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宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか』レビュー⑤総括
本作が社会に訴えかけているメッセージはない。
私は自らのスピリチュアルな知識背景から、本作を読み解いた。スピリチュアルの知識はもっとも簡単な読解方法だ。本作の解釈に、これほど役に立つ思想はなかろう。色々、難しく解釈することは出来よう。それでいろんな評論家Youtuberなどが、スピリチュアルな知識が無く他のいろんな知識で、ああでもないこうでもないと色々言って行くのであるが、本作がミステリアスにな
宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか』レビュー④本作における肉体、幽体、霊体の扱い
通常は肉体を脱ぎ捨てて幽体となり、幽界へ赴くのだが、本作では肉体のまま幽界に赴く設定になっている。無論、死霊となれば肉体はなく幽体となるのであるが、肉体が生きながらにして幽界に行くことができるのである。
それは幽体離脱のようなものではなくて、肉体がそのまま変化するのである。
宇宙人のテクノロジーだから、地球人の計り知れない仕組みがそこにはあるのであるが、状態がどうなっているかはスピリチュアリズ
宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか』レビュー③塔の大局観
他のレビューを見ていると、大叔父というのが死後の世界を牛耳っていて、何か色々創出しているみたいな解釈が多いが、そんなわけない。
なぜなら、塔は宇宙から降って来たのである。大叔父はそれを、難工事の末梱包しただけだ。そして、最初に調査した人物として中に入っただけだ。そして、そこの長であるかのような錯覚に陥って、そこに居続けている。
塔は見知らぬ宇宙の超越的テクノロジーなのであり、支配者は別にいるの
宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか?』レビュー【ネタバレあり】②ナツコの正体
物語は空襲で母親の病院が火事になり、母親が焼死することから始まる。
いきなり衝撃的なことを言ってしまうが、この焼死は偽装である。
母親のヒサコは、すでに助からない病気だった。空襲は言い訳に過ぎない。
主人公マヒトは、継母としてナツコを紹介される。その時マヒトはこう言う。
「そのひとはお母さんにそっくりだった」
しかも、ナツコの腹は既に膨れていた。
この時、私は大体の事情を悟った。息子に
宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか?』レビュー【ネタバレあり】①前置き
ネット上の、主にこのnoteとYoutubeを見ていると、ネタバレをバンバンしながらレビューしているのを見かけるので、私もそれらに学びながら、それらの解釈に異論があったりなんだりするので、やっていこう。
ネタバレなしの方で何故私が、この物語を母子関係の事に終始していて、その生い立ちの上で我々にどう生きるか?と問いかけているものであると言ったか、について述べていこう。
というのも、前の投稿では、
宮崎駿、最新作『君たちはどう生きるか』最速レビュー(ネタばれ無し)
昨日、『君たちはどう生きるか』が公開された。私は今日見た。
巷では、「難解で難しい」という声が高い。そこで私の出番かな、と思い、本作について考えてみよう。
その前に、宮崎駿は作品を重ねるたびに一般に分かりづらいような意図が多くなり、パンピーの客には分からないだろうみたいなのをわざとやって、煙に巻いて、知ったかぶりの客に「良かったです」みたいなカッコをつけさせ、無理やり評判を取ろうとするような態
江原スピリチュアリズムー階層の法則(死んだらどうなるのか)ー
死の直後幽体という、肉体に重なっていた、物質より精妙な成分が、肉体から分離する。
肉体が生きているうちは、幽体が離脱してもシルバーコードと呼ばれる、へそと額にある2本の管がつながっていて、肉体との連携を保っているが、肉体の死と共に切れて、二度と帰れなくなる。これが死である。
エベン・アレグザンダーやアニータ・ムアジャーニではシルバーコードの記述が存在しないので、シルバーコードは迷信なのではない
江原スピリチュアリズムー人は何故生まれいかに生きるのかー
人間は、いやあらゆる存在は霊性進化のために生まれる。霊性進化とは精神性の向上のことである。魂の中に存在する悪の部分、つまり劣った部分を解消し、光に変える作業である。
魂はみなすべて神という一者の一部であり、神は自らの成長のために濁りのある自己の分身を現世に派遣して浄化させ、再び霊界にそれを戻し、自らと融合させる。そうすることで神は悪を排除し、無限に霊性進化していく。それが、個々の魂にとっても成長