Mikihaus

私の好きなパリのアンダーグラウンドな音楽シーン、グルメ、ファッション、美しいもの、ひと…

Mikihaus

私の好きなパリのアンダーグラウンドな音楽シーン、グルメ、ファッション、美しいもの、ひと、いぬなどにフォーカスしたパリでの私の日常生活、パリでの暮らしを紹介します。

記事一覧

7年も経ってしまった

フェイスブックのご丁寧なお知らせで、去年の今日はこんなことを書いていましたね、と教えてくれる機能があるが、そのおかげで私がフランスに移住してきてから昨日で7年き…

Mikihaus
8か月前
6

ça déchire

とは、フランス語で「やばい」みたいな意味。それか、「マジ、チョーヤベー!」的な?むかし、ダサい人が使ってるのを聞いてその言葉を知って、それ以降なんだかダサい感じ…

Mikihaus
2年前
1

犬のこと、命のこと

何がほしい?と聞かれるとすぐに「犬」と答える私。犬は私の生活に大きな位置を占めている気がする。だけど私は、犬と暮らしていない。 いつかは私たち二人の生活の中にも…

Mikihaus
3年前
5

Bryan's Magic Tears

ここ2、3年、好きなグループはと言われるとまず先に頭に浮かぶのが彼ら、Bryan's Magic Tearsだ。彼らはパリジャン、現在はBorn bad recordsに所属している。私と彼らの出…

Mikihaus
3年前
1

ミツメ

ミツメというバンドにある時から非常に取りつかれている。私の昔と変わったところというのが、気に入ったグループがあると飽きもせず毎日のように聴くということ。 自分で…

Mikihaus
3年前
4

車が燃えるということ

そんなことって普通ないでしょう、ということがよく起きるのが私の今住む街パリだ。タイトルにある、「車が燃えるということ」は一例だが、残念ながら非常に多い。 車が燃…

Mikihaus
3年前
3

Yo la tengo

なぜか、このグループのアルバムを聴きつくしていたこの春と初夏。 職場でのBGM係は私で(私しかいないので私しか出来ない仕事である)、すごいラッキーだなと思っていた。…

Mikihaus
3年前

Charles De Goal (french cold wave,punk)

またもや80年代のフレンチコールドウェーブ、パンクバンド、その名もCharles de goal。Charles de gaulle ではないけど同じ発音だな。先日語ったGuerre froide と同じ年198…

Mikihaus
4年前
1

季節のレシピ さつまいもとりんごのケーキ

フランスで食べられるさつまいもは残念ながら、日本のさつまいもとは同じものではない。エジプト、アフリカ、スペイン産など色々な国から来ているものがよく見かけられる…

Mikihaus
4年前
6

Guerre froide

Guerre froide (1980-1982, 2006-) 私が好きなフランスのcold wave / minimal wave のバンドだ。 フレンチコールドウエーブ、ポストパンクの栄光の時代1980年代に結成さ…

Mikihaus
4年前
1

私のカルチエ パリ10区

私の生活拠点は、パリの10区、11区。どちらもいわゆる右岸と言われるセーヌ川の北側にあり、中でもこの2つの区は中心から北東寄りにある。 パリ10区は、日本人向けのガイ…

Mikihaus
4年前
4

パリで暮らすこと

色んなことを書き始める前に、私にとってのパリでの暮らしを決意した理由のようなもの、そして現状について書き留めておく。6年も住むと、かなり色んなことが見えてくる。…

Mikihaus
4年前
8

私の暮らし

暮らす場所をパリに変えてから丸6年が経ち、ようやく自分自身の生活が落ち着いてきた。やっと時間にも、気持ち的にも余裕が出てきて、仙台にいた時のように自分の好きなこ…

Mikihaus
4年前
1
7年も経ってしまった

7年も経ってしまった

フェイスブックのご丁寧なお知らせで、去年の今日はこんなことを書いていましたね、と教えてくれる機能があるが、そのおかげで私がフランスに移住してきてから昨日で7年きっかり経った、ということを教えてもらえた。私の日々が忙しいわけでは決してないのだが、「記念日」として忘れやすい一日であることは間違いない。これまで7年の間に、この日を迎えて何度、ああ今日で何年か、なんて思ったことが無かった。誰か重要な人物の

もっとみる

ça déchire

とは、フランス語で「やばい」みたいな意味。それか、「マジ、チョーヤベー!」的な?むかし、ダサい人が使ってるのを聞いてその言葉を知って、それ以降なんだかダサい感じが残ってしまって私は使わない言葉だけれど、たまにこの言葉が似合うくらい「チョーやべー!」と言いたくなることがある。昔からそうだけど、ドツボにハマる音楽を見つけた時くらいだ。

前もここに記しておいた数年前からの一押しバンドのBryan's

もっとみる
犬のこと、命のこと

犬のこと、命のこと

何がほしい?と聞かれるとすぐに「犬」と答える私。犬は私の生活に大きな位置を占めている気がする。だけど私は、犬と暮らしていない。

いつかは私たち二人の生活の中にも犬を迎えることは、私たちにとっては当然のような夢で待ちきれないでいる。私の人生に大きく介した犬は、実家にいたタッチ。5年前に老衰で死んでしまってもういないのだけど、よくタッチのことを今でも考えている。私たち家族にとって、タッチは「犬」「ペ

