ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカ…

ぼんやり

1984年7月生まれの男性です。東京育ち。銀行→不動産管理→電機メーカー→タイヤメーカーと3回も転職して、人事の仕事をしています。(過去にはFP、総務・システムも担当) 趣味は、読書、ラジオ視聴、野球観戦、お笑い全般です。 本の個人的な感想等をメモ程度に書いていきます。

最近の記事

読書メモ:世界のDXはどこまで進んでいるか

基本情報『世界のDXはどこまで進んでいるか』 雨宮寛二 2023年7月20日発行 以前、AIに関する本を読んでおり、「DX」も興味があり、特に世界との比較が気になり手に取った一冊。 DXに関して、以下のような構成でまとめられている。 基礎編:これまでのデジタル化の動きを捉えたうえで、企業がデジタル化を進めるうえで必要なことを解説する。 戦略編:企業がDXにより全体最適化をはかることで採るべき戦略を事例を示しながら、戦略的意義や価値の重要性を明らかにする。 事例編:デジタル

    • 読書メモ:調査報道ジャーナリズムの挑戦 市民社会と国際支援戦略

      基本情報『調査報道ジャーナリズムの挑戦 市民社会と国際支援戦略』 花田達朗、別府三奈子、大塚一美、デービッド・E・カプラン 2016年12月10日発行 以前読んだ週刊文春の本から「ジャーナリズム」って何なんだろうと思い、手に取った一冊、 読書メモ:獲る・守る・稼ぐ週刊文春「危機突破」リーダー論|ぼんやり (note.com) 調査報道の存在条件を検討し、日本における展望を目指して書かかれており、「調査報道」の発生をアメリカのジャーナリズム史の中に位置づけを求めている。そ

      • 読書メモ:いのちの車窓から

        基本情報『いのちの車窓から』(文庫版) 星野源 2022年1月25日発行 今更説明も不要だとは思うが、音楽家、俳優、文筆家としても有名な星野源さんのエッセイである。 本作は、エッセイとしてはおそらく4冊目の文庫本(文庫用のあとがきが追加されている)であり、大病後、紅白初出場、「逃げるは恥だか役には立つ」撮影時頃までのことが書かれている。新垣結さんについても書かれており、結婚した今読むと当時から魅かれていたことが読み取れる。 感想 「エッセイ」ということもあり、飾らない人

        • 読書メモ:いまこそ税と社会保障の話をしよう

          基本情報『いまこそ税と社会保障の話をしよう』 井出英策(慶應義塾大学経済学部教授) 2019年12月19日発行 「税」の話となると、増税か減税か、また、「消費税」たまに「所得税」がのことで、全体の話ではなく、パーツの話が多いと思い、全体的なことを勉強したいと思い、手に取った一冊である。 講演式で書かれており、冒頭に著者の問題認識・課題を話し、会話形式で議論を深めていく本書。著者の生い立ちを起点にした社会に対する課題から税と社会保障に関する考え方を独自の視点で解説されている。

        読書メモ:世界のDXはどこまで進んでいるか

          読書メモ:桑田佳祐論

          基本情報『桑田佳祐論』 スージー鈴木 2022年6月20日発行 国民的バンドのサザンオールスターズの楽曲や桑田佳祐名義の楽曲における「歌詞」の深みを掘り越している本書。 著者は、1966年生まれで、桑田さんの10個下になり、私とは、1984年生まれなので、著者とは18歳差、桑田さんとは28歳差になる。 基本的に年代順に著者がセレクトした楽曲毎に歌詞を掘り下げていく形式で書かれている。 構成 第一章 胸騒ぎの腰つき(1978~1985) 1.サザンオールスターズ≪勝手にシ

          読書メモ:桑田佳祐論

          読書メモ:情報武装する政治

          基本情報『情報武装する政治』 西田亮介(社会学者) 2018年3月22日発行 情報環境、メディア環境の変化を概観しながら、政治の情報発信の諸相について論じ、「政治のわかりにくさ」をベースに政治のわかりやすさが欲望されることを前提に、政治、社会、メディアの変化と、政治の情報発信に注目した本書。 学術書と言われるジャンルだけになかなか理解しながら読み進めるのに苦労したが、大学時代にマス・コミュニケーションを専攻しており、知識のアップデートを図るべく手に取った一冊である。 構

          読書メモ:情報武装する政治

          読書メモ:「日本の伝統」の正体

          基本情報『「日本の伝統」の正体』 藤井 青銅 2021年1月1日発行 「その伝統、本当に昔からあった?」を調べていく本書。いろいろな「伝統」の成り立ち・歴史を詳細に調べ、2020年を基準に何年前の歴史があるか各項目の末に「伝統の年数」として一つひとつ記載している。(例えば、初詣は、約130年等) 著者は、オードリーのオールナイトニッポンの作家としても有名な藤井青銅さん。本書を出版時に宣伝を見て、気になっており、今回手に取った一冊である。 構成 第一章 季節にすり寄る「伝

          読書メモ:「日本の伝統」の正体

          読書メモ:世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか?

          基本情報『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか?』 毎日新聞取材班 2022年4月20日発行 韓国、中国、フランス、イスラエル、アメリカ、ハンガリー、フィンランドの各国の少子化対策を取材し、まとめられた一冊。 韓国、中国、アメリカ、フィンランドは、日本同様に出生率が下がっている国々であり、フランスは手厚い支援策で高い出生率を維持し、イスラエルは3.01という高い合計特殊出生率の謎に迫っている。ハンガリーは、オルバンという強権的な政権にも関わらず、GDPの5%を家族支援策に

          読書メモ:世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか?

