マガジンのカバー画像

◎日々録とバイブル

19
日々の生活録 with聖書の一言 ふだん言葉で愛をつづるように試行錯誤します
運営しているクリエイター

記事一覧

私は正しいって証明させてよ

私は正しいって証明させてよ

他人にも自分にも特に疲れることが多かった1週間だった。

弱気と優しさゆえに、勢いに押されることが多い。
ちゃんと怒ろう、と思うにも、怒っても変わらない人や物事を見て、やっぱり絶望してしまう。
そして、うまくちゃんと事をおさめられない自分の技量のなさにも、がっかりし続けている。

いちばん正しく、真面目で、優しくいたら。責めるところのない人でいたら。ちゃんと見てくれて、何があっても助けてもらえると

もっとみる
甘え

甘え

昔から可哀そうがられることに嫌悪感があった。
あわれみは見下しだと感じて、それをはねのけるのにガムシャラだった。
勝ち気はなくとも負けん気はいつもあって、頼らず自分でやり切ることを美徳にしているところは今もある。

私のプライドはむくむく育って、いつの間にか他人にヘルプを出すのが苦手になってしまった。
そしてだいたい、結構限界だなーと思いながらも、無理をしながら何とか収めてしまうから、余計良くない

もっとみる
正しい道を歩けるように

正しい道を歩けるように

大阪の大都会梅田とはいえ、その端も端っこにオフィスを構える仕事場へは、いつも使う駅からだいたい歩いて片道30分弱。
歩くのが遅いのもあるけど、とにかく通勤で歩く時間が長い。
ちなみに、安さと広さと陽当たりを引き換えに駅から14分ほど歩く場所に住んでいるので、やっぱりたくさん歩いている。
そうなると1日トータルで1時間半くらいは歩いていることになる。
そんな今の職場になってからか、いつの間にかラジオ

もっとみる
満たされなくてうれしい

満たされなくてうれしい

マスクをようやく外すようになって、そういや私は大きな口がコンプレックスだったことを思い出す。

自分の顔はそれなりに愛しているつもりだし、私のこの顔が好きな人もそれなりにいるのもわかる。

でも、もう少しこうだったらなぁ、と意味のない仮定を作りまくる。

私はよく言えば向上心が高く、言い換えれば欲しがりというか、プライドが高いというか、足るをそんなに知らない人間だ。

やってもやっても、褒められて

もっとみる
生き方を整理する

生き方を整理する

今の暮らしになって2年。2年経ってようやくというか改めてというか、「自分が料理が全然好きじゃない」ということを自覚した。
味付けはまだいいんだけど、程良い時間に煮たり焼いたりするのが苦手で、たぶん素材の良さを殺しまくっている。
これを機に、今まで未知だった食品宅配サービスを利用し始めた。できあいのものを温めて出しているのだけど、自分で無理やり作ったものより全然おいしくて幸福度高いし、「この味なら軽

もっとみる
自分のことすら、すくえない

自分のことすら、すくえない

最近“バッドに入って”いて、びっくりするほど仕事が手につかない。最低限のことをなんとか回している感じ。何ならちょっと回ってない。
理由はわからないし、多分明確なものは無いけど、とても気が落ちているのは自覚している。
逃げたい感覚が強まって、隙あればカレンダーとにらめっこして、長期休みをどうにか捻出しようと企んでいる。とはいえ仕事柄と性格柄、難しくて諦めてしまうんだけど。

取材で占いをしてもらう機

もっとみる
込み入った話をしよう

込み入った話をしよう

最近、あまり話したことのない人と一対一で話すことが多くて嬉しかった。
大人数で仲良くなるのが苦手なぶん、2人きりで深め・重めの話をすることが好きで、仲良くなるにはそれが大事だと思っているタチだ。
カフェや居酒屋で、魂の交換をするように、言葉を渡しては受け取ってを繰り返す。その時間って優しくて、まるで天国だなと思う時もある。

