【連載詩集】No.38 さみしさ



さみしさっていうのは

ひたひたとたまってくる

水みたいなものだから


いっそのこと

どぼんと肩まで浸かっちゃえば

意外と大したことないもんだよ


水が冷たいのなんて

すぐに慣れるんだから


(確かにそうだねえ)

(そうかもしれない)


途切れることのない

雨の音を聴きながら

そんなことを考えつつ


でもまあ、あったかい湯船に浸かれるなら

それに越したことはないよね、と思うなど




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