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リデュース·リユース·リサイクル ダイハツミラCOCOA 地球沸騰下でのエアコンフル稼働対策 前編 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 車を子供の車と交換し、その車、ダイハツのミラCOCOAを自分流に改良しているというお話です。リデュース·リユース·リサイクルということで、2014年に子供が購入し今年10年目の比較的新しい車。人生初めての軽自動車とのお付き合いについての連作。
 
 軽自動車は良く出来ていて感心する事ばかりです。

 それでは本題。

 エンジンオイルに摩擦低減の為の添加剤MT-10を、CVTのオイルにも摩擦低減の為の添加剤入れて動力性能を最大限引き出し、騒音を発生源から対策してあります。

 遮音、吸音材を追加してのバルクヘッドデッドニングも

 エンジンルームのデッドニングも

 施しました。

 低騒音タイヤの性能を100%引き出す工夫もしました。

 そして地球沸騰なので、エアコンフル稼働型連続している状態が毎日続いています。駐車場に駐める時はなるべく建物内駐車場、建物内の影を選んで少しでも太陽の輻射熱を避ける工夫をしています。
 また当然サンシェイドも小まめにして、信号で停止する時も可能な範囲で日陰に停止する様にしています。

 それでもエアコンはフル稼働で、当然エンジン出力からエアコンのコンプレッサーを直接動かしているため、上り坂では小排気量の宿命としてかったるさが増してしまいます。特に大人4名乗車時の登坂が顕著。

 CVTオイルやエンジンオイルも小まめに換えて各々添加座も入れフリクションロスを低減。やり尽くした感が有りますが…

 でも本題のかったるさ解消にはまだやれることが残っていました。

 ホンダのVF750F

という電子燃料噴射ではなく古典的なキャブレター仕様の二輪車への対策から始めたソリューションを適用してみることにしました。その大型二輪車には常に使うため、箱買い大量購入し出費を抑えその分必ず給油の度に使っているガソリン添加剤。

呉工業さんの
Super Power Booster

主成分と記されてあるMPC (Micro Power Career)が何なのかは開示されていないようです。物理屋としてはブラックボックス的で不安なんですが、また実験物理もやっていたので事実は素直に認めるというスタンス。

 で、この呉工業さんのSuper Power Boosterは私の所有する1984年のキャブレター仕様の大型二輪車や1991年のアメリカ車のリンカーンタウンカーには極めて有効という事実が有りました。

 効果として分かりやすいのはアイドリング回転数の上昇でした。キャブレター車の大型二輪車はそのまま、アイドリング回転数が600回転から1200〜1500回転にも上昇します。
 一方燃料噴射制御が掛かる電子燃料噴射のリンカーンも冬季エンジンが冷え切っている時の始動時、燃料噴射量が設定範囲の最大になるのでアイドリング回転数が大きく上がります。直後に燃料噴射量が調整されます。以降も燃焼効率が上がるのか短時間で暖気が完了します。
 定性的には加速がスムーズになります。燃料噴射量が変化しても燃焼が安定しているので加速時のエンジンの振動が少なくなります。数値化できてませんが、加速時の体感、エンジン音の変化で実感できます。

 今回のダイハツのミラココアに適用の結果は以下。

 定量的には矢張りアイドリング回転数。停車してドライブで安定させてからやおらニュートラルにすると600回転から通常は1000回転になるのですがそれが1500〜2000回転に一瞬なり、そこからじわじわと1〜2秒掛けて燃料噴射が調整され、噴射量が絞られ1000回転になって安定するという現象が起こります。
 定性的には上記2台同様加速がスムーズになります。燃料噴射量が変化しても燃焼が安定しているので加速時のエンジンの振動が少なくなります。また期待していたエアコンフル稼働時の登坂も期待通りかったるさが解消しました。
 
目論見通り

 ということで、パワーウェイトレシオが不利な小排気量車の宿命としてかったるさ、特にエアコンフル稼働、大人4名乗車時の登坂でのかったるさも解消しました。

 燃焼効率が上がる為だと思うのですが、外気温35℃を超える日の登坂ではエンジン温度が上がり過ぎてエンジン温度が上昇し、外気温が高すぎて燃料噴射量が制限されるという事態に。オーバーヒート対策かと思われます。日陰のある場所に駐車して休憩し、車はアイドリングで空冷したら、ものの3分の対策で燃料噴射量外気温制限が解除され、また気持ちよく走れました。 因みに今回の対策後に大人4名乗車(子供夫婦と私達夫婦)で片道2時間程度の瀬戸内海側から日本海側への山越えでは標準装備の車載燃費計計測値で20Km/Lを超えていました。

 未来のためにできるリデュース·リユース·リサイクルということで、2014年の車も工夫次第でまだまだずっと現役で使えそう

めでたしめでたし(笑)

御参考
 今回の事前調査で呉工業さんについて面白い発見が有りました、呉工業さんの名前の由来は地名だと勝手に想像していましたが、どうやら創業者の方のお名前から来ている様です。

「弊社の社名は、創業者の名前”呉全徳”から「呉」をとり「呉工業(株)」となりました。弊社の社名と呉市は何もつながりはございません」とのこと。

 同社の会社概要はこの様な感じ。64名であれだけの製品群をお持ちとは驚きました。米国のCRCIndustry社から輸入したところから始まる様です。

創立
1960年8月
資本金
2,000万円
役員
代表取締役社長 Mayling Woo Clements (呉 美齡)
専務取締役   深井 純
常務取締役   呉 トーマス
従業員数
64名(2023年4月現在)
営業種目
化学製品の製造・卸売・販売

因みに

「KURE5-56」の「5-56」は創業時の番地が「1-16」だったことから開発順に「1-16」、「2-16」と名付けていき、5番目に開発された製品だから「5-56」になった

とのことの様です。

 


 

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