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記事一覧

国外公募用のポートフォリオの見本

国外公募用のポートフォリオの見本

ポートフォリオの作り方に決まりは無いのですが、私が某国際公募の事務局をした経験から、CV上の実績上位だった人たちのポートフォリオの平均的な傾向をもとに、こんな感じで作れば少なくとも「見づれえポートフォリオだなあ」で減点されることは無いんじゃないか、というものをアップしときますね。

ポイントとしては変なレイアウトや変なフォントは間違いなく減点材料です。シンプルレイアウト、定番フォントでお願いします

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メディアの話その128 自己啓発の時代とハードボイルドと007の終わりと.

とある選書百冊が、ツイッターでいろいろと話題(炎上)していた。
「自己啓発」本ばかりでキモい、という評が目立っていたんだけど、実際には、良書もたくさん含まれている。
炎上意見のほうもちょっと「雑」だなあ、と思ったりしたもした。実際にはほとんど読んでない人が炎上させている部分もあるかもしれない。

あのラインナップがずらっとならんでいることそのものに拒否感を覚えた。あそこに小説や、科学書や、哲学書や

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アイスバスに入ったら、体でなく人生が整った件について

アイスバスに入ったら、体でなく人生が整った件について

今回、インド時代の戦友のちなみさんにお声かけいただき、Human Potential Lab が提供するアイスバスプログラムに参加してきた。今思えば、呼ばれるべくして、呼ばれたのかもしれない。

ネタバレになり過ぎないように、オブラートには包むが、お世辞抜きで、最高だった。いくつか振り返っていきたい。

①チェックイン✅

まずもって、その場の心理的安全性が圧倒的に高い。馬鹿なこと言っても許される

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バカンス経済主義

バカンス経済主義

春が来た。ということはもうすぐ夏が来る。つまりバカンスが来る。4月に入り新年度の予定も分かり、そろそろ夏休みの予定を立て始めている頃だろうか。だとすれば、認識がちょっと甘いかもしれない。バカンスはそんな簡単なものではない。

岡田家では去年の12月には8月のバカンス計画が完了している。本来なら、去年8月のバカンスから帰ってすぐにでも一年後の予定を計画したかったくらいだ。

僕はバカンスのために生き

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『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の3

『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の3

『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)が4月5日に刊行されました。
これは、第1章の3の全文公開です。

3.人生100年時代:セカンドライフは人生の黄金期  退職後は「余生」ではない

 本書が対象としている「シニア」がどんな人たちかを、ここではっきりさせておきましょう。
 これは、大まかに言えば、日本の年功序列的雇用体制の中で、「最初の段階」を終えた人々のことです。具体的には60

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もし私たちが自分の考えが伝わることを止められないとしたら、死はどうなるのか

もし私たちが自分の考えが伝わることを止められないとしたら、死はどうなるのか

長文ファンの皆様おはようございます。※ネタバレを含みますのでご注意を

私は無類の三体ファンですが、三体の中に「嘘がつけない」という設定の宇宙人が出てきます。しかもテレパシーでコミュニケーションをとっている。小説の中にはない設定ですが、さらに考えを進めて、自分の考えて感じたことを自分の意思で止められなかったとしたら死はどんなふうに感じられるのでしょうか。

私たちが「自分は自分である」と確信するの

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アスリートがどのように、問題を切りわけ、精神を落ち着かされているかの具体的な手法

アスリートがどのように、問題を切りわけ、精神を落ち着かされているかの具体的な手法

長文ファンの皆様おはようございます。

昨日友人と大谷選手の話になったので、彼が心理的に大変な状況でなぜあれほど活躍できているのかをスポーツの世界の理論で説明してみます。とは言っても、それ世界レベルで実行しているのは、想像もできないほど難しいはずですが。

メンタルが強いと良く言いますが、具体的には「自力では解決できない問題を箱に入れておける力」だと考えられます。そのためには分割と、一旦置いておく

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『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の2

『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の2

『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)が4月5日に刊行されました。
これは、第1章の2の全文公開です。

