たんたん

子供2人と一緒に暮らしています。好きなものは、クラシック音楽(特にピアノ、弦楽器)、映…

たんたん

子供2人と一緒に暮らしています。好きなものは、クラシック音楽(特にピアノ、弦楽器)、映画、料理(お菓子作りも)、旅行etc.

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    私の好きな旅と料理、旅先で出会った芸術作品について

  • 映画と音楽と外国語

    私の関心事について思いつくままに綴ってみようかと思います。

記事一覧

メスキータ展

金曜日の仕事帰りに、東京ステーションギャラリーで開催中のメスキータ展に行ってみました。メスキータはあまり広く知られていない(?)と思うけど、美術教師でもあり、だま…

たんたん
4年前
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クリムト展

クリムト展に行ってきました。 すごい混雑で、ゆっくりは見られなかったけど作品は素晴らしかった。クリムトといえば金箔をふんだんに使った絵がよく知られているけど、今…

たんたん
4年前
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フェルメール 「真珠の耳飾り...」より好きなのは

上野の森美術館で2月まで開催されていたフェルメール展、人混みが嫌いなので、見に行きたい気持ちがあっても腰が重く、娘の受験期にインフルエンザ拾っちゃうのも心配だし.…

たんたん
5年前
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“You raise me up” Martin Hurkens

オランダ人歌手、Martin Hurkensが歌う You raise me up. この曲は元々アイルランドのミュージシャンが歌っていたそうで、色々な歌手がカバーしている。今まで聞いた中で、…

たんたん
5年前
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Glinka /Balakirev The lark

私の好きなキーシンが演奏するThe Lark (ひばり)この曲もあまりコンサートなどで演奏されないようだけど、私の大好きな曲のひとつ。 キーシンと言えば、私が高校生の頃、…

たんたん
5年前
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グリンカのピアノ曲

最近私が一生懸命練習しているのが、このグリンカのピアノ曲。 グリンカは、近代ロシア音楽の父、またはロシア国民楽派の祖と呼ばれる19世紀の作曲家です。オペラ「ルスラ…

たんたん
5年前
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Father and daughter (邦題「岸辺のふたり」)

2000年 オランダのアニメ作家 Michael Dudok de Wit の作品。邦題のセンスは微妙。作品の持つ独特の情緒を表していないようで... 。 音楽がセンチメンタルで私好み。台詞…

たんたん
5年前
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オランダの風景画

オランダの画家というと多くの人がゴッホやレンブラントを挙げるけど、私はヘンドリック・アーフェルカンプの絵が好き。 17世紀前半に活躍した画家で、代表作はこの「スケ…

たんたん
5年前
3

アイスボックスクッキー

小学生の頃、引っ越した新しい家に備え付けの大きなガスオーブンがあって、それからお菓子を作るようになった。まずは簡単なカップケーキから始めて、型抜きクッキー、スポ…

たんたん
5年前
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シャーロット・ランプリングが好き

「さざなみ」(原題 “45 years”)を見て、シャーロット・ランプリング良いなあ〜って思った。 45年連れ添っても、昔の恋人を思い出す夫に心がざわつくのね。その微妙な…

たんたん
5年前
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Before sunrise

好きな映画は?と聞かれると “Before sunrise”と”Before sunset”と答える。この2作は場面設定が最高。 一作目冒頭の列車での出会いの場面。学生時代、東欧をバックパ…

たんたん
5年前
3

ピアノ

一昨日、ツィメルマンのコンサートに行って来た。彼のコンサートは、オランダのコンセルトヘボウへ聴きに行って以来2度目だけど、今回もやっぱりピアノの上に楽譜を置いて…

たんたん
5年前
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メスキータ展

メスキータ展

金曜日の仕事帰りに、東京ステーションギャラリーで開催中のメスキータ展に行ってみました。メスキータはあまり広く知られていない(?)と思うけど、美術教師でもあり、だまし絵で有名なオランダの画家エッシャーも彼の教え子だったそうです。

彩色されていない版画作品ばかりなので、全てがモノトーンで、シックな感じの展覧会でした。版画が制作の過程で変化していくのも見られて面白かった。グロテスクな描写もあって、とて

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クリムト展

クリムト展

クリムト展に行ってきました。

すごい混雑で、ゆっくりは見られなかったけど作品は素晴らしかった。クリムトといえば金箔をふんだんに使った絵がよく知られているけど、今回の展覧会で最も印象に残ったのは、ドローイング作品の中にあった子供の絵でした。

クリムトは生涯結婚はしなかったけど、絵のモデルたちとの間に14人(!)の子供がいました。

生まれた子供達のうちのひとりは生後81日で亡くなってしまい、その

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フェルメール  「真珠の耳飾り...」より好きなのは

フェルメール 「真珠の耳飾り...」より好きなのは

上野の森美術館で2月まで開催されていたフェルメール展、人混みが嫌いなので、見に行きたい気持ちがあっても腰が重く、娘の受験期にインフルエンザ拾っちゃうのも心配だし... などと迷っているうちに終わってしまいました。

