食を示すランチを当てたのは何故だろう。
自分の記憶としては、デパートの食堂で半球状に盛られたチキンライスに日の丸の旗が刺さっていて、その脇にオカズが一緒に盛られたプレートがソレだった、とあるのだが、食べた時間帯が夕方だったのでランチが昼食だと気づくのは、中学で英語に触れた時だった。
 
お子様ランチというは食事

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今年の桜は撮りにくい

今年の桜は撮りにくい

気候の変動が年々大きくなっていて、今年は暖冬だったために早く咲くかと思われた桜は、ご存知の通り今週に入って開花から満開に向けて激変する形で咲き乱れた感がある。
 
そんな状況を記録しようと出かけたが、目的は山下公園の「枝垂れ桜」と「横浜緋桜」。週末は間違いなく観光客でいっぱいになるので、ウィークデイの午前中に訪れてみた。

山下公園から見た横浜中華街の朝陽門。
東と春を守る門として2003年に完成

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フルサイズセンサーで撮るモノクロの面白さ

フルサイズセンサーで撮るモノクロの面白さ

どっちが好きか?
と問われたら間違いなく「モノクロ」と言うくらい、光と影だけの世界は好きだ。
 
写真への入口がモノクロフィルムであり、現像もモノクロだったから、暗室の中で浮かび上がってくるその世界の魅力に魅了されたままなのかも知れない。
 
プロの世界に足を踏み入れた瞬間から「カラーはプロラボ、モノクロは自前」というスタイルにドップリと浸かって、カラー写真の現像を楽しむ気にもなれなかったのは今思

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新山下を歩いたら、歴史の形が溢れていた

新山下を歩いたら、歴史の形が溢れていた

観光地横浜は、港町。
その姿を色濃く残す地域はまだまだあり、漁港の姿を保っている場所もある。
観光地に隣接する形でそれらは存在しているけど、その多くは横浜港に訪れる船に対応する職に携わる人が生活するエリアが多く、同時に港湾業務を行う企業や施設が集結する場所でもある。

そんな地域の一つ「新山下」は、町の中央に運河があって港湾エリアと住宅エリアを分けているが、元町や山下公園から歩いて行ける距離=利便

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日記的撮影/石川町〜山下公園

日記的撮影/石川町〜山下公園

街撮りを日常的にやっていると日記的な組み写真になってしまうのが面白くて、「ただただ撮る」という行為を楽しむようになって久しい。
 
何故、この1枚を撮った?
この時、何を言いたくて(見せたくて)構図を決めた?
 
それは、目的無しにカメラを持って「感じるままに撮った結果」の「振り返り」。
勿論、撮った写真にはそんな疑問の答えが記録されている。
だからその答えを呼び起こし、アウトプットする際の演出を

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DXO PureRAW4を試してみた

DXO PureRAW4を試してみた

DXOはカメラとレンズの分析データを持っていて、そのデータを持ってしてレンズの性能等を語る人も多いと聞く。ただ現像ソフトについては、業界スタンダードと言うべきAdobe製ソフトと比べると、まだまだマイナーな存在なのかも知れない。
 
だが、Lightroom Classicのプラグインとして使えるノイズリデューサーとしてPureRAWがリリースされると、ディテールを残しつつノイズを消したい人達の注

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ステージ撮影のコツ

ステージ撮影のコツ

もうやらないと思っていた写真講座。
何故なら仕事での撮影や講座に、ボロボロになった身体が追いつかないと感じていたから、なのだけれど、諸々のしがらみで受ける事になってしまった。
 
実施するのは「ステージ撮影講座」
 
本格的なイベントの現場を撮る面白さや難しさを、実際に感じてもらう事を目的とした講座で、専門的な知識や経験が必要となるが、自分にとっては一番馴染みがありかつ経験も多い撮影なので、ある程

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京都で街と食を撮ってみた

京都で街と食を撮ってみた

浜っ子から見て、関西圏の街は魅力的だ。
それは日本の文化を築いてきた歴史ある地であるが故で、街その物の造りや建物の設え、そこに住む人達の文化を反映した変化等が関東とは大きく違うからだろう。
中でも京都は長い歴史を昇華させる反映を街に現しているから、新旧問わず関東人にとっては抗えない魅力を感じるのかも知れない。
 
そんな事もあって年に1〜2回、桜や紅葉の時期を外して京都に訪れているのだが、今回は所

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街撮りは定点観測なのかも

街撮りは定点観測なのかも

以前にテーマとモチーフの事を書いたけど、自分の撮り方の中で「街撮り」に使うポイントとして明確にあるのは「定点観測」。
 
これは街撮りの場合に、見慣れた場所でのテンションを下げないための手法として有効で、いつも撮る場所でおきる「その瞬間だけの光景」を捕まえる手段にもなるからだ。逆に言えば、いつも撮る場所で同じ様に撮っても同じに写らない面白さと、以前の物と比べる事で感じられる「時の流れ」を味わえる楽

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5DMarkⅡで撮った雪景色

5DMarkⅡで撮った雪景色

横浜は関東大震災以降、大きな災害に見舞われたという記憶は殆ど無い。
加えて言うなら風水害の類も災害レベルで起きる事は希で、降雪によって交通が麻痺するような事態になるのも、10年に一度あるかどうか・・なイメージがある。
 
先日の積雪で首都高速が通行止めになるなど、予防的な対応が早くから実施されたので、雪景色の横浜が撮れるかと思って準備したのだが、そこまでの積雪は無かったので、過去のデータを掘り起こ

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空が綺麗だった

空が綺麗だった

若い頃、雲の写真を撮るのが好きだった。
 
常に形を変える雲は「良いな」と思った瞬間に撮らないと、イメージ通りの画にはならない。だからこそカメラを持つ時は、常に雲に注意を払っていた事を思い出す。
 
勿論、今だって雲の写真を撮るのは好きだけど、それよりも市井の人々が写り込む街のスナップの方が面白くて、雲だけを狙うのはやめている。
それでも先日「横浜ベイサイドマリーナ」へ行った時、秋の空の様な雲が出

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街撮りは写真日記にも見える

街撮りは写真日記にも見える

街撮りを楽しんでいて気づくことは、写真で綴る日記に見えること。
ただ歩き回ってシャッターを切っているだけでも、その足跡やその時の気分がちゃんと順に写っていて、「何故そのモチーフを選んだのか」という確認ができるのだから、これはもう日記と同じだと思った。

中華街に足を向けたら、混んでいた。
その様を記録的に撮ってみるけど、選んだ構図にはやっぱり気持ちが入っている。

コロナ禍が忘れられつつある今、観

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雨がパラつく六本木で

雨がパラつく六本木で

所用があって、六本木へでかけた。
生粋の浜っ子としては東京方向へは行きたくないという気持ちがあるが、拠ん所ない事情もあっての事。
なので、R5+RF24-50mm&RF16mm&RF35mmという、最低限お散歩セットだけを持参したのだが、悲しい事に雨がパラつく。
気分もどんよりするような天気ではあるけど、いっそ雨模様な日にこそ撮れる物をとってみようと切り替えた。

こんな作品はこんな天候にハマる、

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