          読書メモ:証言 大谷翔平 大リーグを変える「天才二刀流」の素顔

          基本情報『証言 大谷翔平 大リーグを変える 「天才二刀流」の素顔』 野村克也+張本勲+黒木知宏+大野奨太+渡部健ほか 著 2018年7月11日 発行 改めての説明が不要であろう「大谷翔平」に関して、球界OBや日ハムOB、花巻東のチームメイト等16名のコメントを証言という形でまとめた本書。2018年発行で、エンジェルスに移籍し1年目時点のため、小学校、中学、高校、日ハム時代をメインとなっている。 構成 第1章 レジェンドOBたちが語る天才の可能性     張本勲     

          読書メモ:証言 大谷翔平 大リーグを変える「天才二刀流」の素顔

          読書メモ:18時に帰る「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方

          基本情報『18時に帰る 「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方』 一般財団法人1more Baby 応援団 2017年6月 発行 西ヨーロッパの人口約1,700万人のオランダは、ユニセフの調査によると「世界一子どもが幸せな国」と呼ばれており、なぜオランダの子どもたちが幸せなのか? その疑問を解消するため、日本の「1more Baby応援団(※)」のメンバーが実際にオランダに出向き、政府、自治体、大学教授、保育所、小学校、一般家庭にヒアリングを行い、

          読書メモ:18時に帰る「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方

          読書メモ:獲る・守る・稼ぐ週刊文春「危機突破」リーダー論

          基本情報『獲る・守る・稼ぐ週刊文春「危機突破リーダー論」』 新谷学 2021年7月30日 発行 最近でもダウンタウン松本人志さんの性加害スキャンダルを報道した「週刊文春」の編集長である新谷学氏の著作。出版は、「光文社」となっている。川谷絵音・ベッキー不倫スキャンダルあたりから「文春砲」と呼ばれるようになったが、著者自体はあまり「文春砲」というのは好きではないとのこと。内容としては、週刊文春がどのようにしてビジネスモデルを変えて、新しい稼ぎ方の仕組みを作り、脈々と受け継がれる

          読書メモ:獲る・守る・稼ぐ週刊文春「危機突破」リーダー論

          読書メモ:イノベーションは日々の仕事のなかに

          基本情報『イノベーションは日々の仕事のなかに 価値ある変化のしかけ方』 パディ・ミラー、トーマス・ウェデル=ウェデルスボルグ 著 平林荘 訳 2014年9月20日 発行 ここ20年ほどの日本経済の状況をよく「失われた20年」とよび、企業でイノベーションが起きなかったことが原因と言われている。確かに薄型テレビ、iPhone等、海外企業で生まれた革新的な製品はあるが、ここ20年ほどでパっと日本企業から生まれた世界的な製品があまり思い浮かばなく、むしろガラパゴス化してしまったとい

          読書メモ:イノベーションは日々の仕事のなかに

          読書メモ:ナンシー関の名言・予言

          基本情報『ナンシー関の名言・予言』 ナンシー関 2013年2月1日 発行 2002年に亡くなった消しゴム版画家、コラムニストであるナンシー関。各種雑誌に掲載したコラムをまとめた一冊。没後22年が経っているが、いつか必ずナンシー関の著作は読もうと思っており、今回いよいよ手に取った一冊である。 構成としては、見開き右側に当時雑誌に掲載したコラムがまとめられており、左側に補足が追記されている。掲載が、1990年~2000年であるため、登場する話題、テレビ番組、芸能人も今では亡く

          読書メモ:ナンシー関の名言・予言

          読書メモ:ポピュリズム 世界を覆い尽くす「魔物」の正体

          基本情報『ポピュリズム 世界を覆い尽くす「魔物」の正体』 薬師院 仁志 2017年3月20日発行 批判的な使われる「ポピュリズム」という言葉に関して、どういう意味なのか?また、正しく理解できていないと思い、手に取った一冊。 今年は世界的な選挙イヤーと言われており、すでに台湾、ロシアでそれぞれ選挙が行われた。特に11月に予定されるアメリカ大統領選では、「もしトラ」という言葉が使われるようにトランプ前大統領が大統領選に出るのか、出たら選ばれるのか世界的に注目されている。 本書は

          読書メモ:ポピュリズム 世界を覆い尽くす「魔物」の正体

          読書メモ:スト決行 プロ野球が消えた2日間

          基本情報『スト決行 プロ野球が消えた2日間』 朝日新聞スポーツ部 2004年12月30日発行 2004年に決行されたプロ野球のストライキを中心にオリックス・近鉄合併から端を発した球界再編問題を時系列に記した本書。朝日新聞スポーツ部の取材をベースに書かれており、途中で当時のコラムも挟まれている。 楽天ゴールデンイーグルスが創設されたのが、まさにこの時で今年で創設20年を迎える。当時大学生だったが、スト当日の土曜日に夜のスポーツ番組「すぽると」に古田選手会長が出演され、視聴者か

          読書メモ:スト決行 プロ野球が消えた2日間

          読書メモ:日本の絶望ランキング集

          基本情報『日本の絶望ランキング集』 大村大次郎 2023年8月10日発行 日本の各種国際データ(ランキング)を用いて、日本の国際的地位や衰退の実態の具体的な理由を解き明かしていく本書。 定期的に発表される日本のGDPや人口数から順位もさることながら、順位の推移等を見ると、異なって見えてくるのではないかと思い図書館で手にとった一冊。 少しに前にGDPがドイツに抜かれ、日本が5位になるという記事があり、それでもまだ5位なのかと思ったのが一番のきっかけである。ちなみにドイツは、4

          読書メモ:日本の絶望ランキング集