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「確実にお金を増やして、自由な私を生きる!元外資系金融エリートが語る価値のあるお金の増やし方」著・肉乃小路ニクヨ 読書感想文
私は基本的にこの手の本は読まないのです。
本になった時点で古い情報だと思うから。
ビジネス系の文章は主に週刊誌で読みます。
似たようなものですけど、やや鮮度は高めです。
それでは何でこの本を読んだかというと、肉乃小路ニクヨさんのファンだからです。
付き合い長めの方はご存じだと思いますが、私は男性の女装、女性の男装、ビジュアル系、黒柳徹子、などちょっとわかりにくくてとても化粧が濃い人たちに惹かれる
「続・窓際のトットちゃん」著・黒柳徹子 読書感想文
〈 私はいまでも、シェパードが道を歩いていると、つい小さい声で「ロッキー!」と呼んでしまう。 〉
「続・窓際のトットちゃん」の1行目はこうして始まる。
ロッキーとは、作者である黒柳徹子さん(トットちゃん)が子供の頃に飼っていた犬の名前である。確か、ロッキーはトットちゃんが外出中にいなくなってしまった。軍用犬として戦争に連れていかれたのだ。
私はこの1行目を読んだだけで胸が痛くなった。
私も15年
小説「狼の幸せ」著・パオロ・コニェッティ 読書感想文
あまりに暑いので、雪山が舞台の本を読んでしまいました。
ちなみに私は山より海派です。
どちらかというと、山は苦手。
見るだけで、人生の壁を感じてしまうのです。
「これより向こうへは行けませんよ」
と言われている気がして。
主人公であるイタリア人ファウストは、フォンターナ・フレッダという山にあるレストランで料理人の真似事をしている。
山へ来る前は都会で小説家として活動をしていた。
ロマンチストで傷
「明治・大正・昭和 不良少女伝 -莫連女と少女ギャング団」著・平山亜佐子 読書感想文
内容は題名の通りで、出だしはまるで大学の卒論のようだった。
本の最後に主要参考文献の羅列があるのだが、それの多いこと。
スマホで読んでいたので、量が多く感じたのかもしれないが、卒論感が最後まで色濃く出ている。
ひとつに不良少女といえど、やはり分類化はされているようで、興味深かったのは中間層にそれはいなくて、富裕層と貧困層に多いということ。
特にこの本では富裕層出身の少女たちの悪事が連ねられていた
雑誌PRESIDENT「頭のいい文章バカな文章」 2023年4.14号感想文
皆様よくご存じだろうが、やはり結論から書く文章が良いとされている模様でこの雑誌でも出だしがそうなっているものが多い。ああ、この文章もまさにそれ。
一方、ひきつける文章はそれとは逆に結論が見えないのが特徴とのこと。用途によるのだろうが、こちらに魅力を感じる。
そのほか、ネット記事副業やChatGPTについてのページも。
ネット記事の作業はChatGPTがそのうち全部やってくれそう。
読書感想文もし
仏小説「青いパステル画の男」著・アントワーヌ・ローラン 読書感想文
パリの弁護士ショーモンは古美術コレクター。オークション会場でもお馴染みの顔だ。その散財を妻であるシャルロットに咎められているが、古美術愛は止まらない。
ある日、ショーモンは自分にそっくりな男が描かれている青いパステル画と出合う。どうしても手に入れたいショーモンはオークションにて高額で競り落とす。
青いパステル画の中の男が自分にそっくりであるというのに、周りの人間は誰一人気づかない。腑に落ちないショ
今回ご紹介するのはジュノ・ディアス作「こうしてお前は彼女にフラれる」です。「あのー」が多くてすんません。久しぶりの録音で緊張したわー。