良い友人関係って何だろうね。
ある友達は、喧嘩できてこそ親友だと言ってい

もっとみる
名前を知ることからはじまる

名前を知ることからはじまる

※シモの話をします。ご注意ください。

最近切れ痔になったっぽく、人生ではじめてボラギノールにお世話になった。
何となく最近お尻が痛いことに気づき、でもよくある体の些細な変化だろうし勝手に治るか、と思い放置。とはいえ微妙に長引く。4日くらい経ってさすがに気になる調べてみると、「切れ痔」を解説するWebサイトに辿りついた。

聞いたことのない病気ならまだしも、「痔」ってよく病名は聞くしCMの歌も耳に

もっとみる
素直そうなのに騙されないひと

素直そうなのに騙されないひと

うまく生きるために、無自覚でも自覚的でも人をうまく使う人がいる。私はそれを見抜きたくってずっと「かしこく」いることを意識し続けている。
おかげで、あいまいなネズミ講やニュービジネスにめちゃくちゃ声をかけられるけどちゃんと見抜けるし、あらゆる楽しみの「程よく」の度合いを見極められている気がする。これ以上踏み込んだらやばい気がするな〜と思う少し手前で察してやめられている、気がする。

私の勝ち気はあく

もっとみる
たまに叱られたくなる

たまに叱られたくなる

 
もう少し教育されたい。
そんなことをぼんやり考えた一週間だった。

20代後半になり、今の会社に入ってからも約2年が経った。一番年下なのに代わりはないけど、年上の後輩が入ってきたりして、色々任されることや教えることが増えた。
仕事ができるから!と年次の割に合わない、ありがたい下駄を履かせていただいている。それは恐れ多いことなんだろうけど、その分少し、さみしさのような気持ちも抱く。

休日、年上

もっとみる
夫婦は似てなくても似る

夫婦は似てなくても似る

友だちの結婚式に夫婦で出席した。かなり手の込んだ手作りの結婚式だったし、久しぶりの友だちにもたくさん会えて、エネルギーを使った分満たされた気持ちになる日だった。
帰りに、前から結婚記念日の前倒しとして予約していた、ちょっといいレストランで食事をした。
「私たちの次にお似合いの二人だね」と恥ずかしい冗談を混ぜつつ、式の感想を語りながら。

結婚式に出るたびに、その中で語られる言葉と自分たちとを照らし

もっとみる
不幸と永遠は遠い

不幸と永遠は遠い

終わりが見えているものほど無駄なものはないのに、人はその終わりの匂いに惹かれる。

叶った瞬間に終わりが見えるような関係の甘美さにはまってしまった季節があって、それはそれはときめく日々だったけれど、ちょっとずつ自分が削られていて、冬が来たら知らぬ間にボロボロになっていた。

たくさんの犠牲を払ってでも手に入れる愛は、そのぶん強くて崇高なものだと思っていた。
けれど実際は、そんな種類の痛みを伴わなく

もっとみる
stay 謙虚、stay 肯定感

stay 謙虚、stay 肯定感

自分に自信を持つことと、天狗になりすぎないことの、バランスが難しいなと思う。

取材先で同席した他社のライターの質問があまりにもとんちんかんで、さらに私よりも全然年上なのに、私より名の通る会社なのに…と見下してしまった。

ちゃんと仕事をしていれば、それなりに腕が上がってくる。終わらせることから、さらに仕事の完成度を高めることに関心が向いて、自分で自分の仕事の出来をチェックするように、人の仕事もチ

もっとみる
孤独をうまく抱えて生きる

孤独をうまく抱えて生きる

かなり繁忙期だった1週間をなんとか片付けたので、ずっと観たいと思っていた「ずっと独身でいるつもり?」を観た。
「結婚したって結局孤独は消えない」みたいなことを言っていて、そうだよな、と噛み締めた。

人と暮らしていると、一人の時間が際立つ。
夫が先に寝た後、遠くで寝息を聞きながら私はかなり「ひとり」を感じる。
孤独とは、誰にも知られていない私の時間と理解されていない心のこと、を指すと思う。
人はど

もっとみる