もっとみる
Bryan's Magic Tears

Bryan's Magic Tears

ここ2、3年、好きなグループはと言われるとまず先に頭に浮かぶのが彼ら、Bryan's Magic Tearsだ。彼らはパリジャン、現在はBorn bad recordsに所属している。私と彼らの出会いは2017年のVillette soniqueの野外無料コンサートであったことを今でもよく覚えている。上記にあげたビデオ内で見られる演奏シーンの場は、まさにそのVillette sonique 201

もっとみる

ミツメ

ミツメというバンドにある時から非常に取りつかれている。私の昔と変わったところというのが、気に入ったグループがあると飽きもせず毎日のように聴くということ。

自分で音楽を創ったり、いわゆる「DJ」としてほんの少しだけ選曲をしていた20代前半の頃は、とにかく毎日Myspaceなどで発掘して新譜を買い、という無限ループだった。私の住んでいた仙台にはあまりレコード屋もないため、東京のレコードショップに通販

もっとみる

車が燃えるということ

そんなことって普通ないでしょう、ということがよく起きるのが私の今住む街パリだ。タイトルにある、「車が燃えるということ」は一例だが、残念ながら非常に多い。

車が燃えるきっかけの一例は、国民によるmanifestation(日本語で言うデモ)が起きるとき。全てのデモで車は燃えないが、2018年に始まったGillets jaunes(日本では、黄色いベスト運動と訳されている)のデモでは、何度も車が燃え

もっとみる
Yo la tengo

Yo la tengo

なぜか、このグループのアルバムを聴きつくしていたこの春と初夏。

職場でのBGM係は私で(私しかいないので私しか出来ない仕事である)、すごいラッキーだなと思っていた。そんな職場も今は、旧職場となったのだが。インダストリアルミュージックの後に急にポップをかけても誰も突っ込まないし、とてもよかった。

ある日思い立ったようにYo la tengoをかけてみたら、なんだか知らないけれども今の自分にとても

もっとみる
Charles De Goal (french cold wave,punk)

Charles De Goal (french cold wave,punk)

またもや80年代のフレンチコールドウェーブ、パンクバンド、その名もCharles de goal。Charles de gaulle ではないけど同じ発音だな。先日語ったGuerre froide と同じ年1980年に結成、それから数年の活動後2008年まで休止、それから再開というこの年代のアーティストによくあるパターンだ。

このグループも私の好きな要素を全て持っている。ミニマルなスタイルで、パ

もっとみる
季節のレシピ   さつまいもとりんごのケーキ

季節のレシピ さつまいもとりんごのケーキ



フランスで食べられるさつまいもは残念ながら、日本のさつまいもとは同じものではない。エジプト、アフリカ、スペイン産など色々な国から来ているものがよく見かけられる。今回はビオのお店、Bio c’est bon でスペイン産のさつまいもを見つけたので、りんごと一緒に買い、この2つの秋の果物でパウンドケーキを作ってみた。パウンドケーキは私の得意技で、何でもかんでも果物を切って入れて焼いてしまう。完熟し

もっとみる
Guerre froide

Guerre froide

Guerre froide (1980-1982, 2006-)

私が好きなフランスのcold wave / minimal wave のバンドだ。

フレンチコールドウエーブ、ポストパンクの栄光の時代1980年代に結成されたリール出身のバンド。ギター、リズムマシン、ベースとボーカルのフレンチコールドウエーブのグループに特徴的なミニマルなスタイル。同年代に活動していたDeuxなんかと肩を並べて抜

もっとみる
私のカルチエ  パリ10区

私のカルチエ パリ10区

私の生活拠点は、パリの10区、11区。どちらもいわゆる右岸と言われるセーヌ川の北側にあり、中でもこの2つの区は中心から北東寄りにある。

パリ10区は、日本人向けのガイドブックを見るとあまり推奨されていないことが多い。何故なら危険と言われる北側18区に近いし、あまり雰囲気が良くない北駅、東駅がある区だからだ。だからといって近くを通れば危険なわけでは決してないし、近寄ってはいけないと思ってしまうのは

もっとみる
パリで暮らすこと

パリで暮らすこと

色んなことを書き始める前に、私にとってのパリでの暮らしを決意した理由のようなもの、そして現状について書き留めておく。6年も住むと、かなり色んなことが見えてくる。良いことも、良くないことも。

6年前に一人でこの街に越してきた時、私には既にパリのイメージが明るいだけのものではなかった。大学時代に研究していた、現実主義者のエリック・ロメールの映画にまず、惹かれた。キラキラしたパリを描く映画の見過ぎによ

もっとみる
私の暮らし

私の暮らし

暮らす場所をパリに変えてから丸6年が経ち、ようやく自分自身の生活が落ち着いてきた。やっと時間にも、気持ち的にも余裕が出てきて、仙台にいた時のように自分の好きなことに時間を割いたり、創作活動を再開してみたりしている。

自称アーティストとして仕事の傍ら色々と作っていた時からもう何歳も歳を重ねたので、好きなものや嗜好も少しずつ変わってきているが、基本的なことは変わらない。好きな音楽、洋服の嗜好、好みと

もっとみる