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亡き父に捧ぐ

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Vol.119 50歳上の友

Vol.119 50歳上の友

今年も父の命日がやってきました。
例年通り、週末はお寺で make merit* してきます。
*このmake merit… 日本語に翻訳しづらいのですが、タイの仏教文化において貴重な、徳を積む行いの1つ。お寺でお供えしたりお経を唱えたりします。

さて今年は2人の人物を取り上げます。最初に登場してもらうのは50歳近く年上の“友人“ で、私がまだ東京で仕事していた頃、私の講演を聴きに来てくれて出会

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Vol.120 支配人の哲学

Vol.120 支配人の哲学

父の命日シリーズで、今年は2人の人物を取り上げます。50歳上の友人(前回)に続き、今回はあるホテルの支配人を務める西洋人のA氏です。

以前、長らくお世話になっていたホテルで珍しいタイプの支配人に出会いました。時間の許す限り、朝食やカクテルタイムになるだけ顔を出して各テーブル挨拶にまわり、ゲストと直接コミュニケーションをとるのです。

長く滞在しているとスタッフや同じく長期滞在のゲストとも顔馴染み

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Vol.61 亡き父からの学び その3

Vol.61 亡き父からの学び その3

父の命日に際して

改めて父に学んだ点を纏めていて、今日はその続きです。

前回の投稿とは、違った角度で父から学んだことがあるとすれば

それはまず営業力において、私は父の足元にも及ばない事実。

ただ、父が備えた営業力は諸刃の剣で

自分でやった方が売れてしまうが為に

教育者、もっと言うと経営者、として優秀であったかと言うと疑問です。

また父は、時代背景から大学にも進学しておらず

経営に関

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Vol.60 亡き父からの学び その2

Vol.60 亡き父からの学び その2

最近は日中、40度近くまで気温が上がり

お寺参りも汗だくになり中々大変です。

週末は好きなお寺で、お坊さんにお願いして

父のためにお経を唱えてもらってきました。

パーリ語?でしょうか、

父も首を捻っているかも知れませんが。

さて経営者だった父は、40年の長きに亘り

会社を維持発展させてきました。

大きな会社ではありませんが

私が幼い頃から何不自由なく暮らし

毎年、まとまった休み

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Vol.59 亡き父からの学び その1

Vol.59 亡き父からの学び その1

先日、父の年忌法要がありました。

残念ながら日本へのショートトリップは叶わず

両親に悪いなぁと思いながらも、リモートでの参加です。

法要自体は午前に済んだので

昼からこちらにあるお寺に出かけて、自分なりに弔ってきました。

実は、今まで父について誰かに語ったことはありませんが

こんな話もnoteなら、と言う気がするので

思うところを書いてみます。

もしかしたら何回かに分けてになるかも

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