2.なぜ「勉強は辛い」と考えるのか?  受験勉強は辛いものだった

 勉強は本来、楽しいものです。それまで別々に捉えていた事柄が一つの法則で理解できるのは、大変楽しいことです。新しい知的発見に胸をときめかせるのは、人間の本性です。楽しさを軸に勉強を捉えたら、必要に迫られずとも、人

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鬼よりも悪魔よりも恐ろしいもの。

鬼よりも悪魔よりも恐ろしいもの。

日常のなかで「悪魔」ということばは、なかなか使わない。

悪魔を使わないぶん日本人は、「鬼」を使う。むかし話にも多数登場する鬼は、なんとなく日本版の悪魔と言えなくもない。しかし、どうなんだろう。西洋の言語に暗いぼくはよく知らないのだけれど、たとえば「練習の鬼」とか「鬼教官」みたいな用法は、西洋の悪魔にもあるのだろうか。「あいつは練習の悪魔だぜ」「ジーザス、なんて悪魔教官なんだ」なんてことを、あちら

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メディアの話 オッペンハイマーと浮世離れとトムとジェリーと戦争の匂いと。

最初から最後まで

戦争の空気がゼロ。

全く匂わない。

戦争にまつわる映画を見たはずなのに。

戦争の匂いの不在。

それが見た後に気づいたこと。

研究室と、不倫セックスと、荒野の馬と、砂漠に突然できた住宅街と、

その先の実験場と、おっさんが集まってひたすら喋る密室と。

情報ゼロで見たら、戦争と関連する映画だと思わないかもしれない。

日本の戦時中映画、ドイツの戦時中映画を作ったら、戦争

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どういう“枠組み”を持つと、自分を夢中にできるか?

どういう“枠組み”を持つと、自分を夢中にできるか?

“今後……二度と「頑張る」とは言わない。
「全力」「がむしゃら」「必死」。これらの言葉も今後使わない。”

『ドラゴン桜2』で、桜木は生徒たちに向かって、「頑張る」という言葉を口にすることを禁じる。

「頑張る」は精神的興奮で課題克服を図ろうとする勢いだけの感嘆符でしかない。「頑張る」という言葉は使わずに、「なんのために、何をするか」を考えて、機能的に話すことを習慣にしようと、桜木は言う。

自分

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『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の1

『83歳、いま何より勉強が楽しい』  全文公開:第1章の1

『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)が4月5日に刊行されました。
これは、第1章の1の全文公開です。

第1章 勉強こそ最高の贅沢 1.シニアの勉強は最高の贅沢  老後を「何もせず、気楽に」では無駄

 本書は、シニアになって勉強することの重要性を強調しています。
「シニアになってまで勉強するなんて、まっぴらごめん」という人がいるかもしれません。
「いまさら勉強したって、それが役に

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評価されることから逃れたくても逃れられないこの社会で生きていくには

評価されることから逃れたくても逃れられないこの社会で生きていくには

長文ファンの皆様おはようございます。

私たちは常に評価にさらされています。世間が評価をし、上司が評価をし、お客様が評価をし、先生が評価をします。評価されることによって、立場を得たり、利益を得たりします。

普通であれば評価者に評価されるように振る舞うことが、人生をより豊かにしていきますが、ここに一つ課題があります。それは評価者のレベルを超えた行為を評価者は評価できないという点です。

なまじ

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次の発表会のための練習ばかりしている子は大成しない。 ~ 一言切り抜きfrom日経#289

次の発表会のための練習ばかりしている子は大成しない。 ~ 一言切り抜きfrom日経#289

昨日に引き続き、昔のノートをひっくり返して読んでいる中で見つけた、日経の切り抜きをアップしてます。

今回はこれ。日付がないし、電子版にも載ってない。
2012年の日経新聞(であることだけは確か)朝刊から一言切り抜き。

誰の記事かはわからないが、
バレエの専門家の方の言葉だということだけはわかります。

長期目線で行動することの戒めとして。
ここに貼っておきます。

誰のためというより、自分のた

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