オランダに住んでいた頃、アムステルダム国立美術館とハーグのマウリッツハイス美術館で見たフェルメールの作品の中で、私がいちばん気に入ったのは「デルフトの眺望」。

この絵を見た瞬間鳥肌が

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“You raise me up” Martin Hurkens

オランダ人歌手、Martin Hurkensが歌う You raise me up. この曲は元々アイルランドのミュージシャンが歌っていたそうで、色々な歌手がカバーしている。今まで聞いた中で、私はこの人の歌い方と声がいちばん好き。あたたかい感じの声と歌詞がぴったり合っていて素敵。
歌詞が感動的で何度聴いても涙が出ちゃう曲。

When I am down and, oh, my soul, so
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Glinka /Balakirev The lark

私の好きなキーシンが演奏するThe Lark (ひばり)この曲もあまりコンサートなどで演奏されないようだけど、私の大好きな曲のひとつ。
キーシンと言えば、私が高校生の頃、ショパンのピアノ協奏曲のレコードが発売されて話題になったのを記憶している。もしゃもしゃ頭の12歳の小さな少年が凄い演奏をしていて、私もすごく衝撃を受けた。それがロシアに興味を持つきっかけにもなった。
今は彼ももう40代後半のおじさ
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グリンカのピアノ曲

最近私が一生懸命練習しているのが、このグリンカのピアノ曲。

グリンカは、近代ロシア音楽の父、またはロシア国民楽派の祖と呼ばれる19世紀の作曲家です。オペラ「ルスランとリュドミーラ」が有名ですが、とても美しいピアノ曲も残しています。

ピアノ曲はあまりコンサートなどで演奏されないようですが、ロシア音楽独特の叙情性があって、流れるようなメロディーがとても綺麗です。私はグリンカのピアノ曲を聞くと、物語
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Father and daughter (邦題「岸辺のふたり」)

Father and daughter (邦題「岸辺のふたり」)

2000年 オランダのアニメ作家 Michael Dudok de Wit の作品。邦題のセンスは微妙。作品の持つ独特の情緒を表していないようで... 。

音楽がセンチメンタルで私好み。台詞はなく音楽だけが流れて、登場人物の心の動きがオランダの風景の中で描かれていく。初めて見た時は綺麗で悲しくて号泣してしまった。そして、何度見ても泣いてしまう。

この作品を見た10年後にまさか自分がオランダに

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オランダの風景画

オランダの風景画

オランダの画家というと多くの人がゴッホやレンブラントを挙げるけど、私はヘンドリック・アーフェルカンプの絵が好き。

17世紀前半に活躍した画家で、代表作はこの「スケートする人々がいる冬景色」。氷の上で楽しそうに過ごす人々の姿が生き生きしていて、ほのぼのと温かい気持ちになれる。

この写真が実際の天然氷スケートの様子。私がオランダに住んでいた間は、暖冬で残念ながら凍らなかったけど、こんな風に家の近く

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アイスボックスクッキー

アイスボックスクッキー

小学生の頃、引っ越した新しい家に備え付けの大きなガスオーブンがあって、それからお菓子を作るようになった。まずは簡単なカップケーキから始めて、型抜きクッキー、スポンジケーキ、シュークリーム等... その中でいちばん好きで、今も作り続けているのはアイスボックスクッキー。ココア生地と普通の生地で模様を作って、金太郎飴的に、切った時に綺麗にできてるとたまらなく嬉しい!

レシピはいろいろ試したけど、今田美

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シャーロット・ランプリングが好き

シャーロット・ランプリングが好き

「さざなみ」(原題 “45 years”)を見て、シャーロット・ランプリング良いなあ〜って思った。

45年連れ添っても、昔の恋人を思い出す夫に心がざわつくのね。その微妙な心の動きが、一見無表情な彼女の行動や言葉の端々に表れていて、悲しくて、ちょっと怖かった。

夫婦には子供がいない。でも、夫の元恋人が彼の子供を身ごもったまま亡くなっていたことがわかってしまった。そして、かなりデリカシーにかける夫

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Before sunrise

Before sunrise

好きな映画は?と聞かれると “Before sunrise”と”Before sunset”と答える。この2作は場面設定が最高。

一作目冒頭の列車での出会いの場面。学生時代、東欧をバックパック旅行してた頃を思い出す。英語やロシア語で旅先で出会った人たちとおしゃべりして楽しかったなあ。旅ではイーサン・ホークのような素敵な人との出会いは無かったけど、駅で別れる場面とか...自分の若い頃に重ねてしまっ

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ピアノ

ピアノ

一昨日、ツィメルマンのコンサートに行って来た。彼のコンサートは、オランダのコンセルトヘボウへ聴きに行って以来2度目だけど、今回もやっぱりピアノの上に楽譜を置いて、弾きながら素早く華麗に譜めくりしていて、ほんとうに素敵だった。ピアノの音がとっても澄んでいて、ショパンのスケルツォの悲しいメロディーの部分で涙が止まらなくなってしまった。横にいる姉をそっと見たら、やっぱり泣いてた... (^.^)

ピア

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