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映画感想

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新旧問わず、映画館で観た映画の感想を書いています。 あくまでも個人の主観なので悪しからず。
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2019年9月の記事一覧

愛と優しさに溢れまくった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』

2019年公開映画158本中2位!
生涯見た映画1232本中8位!

かつて、こんなにまで人の優しさに触れた映画があっただろうか。。。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

ひょんなことから母親とはぐれ、
インドに迷い込んでしまったパキスタン人の少女シャヒーダーと、
彼女を家まで送り届けようとするパワン(通称バジュランギ)
との交流を描いた映画。

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もはや脱出すらしていない『大脱出3』

2019年公開映画157本中141位。

『1』に出てきたシルヴェスター・スタローンの元相棒の息子が、
ちちおやの件を逆恨みして復讐しに来た映画なんだけど、
これは、、、どうしたものだろうか。

中国の社長令嬢やらスタローンのパートナーやらが誘拐されて、
敵のアジトまで救出しに行くんだけど、、、
もはや“大脱出”じゃねえし!((((;゚Д゚)))))))
むしろ“大救出”だよな。。。

マックス・

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玉城ティナの汚い言葉が乱発される『惡の華』

2019年公開映画156本中128位。

伊藤健太郎がクラスのマドンナの体操着の匂いを嗅いでいたところを
玉城ティナに見られて、黙ってる代わりに
"ある契約"を結ばされるという映画。

とはいっても、基本的によくわからない話なんだよな~。
契約を結んだことで主従関係みたいなのができるのだけど、
単なる奴隷扱いとはちょっと違うんだよね。

玉城ティナがだいぶ変わった子で、
まあ、昔、身のまわりにもい

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ホテルマンとしての誇りに圧倒される『ホテル・ムンバイ』

2019年公開映画155本中15位。

2008年に起きたムンバイ同時多発テロにおいて、
タージマハル・ホテルに閉じ込められた500人以上の宿泊客と、
彼らを救おうとした従業員たちを描いた映画。

面白いと言うと不謹慎ではあるけど、
「この2時間何回まばたきしただろう」って思うほど、
目をずっと開いたままスクリーンに釘付けになっしまった。。。
それぐらい、惨たらしく、また事件を知る上で意義のある映

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世の中のヤクザがみんなこうならいいと思った『任俠学園』

2019年公開映画154本中61位。

弱小ヤクザが経営不振に陥った高校の立て直しを図る映画だけど、
そうは言ってもビジネス的な話は一切なく、
ヤクザたちが理事として高校に赴き、
問題児たちと交流していくコメディです。

理事だけど、ポジションとしてはほぼ教師と変わらないし、
きっちり筋を通す極道の生き方で、
生徒たちを正しい道へ導く流れは、
昔見た『GTO』っぽい。
なので、あれが好きな人なら楽

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スプラッター過ぎる『ヘルボーイ』

2019年公開映画153本中62位。

マーベル・コミックとDCコミックスに次ぐアメコミ会社、
ダークホースコミックスのキャラクター「ヘルボーイ」。
2004年と2008年に映画化したものの、今回からリブートです。

この映画を観る前に予習として過去作をチェックしたんだけど、
もうね、今回の全然方向性が違いすぎて、、、!!

話としては、1500年前に封印された魔女が復活したから、
魔界生まれで地

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前作まんまな『帰ってきたムッソリーニ』

2019年公開映画152本中61位。

あのムッソリーニが現代に蘇った!!という映画。
なんだけど、2015年の『帰ってきたヒトラー』のリメイクで、
マジでそのまんまだった(笑)

リメイクだと構成や設定が異なることも多いけど、
今回はほとんど同じ。
大きな違いといえば、ヒトラーよりもムッソリーニの方が、
タイムスリップしたことを受け入れて、
まわりに適応する力が高かったということぐらいかな。

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セカチューパターンに当てはめただけの『初恋ロスタイム』

2019年公開映画151本中143位。
(この時点で2017年年間映画鑑賞本数タイ)

なんか、、、そうね、、、
よくある高校生キラキラ青春純愛映画だね。

自分たち以外の時が止まる
「ロスタイム」という時間の中で愛を育む男女の話。
「ロスタイムってか、それ、“ザ・ワールド”じゃないの?」
って思ったけど(笑)

なぜ時が止まるのかはわからないけど、とにかくそういう設定(笑)
ある日、急に時が止ま

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スピーディーなテンポが最高すぎる『見えない目撃者』

2019年公開映画150本中26位。

これはとても面白い映画だった!!
絶対に映画館で観た方がいい!!

事故で失明した吉岡里帆が、
女子高生連続殺人事件の真犯人を追っていく話。

目が見えないにも関わらず、
危険に自ら飛び込んでいく彼女の行動力も圧巻なのだけれど、
それ以上に、話のテンポやリズムが最高なんだ。
スピーディーにどんどん突き進んでいくから、
観ていて全く飽きなかった。

刑事モノだ

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人だけじゃなく、人生の選択について考えさせる『アイネクライネナハトムジーク』

2019年公開映画149本中56位。

原作は読んでないけど、普通にいい話だった!

メインは彼女いないマンの三浦春馬が、
ひょんなことから出会った多部未華子と付き合い、
月日が流れて、プロポーズするって話。

ではあるんだけど、他にもいくつかエピソードがあって、
それらが密接に繋がってるのが面白いポイント。
そして、それぞれのエピソードにおいて、
「相手は本当にこの人でいいのか」、
「この人とい

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オチは早い段階でわかってしまう『3人の信長』

2019年公開映画148本中134位。

んー、微妙だったなー。
個人的には、LDH系の映画はあまりハマらないな。。。
(『ハイロー』は見てないからわからないけど)

今作は、織田信長を捕まえたら3人いて、
誰が本物かを当てるっていう話。

癖から体の傷、体質まで同じだから、
どらが本物かなかなかわからない。

ってことなんだけど、勘がいい人なら、
けっこう早い段階でオチに気づいてしまうかも(笑)

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国家錬金術師なドクター・ストレンジの『HELLO WORLD』

2019年公開映画147本中59位。

『ソードアート・オンライン』のような世界を舞台に、
『鋼の錬金術師』と『ドクター・ストレンジ』が合わさったような
ド派手なバトルを繰り広げるSF青春ラブストーリー。
(これだけで、好きそうな人は好きそう(笑))

主人公の前に、突然10年後の未来の自分がやって来て、
「恋人を失う運命にあるから助けたい」と。
しかし、10年後の自分には別の思惑があり、
それに

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思ったより宇宙感が弱かった『アド・アストラ』

2019年公開映画146本中74位。

いやー、なんと言うか。
「あ、そう来るかー」と。

だいぶ想像と違った。
よくも、、、いや、これは悪い方に期待を裏切られたかな(笑)

まあ、そもそも"期待"なんて信頼関係が前提にあっての話で、
特に信頼もクソもない初見の作品に対して、
こっちの勝手な想いをぶつけてることがおこがましいとは思うけど。。。
「そんなの知らんし」って話だし。

ゆーても、ブラピだ

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もはや影武者設定がよくわからなくなった『SHADOW/影武者』

2019年公開映画145本中144位。

おおお。。。
はっきり言おう。
これはひどかった。。。

王宮に仕える影武者の話なんだけど、
そもそも王の影武者ではなく、その重臣の影武者。
(なお、本物の重臣は病気で地下に引きこもってます)

その影武者が休戦同盟を結んでいる国に、
王の許しなく勝手に趣き、
先方の将軍に対決を申し込んだのが事の始まり。

で、まあいろんな人たちの思惑が交差する中で、

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