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フィルムカメラで365日撮り続けて気づいたこと
2021年は写真と向き合いたくて1日1枚フィルムで写真を撮ると決めていた。
来る日も来る日もシャッターを切る毎日、最初こそは迷いだらけで肩にも力がはいっていた。なぜなら”良いものを撮ろう”と考えていたからだ。具体的にはSNSでの反応だ。毎日写真を撮るとなると当然ながら仕事の日も写真を撮っている。日中は仕事であるため撮れるのはそれ以外の時間になる。さらに天候の問題もある。毎日撮る場合は天候の影響を大
カメラで写真を撮る意味って何だろう?
写真を撮り始めてから数年経ち当たり前のようにカメラを持ち出しシャッターを切る。スマホ、財布、カメラの3点セットが最低限の持ち物だ。
この生活に慣れてしまったのだから、カメラがある暮らしが歯を磨くくらい当たり前で無意識に行動ルーティーンに含まれている。
僕がカメラを始めた頃は一眼レフカメラ全盛期。CanonとNikonが2大メーカーとして業界を牽引していてSONYがフルサイズミラーレスα7Ⅱを発
やっぱり砂丘、鳥取砂丘よき。
2023年も残り僅かの年の瀬に鳥取砂丘へ。鳥取と言えば必ずと言って良いほど名前の上がる鳥取砂丘。その圧倒的な知名度に恥じぬほど迫力と想像を絶するほど広大な景色が来る人を魅了する。
そんな鳥取砂丘でも鳥取県民で足を運ぶ人は少ない。そこにあるのが当たり前でいつでも見に行ける鳥取砂丘の魅了は褪せて見えるかもしれない。
自分は自宅から車で十数分もすれば砂丘に辿り着く。それほど近所であり馴染み深い場所。
あなたが写真を撮る理由なんですか?
2023年も今日で最後。
今年も写真漬けの毎日で365日フィルムカメラで写真を撮り続けた。
このことを周りに話すと「毎日撮るものあるの?」と聞かれる。
もちろん答えは「ある」だ。
写真を撮る行為は特別なイメージが強い。何かイベント毎の時にカメラを持ち出して記録する。それは間違いでもなくごく自然なことでもある。
写真を撮る場合、無意識的に決定的な瞬間を望んでしまう。いわゆるシャッターチャンスと
11月30日“カメラの日”
今日はカメラの日らしい。世界ではじめてオートフォーカスのカメラが発売されたとのこと。今では当たり前のオートフォーカス。おかげで撮りたい瞬間を写真に収めやすくなった。
それまでは職人技で“写っている”ことすら凄い時代だったと思う。フィルムの頃は現像するまではその仕上がりは分からないし、写っていてもピントが合っているかどうかはカメラマンの腕にかかっていた。
それが今では誰もが簡単にボタンひとつでス
Xpro2と鳥取の秋
先日ひさしぶりにカメラ友達と朝活をした。秋を満喫するように紅葉を求めて車を走らせた。鳥取と言えば砂丘のイメージが強く、それ以外にも自然が豊かな県として知られている。今回は友達がオススメしてくれた場所へ向かった。
吐息が白く漂う時間帯に合流し目的地を目指す。少しずつ視線が高くなり気づけば街の姿が小さくなっていた。まだ太陽の光は届いておらず朝焼けのグラデーションに月が漂う。
鳥取とは思えないほど幻
NikonZ50mmF1.8Sと彼岸花
Nikonのミラーレス一眼に移行してから悩み続けた50mm単焦点レンズ。
一眼レフ時代にSIGMA50mmF1.4Artの虜になってから、他の50mmに気持ちが移ることは無かった。
Fマウントをマウントアダプターを経由してZマウントで使うため、レンズだけでも約1kgにもなり気軽には使いづらい。そんな理由からNIKKOR Z 50mm F1.8Sが気になり始めて思い切って乗り換えた。
最初こそは
PENTAX67と写真との向き合い方
僕が愛してやまないカメラがある。写真を趣味にしてから存在は知っていたけれど、フィルムカメラは敷居が高いように感じていた。そんなフィルムのなかでも中判サイズは雲の上の存在のようなもの。
バケペンと呼ばれるそのカメラは憧れの存在であった。
PENTAX67の存在を知ったのは写真家の濱田英明さん。「ハルとミナ」というお子さんを撮った写真集に心を引き込まれたのが始まりだった。
そんな憧れのカメラは友
マンネリ構図から抜け出そう
写真を学ぶ中で構図は避けて通れない道。早い段階からその存在を知り、自分の写真に取り入れられます。日の丸構図、三分割構図、放射構図などその種類は多く、使いこなすのは難しい...。最終的に2パターンくらいに落ち着く場合が多いと思います。
撮り続けていくと「同じような構図で撮っている」「似たような写真になる」など、悩みが出てきますね。
今回はそんな時に考えたい5つのことをまとめました。
アングルを
あなたにとって良い写真とは?
写真には正解が無く、「良い写真」の定義はそれぞれの立場で大きく異なる。記録的なものからクライアントワークまで「写真」に求められる要素は幅広い。
先日SIGMAが公開したコンテンツから改めて「良い写真」について考えるキッカケとなった。
WHAT’S A GOOD PHOTO TO YOU?
「あなたにとって良い写真とは?」
プロや経験の有無に関係なく100名近いかたへのインタビューをまとめたコ
365日フィルム生活/#02
年齢を重ねるごとに時の流れが早くなると言われるが、確かになと実感する機会が増えてきた。毎日同じような繰り返しに感じるからだろうが、意外にも1日1日が違うように感じられる自分がいる。それは写真を撮っているからかもしれない。
カメラを持ち歩いていると、不思議と小さな変化に気づきやすくなる。それは無意識的にシャッターチャンスを探しているからかもしれない。
写真を撮り続けられているのはSNSの存在が大
365日フィルム生活/#01
2021年に取り組んだ365日フィルム生活。撮り続ける中で様々な葛藤や気づきがあった。毎日撮るのならスマホでもデジタル一眼が手軽で良いかもしれない。しかし、あえてフィルムを選んだのには理由がある。
フィルムは不便なもので、すぐに写真を確認できないし撮れる枚数に上限がある。加えて値上げの影響から既に“気軽に撮る”とは言えず、貴重なものに成り代わっている。
しかし、不便だけどそれが魅力でもある。
撮りたい時にカメラがある意味
写真を趣味として始めてから、写真漬けの日々で今に至っています。休みの日だけでなく、お仕事の日だって鞄の中にはカメラがあります。財布や携帯を忘れる日があってもカメラを忘れた日は無いほど、体の一部のような存在です。
そんな生活を続けているおかげで、「あっ!」と思った瞬間にシャッターを切れています。自分が撮りたいと思った写真たちを眺めると「自分らしいな」とホッとした気持ちになります。
「もっとこうし
バケペン修理、いくらかかる?
大好きなカメラ、バケペンことPENTAX67。中判フィルムが写し出す立体感は圧倒的な描写で虜になる人が多い。このカメラを愛用する写真家や芸能人もいるほどだ。
そんなバケペンだが、個体によっては何十年も経つものさえある。フィルムカメラは製造されてから長い時間が経つと、当然ながら不調が生じてくる。モルトの劣化、ファインダーのゴミやカビ、シャッター機構や露出計の不備など。
理想は定位的にメンテナンス