言葉のアート

言葉が変われば世界が変わる。

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言葉が変われば世界が変わる。

記事一覧

水やり

繋げた命、75年。 何を感じて生きていたのか。遠い昔に感じるあなたに思いを馳せる。 繋がった命、75年。 物は豊で、心は乏しい。遠い未来は考えられない。 まだ、枯れて…

2

花言葉は「平和」

遠い国の悲惨なニュースを動画や画像で見てみても、 どこか他人事な心があることに多くの人は気づかない。 言葉でどれだけ訴えかけても変えられない世界がある。 それでも…

1

言葉の旅

肺が潰れてしまいそうになるほど叫んだ言葉は、過酷な地球の旅に出る。 世界を周ることは生半可なことではなく、時には拒絶され、行き場を失い、死さえ感じる瞬間もある。…

8

5時のチャイム

休日の夕方は時間の流れが変わっている。どこか哀愁を漂わせ、どことなく安らぎを覚える時間。 携帯から流れるピアノの音に迷いだらけの心が反応して、目頭が熱くなる。 こ…

7

狐の嫁入り

濡れたアスファルトをスキップして陽の光が眼に届く。 眩しくて上を向いたら綺麗な青空で、 思わず見惚れている間に段々視界がぼやけていく。 晴れた空に雨2つ。狐の嫁入…

4

無味無臭

苦い味した焦りの感情。 甘ったれた現実と相まって無味無臭と化す。

4

共感

叫び、喚く。 伝われ!伝われ!この焦燥。この不安。 自分だけではないと確認するために。 人と繋がり、心を正しく導くために。

5

ミルフィーユ人間

あの日の嬉しかったこと。あの日の悲しかったこと。あの日感じた、初めての怒り。これまで感じたそいつらが累々積まれるミルフィーユ。 人目に見えぬその層を、人は「記憶…

5

心底

驚くほどに嫌いだった冬の朝も、待ち遠しかったはずの桜でさえも、失う時には寂しくて、手に入る時には嫌気がさして。 気づいていたけど目隠ししてた。私は心底ないものね…

8

屋上

一段上がったその先に広がる青さに心踊らせ、ちらりと見える白雲に柔らかな季節を感じたりして。 そんな当たり前の感情を、人は「青い春」と呼んでみたりする。

2

金魚

宙に漂う誣言をパクパク食べて、気のみ気のままヒラヒラと、漂う姿を見つければ、心晴れやか清廉金魚。

足下を通り抜けるそいつは、くるぶしを撫でて体温を奪ったら次を探して通りすぎる。 頬を撫でるそいつは、心地よさと椿の香りを運んで来ては、心に安らぎをもたらして通り…

3

人間模様

口から出た言葉は糸になって、糸繰り人形の人間を操る。操られる人間も、操る人間もその糸は複雑に絡んで人間模様を織りなすという。

6

世界とは

時々考える。この地球はうまくできすぎていると。 時々考える。地球がうまくできているのではなく、地球をうまく利用しているのかと。 時々考える。この世界は本物かと。 …

