記事一覧
『人類の会話のための哲学』刊行記念トークイベントの振り返り~映画『悪は存在しない』への連想とともに
Introduction
2024年3月31日(日)に青山ブックセンター本店で開催された、朱喜哲さんと渡邉康太郎さんのトークイベント、『人類の会話のための哲学』刊行記念「〈人類の会話〉をデザインする」の振り返り。
『人類の会話のための哲学』は、朱さんの博士論文をもとにした書籍だけあり、内容はもちろん表紙の写真にまで重厚さがある。イベント前に一度、
書店で中身を見てみたが、難解な雰囲気を感じて実
TAKRAM RADIO|Vol.207 会話のなかでの引用のかたち〜他者の言葉・自分の言葉
IntroductionJ-WAVEのTAKRAM RADIO。引用をテーマとした、渡邉康太郎さんのひとり語り回の第1週目のメモ。
振り返り哲学研究者・永井玲衣さんの「対話のための三つの約束」の話は、『DESIGN AND PEOPLE』にも記載があり興味があったところ。
偉い人の言葉を使うことで、あたかもそれが正解であるかのように思考停止してしまうことは、よろしくない。ただ、自分なりの解釈や
『DESIGN AND PEOPLE|Issue No. 1』刊行記念 ABC CROSS TALK 01 のメモランダム
『DESIGN AND PEOPLE』株式会社コンセント発行の『DESIGN AND PEOPLE』。刊行記念として青山ブックセンター本店で開催されたトークイベントの内容をもとに、気づきや問いを書き残す。
トークイベントでは、「デザインと教育」という切り口のもと、寄稿者の中から教育者としての顔を持つ方々(渡邉康太郎さん・佐賀一郎さん・ 脇田あすかさん・ 赤羽太郎さん)をスピーカーに迎え、『DES
TAKRAM RADIO|Vol.193 要約で広がる本の世界〜タイパに抗うためのタイパ
IntroductionJ-WAVEのTAKRAM RADIO。株式会社フライヤーから代表取締役CEOの大賀康史さんと執行役員の久保彩さんを迎えた、第1週目のPodcastのメモ。
AIによる音声の自動文字起こしや要約が進化を遂げる中で、人間がPodcastのメモをとる行為の意味に思いを巡らせる。
たとえば、印象に残った箇所を太字で記載することで、鑑賞後の映画のように他者との着眼点の違いを面
『嶋浩一郎&渡邉康太郎の、一見役に立たない、けれども大事な読書会2023〜第二回「硬い柔らかい」』からの脱線
Introduction2023年7月23日(日)に青山ブックセンター本店で開催された、『嶋浩一郎&渡邉康太郎の、一見役に立たない、けれども大事な読書会2023〜』シリーズ。第2回のテーマは「硬い柔らかい」。「脱線」と称して、連想されたPodcast・曲・本などのコンテンツとともに振り返る。
※第一回「長い短い」のnote記事はこちら。
今回の選書今回は、互いに3冊ずつの選書。
嶋浩一郎さ
TAKRAM RADIO|Vol.184 「学びの成長痛」との向き合い方
IntroductionJ-WAVEのTAKRAM RADIO。株式会社学びデザイン代表取締役の荒木博行さんをゲストに迎えた、第2週目のPodcastのメモ。
Podcastで公開されたフル尺の会話により、荒木さんの以下のツイートへの納得がさらに深まった。後半の畳みかける展開が、非常に刺激的。
「下手の楽しみ方」からの思考のジャンプは、ゲストに和田夏美さんを迎えた、超相対性理論の 「人はいかに
『嶋浩一郎&渡邉康太郎の、一見役に立たない、けれども大事な読書会2023〜第一回「長い短い」』の走馬灯
Introduction2023年5月20日(土)に青山ブックセンターで開催された、『嶋浩一郎&渡邉康太郎の、一見役に立たない、けれども大事な読書会2023〜第一回「長い短い」』。
死の間際、きわめて"短い"刹那の間に、"長い"人生が思い返されるという走馬灯のように、イベントを振り返る──。
"走馬灯"という振り返りの手法とその実践は、以下のPodcastの渡邉康太郎さんの語りを参照。
課題図
TAKRAM RADIO|Vol.182『「時間の奪い合い」時代の「鈍さ」のススメ』
IntroductionJ-WAVEのTAKRAM RADIO。有限会社BACH代表/ブックディレクターの幅允孝さんをゲストに迎えた、第2週目のPodcastのメモ。
メモ先週の振り返り
幅:だらだら喋ってしまった。考え続けることが重要。とても楽しかった。
渡邉:ゆっくり歩くことで、道端の大事なものを見つけられる、と寺田寅彦もいう。
京都の私設図書室「鈍考」
幅:私設図書室兼喫茶店である
TAKRAM RADIO|Vol.179『聴く力〜居心地の悪さを分かち合う』
IntroductionJ-WAVEのTAKRAM RADIO。エール株式会社取締役の篠田真貴子さんをゲストに迎えた、第1週目のPodcastのメモ。
メモ「聴く力を高める」エール株式会社の取組み
エール株式会社取締役の篠田真貴子さん
渡邉:気恥ずかしくなり、TAKRAM RADIOがカタカナ読みに。
渡邉:お互いの独り占めタイム。
篠田:組織開発を手伝う。外部の人が企業の人に1on1を
TAKRAM RADIO|Vol.178 メタファーは思考をあさってに跳躍させるか
IntroductionTAKRAM RADIOの谷川嘉浩さんのゲスト回、非常に面白かった。Podcastが公開されたタイミングで改めて聴き直し、ツイートに収まりきらない感想とともに、メモ書きをnoteに記載しました。
感想渡邉康太郎さんと谷川さんの間で、考えの共振する箇所が多い分、寄り道しながら発散が膨らんだことが何よりも面白かった。
その中で、谷川さんの挟む具体例やエピソードが、これまでに
『ドミニク・チェン『未来をつくる言葉』文庫版感想戦! ドミニク・チェン × 渡邉康太郎 トークイベント』まとめ
はじめに2022年10月2日(日)、青山ブックセンターで開催された『ドミニク・チェン『未来をつくる言葉』文庫版感想戦!ドミニク・チェン × 渡邉康太郎 トークイベント』の備忘録。
ドミニクさんの著書『未来をつくる言葉』の文庫化にあたり、表紙の装幀と解説文の寄稿を担当した渡邉さんと繰り広げられた感想戦から、印象に残ったエピソードを綴る。
感想戦の幕開け「感想戦」という名づけは、将棋に由来する。そ