真っ白の紙を目の前にして 肘たてをして、大きなあくびをする。 私は研究職という職種にいながら「文章」を書くことが苦手である。 それが大きなコンプレックスだ。 特に…
※日本舞踊家の谷口裕和さんにインタビューをして書いた記事です。 照明が暗くなり、正座をしてお辞儀をする。 教室の片隅に小さな舞台が立ち現れた。 扇子を手に、しな…
「次の時間、昇格面談の練習がある。でも、管理職になりたくない」 山本さんが呟いた。そうだよな。わかるなぁと思う。 私は時々女性3人でランチをする。 「上司は皆、…
皆さんは、女子会やデートなどで利用する「かわいいカフェ」を探す時、どのように行くお店を決めますか。 食べログの星の数やぐるなびの口コミを見て検討するかもしれ…
アイディアを生み出す身体 ーデザイナー志望の私を、研究者にした本ー 幼い頃から自分のアイディアを言葉で説明することが苦手だった。だから、言葉よりも絵で表現でき…
Kyon
2018年9月15日 02:34
真っ白の紙を目の前にして肘たてをして、大きなあくびをする。私は研究職という職種にいながら「文章」を書くことが苦手である。それが大きなコンプレックスだ。特に「論文」となるとさらに苦手だ。論理的かつ客観的に書きなさいと言わんとばかりに二段にわかれた白い紙を見つめていると、私じゃない誰かが書いたほうがもっと良くなるはずのものを書いている気がして、申し訳なくなるのである。強張った身体
2019年2月18日 00:17
※日本舞踊家の谷口裕和さんにインタビューをして書いた記事です。照明が暗くなり、正座をしてお辞儀をする。教室の片隅に小さな舞台が立ち現れた。扇子を手に、しなやかな体で踊る谷口さんが暗がりの中にぱっと浮かぶ。遥か彼方をみつめる彼の目線をなぞりながら、彼の意識は今この瞬間どこにあるのだろうと思った。「あなたは、何を見ているの」谷口さんの表情は寂しさや切なさ、時には怒りであふれ、意識
2018年12月9日 20:07
「次の時間、昇格面談の練習がある。でも、管理職になりたくない」山本さんが呟いた。そうだよな。わかるなぁと思う。私は時々女性3人でランチをする。「上司は皆、昇格が嬉しいことだというけれど、私は辞退したいんだ。管理をする立場になるのは、まだ早いかな。」彼女は、寂しい目をしながらスープを口に運んだ。言葉ひとつひとつが胸にささる。きっと管理職に憧れがないのだろう。隣にいた彼女の先輩が
2018年9月25日 00:57
皆さんは、女子会やデートなどで利用する「かわいいカフェ」を探す時、どのように行くお店を決めますか。 食べログの星の数やぐるなびの口コミを見て検討するかもしれません。 googlemapで探すかもしれないし、ことりっぷなどの旅行の雑誌や、友達から直接教えてもらうかもしれません。 私の場合、女優や読者モデルなどの有名人の書いたブログ記事の書き方からカフェを探します。この方法で都内の百種類
2018年9月16日 12:20
アイディアを生み出す身体ーデザイナー志望の私を、研究者にした本ー 幼い頃から自分のアイディアを言葉で説明することが苦手だった。だから、言葉よりも絵で表現できるデザイナーになると思っていた。そんな私に衝撃を与え、研究者へ導いた本、それがマイケル・ポランニーの「暗黙知の次元」だ。 私の人生を変えたこの本は、十年たった今でも、何かを生み出すことに対して深い洞察を与えてくれる素晴らしい本だ。