6

今を

今日、明日の生き方を考える。明日、生きているとも分からないのに。 今日、昨日までを振り返る。昨日、起きたことは変わらないに。

4

想い出

かつて過ごしたその場所を、誰もいないと知りながら、何故か横目で覗くのは、目線の先のその場所がきっと記憶の塊だから。

1
水やり

水やり

繋げた命、75年。
何を感じて生きていたのか。遠い昔に感じるあなたに思いを馳せる。

繋がった命、75年。
物は豊で、心は乏しい。遠い未来は考えられない。

まだ、枯れていない。まだ、枯れていない。
そんな心に水をやろう。
生きていることを感じられるように、恥じることなく生きられるように。

枯れないように水をやろう。
綺麗な花は咲かなくとも。命が繋がり咲く時を信じて。
枯れないように水をやろう。

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花言葉は「平和」

花言葉は「平和」

遠い国の悲惨なニュースを動画や画像で見てみても、
どこか他人事な心があることに多くの人は気づかない。

言葉でどれだけ訴えかけても変えられない世界がある。
それでも言葉にせずにはいられない。
心からそう思っているから。

言葉は人を傷つける剣や銃になるし、人を優しく包む繭にも頑丈なシェルターにもなる。
形がないようで『何にでもなれる』という形を持っている。

今日、この日を生きている人の言葉が、

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言葉の旅

言葉の旅

肺が潰れてしまいそうになるほど叫んだ言葉は、過酷な地球の旅に出る。

世界を周ることは生半可なことではなく、時には拒絶され、行き場を失い、死さえ感じる瞬間もある。でも、そうした過酷な旅の先にただ一人、届くのならばそれで充分。

受け取ってくれて『ありがとう』これだけで生きていく意味がある。

5時のチャイム

5時のチャイム

休日の夕方は時間の流れが変わっている。どこか哀愁を漂わせ、どことなく安らぎを覚える時間。
携帯から流れるピアノの音に迷いだらけの心が反応して、目頭が熱くなる。
この時間が永久に続けばいいのになんて、ありえないと分かっていることを願ってしまう。
遠くで響く5時のチャイム。夕方の終わりを告げる。
遠くで響く5時のチャイム。現実と夢の狭間の音。

狐の嫁入り

狐の嫁入り

濡れたアスファルトをスキップして陽の光が眼に届く。
眩しくて上を向いたら綺麗な青空で、
思わず見惚れている間に段々視界がぼやけていく。

晴れた空に雨2つ。狐の嫁入り雨2つ。

無味無臭

無味無臭

苦い味した焦りの感情。
甘ったれた現実と相まって無味無臭と化す。

共感

共感

叫び、喚く。
伝われ!伝われ!この焦燥。この不安。
自分だけではないと確認するために。
人と繋がり、心を正しく導くために。

ミルフィーユ人間

ミルフィーユ人間

あの日の嬉しかったこと。あの日の悲しかったこと。あの日感じた、初めての怒り。これまで感じたそいつらが累々積まれるミルフィーユ。

人目に見えぬその層を、人は「記憶」と呼んでみて、記憶と呼んだそいつらは、遠いいつかの「思い出」と呼ばれて。

生けとし生けるすべての人が今日も心で作られる。今日も心を作ってる。
ただ、生きる答えを探し求めて。

人はみな、心重ねるミルフィーユ。

心底

心底

驚くほどに嫌いだった冬の朝も、待ち遠しかったはずの桜でさえも、失う時には寂しくて、手に入る時には嫌気がさして。

気づいていたけど目隠ししてた。私は心底ないものねだり。

屋上

屋上

一段上がったその先に広がる青さに心踊らせ、ちらりと見える白雲に柔らかな季節を感じたりして。

そんな当たり前の感情を、人は「青い春」と呼んでみたりする。

金魚

金魚

宙に漂う誣言をパクパク食べて、気のみ気のままヒラヒラと、漂う姿を見つければ、心晴れやか清廉金魚。

風

足下を通り抜けるそいつは、くるぶしを撫でて体温を奪ったら次を探して通りすぎる。

頬を撫でるそいつは、心地よさと椿の香りを運んで来ては、心に安らぎをもたらして通り過ぎる。

当たり前にそこにいて、当たり前過ぎて気づかれなくて。そんな風に思いを乗せて。

人間模様

人間模様

口から出た言葉は糸になって、糸繰り人形の人間を操る。操られる人間も、操る人間もその糸は複雑に絡んで人間模様を織りなすという。

世界とは

世界とは

時々考える。この地球はうまくできすぎていると。
時々考える。地球がうまくできているのではなく、地球をうまく利用しているのかと。
時々考える。この世界は本物かと。
時々考えて、すぐにこの思考に意味がないことを知る。それ自体にも意味はないことも。

今を

今を

今日、明日の生き方を考える。明日、生きているとも分からないのに。
今日、昨日までを振り返る。昨日、起きたことは変わらないに。

想い出

想い出

かつて過ごしたその場所を、誰もいないと知りながら、何故か横目で覗くのは、目線の先のその場所がきっと記憶の塊だから。