鼻呼吸協会 谷内直人

一般社団法人鼻呼吸協会代表。呼吸をはじめとした健康づくりに関する情報を共有。 健康運動…

鼻呼吸協会 谷内直人

一般社団法人鼻呼吸協会代表。呼吸をはじめとした健康づくりに関する情報を共有。 健康運動指導士、アメリカスポーツ医学会EP、睡眠健康指導士上級、パーソナルトレーナー。

記事一覧

運動前のストレッチ

運動をする前にストレッチをする場合、その時間はどのくらいを使うでしょうか。運動前のストレッチは、ケガの確率を下げたり、パフォーマンスを上げたりという効果がありま…

睡眠サプリメント

睡眠の質を良くするなど、睡眠をサポートするサプリメントが、数多く存在します。良い睡眠には、その量と質が関係してきます。今後も新たなサプリメントが出現すると思いま…

休むことができるか

運動は健康づくりにとってとても効果的ですが、なんにでも当てはまるように、やりすぎると効果が下がります。それでも、運動が趣味の人は、目的の中心が健康づくりではなく…

体の中心に近い筋肉を鍛えておく

筋トレーニング(もっとカジュアルにいえば「筋への刺激」)は、元気に毎日を過ごすうえで、大切です。これは多くの人がうなずけることと思います。頭、腕、脚をのぞいた体…

ボディビルダーの身体能力

筋トレーニングによって筋肉を発達させているボディビルダー。筋肉のパーツそれぞれが隆起して、特徴的な体型になります。あくまでボディビルディング、という嗜好ですので…

スクワットでバーベルを担ぐ

スクワットで重りを持つ場合、肩にバーベルを担ぐやりかたがあります。鍛えたいのは下半身ですが、この重りを支えるために、上半身の筋肉を適切に緊張させないと、痛めてし…

ファンクショナルトレーニングとは?

ファンクショナルトレーニング、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ファンクショナルをそのまま訳すと、機能的な、となります。通常のトレーニングと相対的な比較を…

どうせ衰えるので

人はどうせ死にます。体に関しては、25歳を過ぎてから死に向かって衰えます。その下り坂の傾斜を、健全に緩めるのが、健康づくりの運動。ですから、10年前にできたこと…

鼻呼吸の範囲で

筋トレーニングやジョギング、ヨガなど、健康づくりの要点である、筋刺激・血流促進・バランス調整につながる運動は、体に良いのですが、なんにでも当てはまるように、やり…

筋トレを筋肥大のために・・・

筋トレーニングは筋肥大のために行う、と考えているのであれば、健康づくりの観点からは、失敗につながる可能性があります。筋肥大するための運動は辛いので、好きでないな…

正しいスクワット

正しいスクワットは・・・。いくらでもトレーナーやインターネット上から情報を得ることができますが、おそらく、背中が曲がったスクワットを正しいとは言わないでしょう。…

楽しい苦しい

効果のある運動は、日常ではしないことをするので、楽ではありません。例えば、筋トレーニングの3大原理の一つである過負荷の原理は、いつもより負荷をかけることを意味し…

トレッドミルの功罪

ベルトの上で歩いたり走ったりできるマシン、トレッドミル。屋内にあれば、天候や道路の信号に関係なく運動できるので、とても便利です。電動のトレッドミルは速さを設定で…

運動するときの服装

健康づくりのための運動は、特別な服装になる必要がありません。ある程度、体が動けば、ジーンズでもスーツでも構いません。なぜなら、頑張らなくてもよいから。 運動する…

便利の代償

生ごみをゴミ袋に入れてステーションに運ぶ代わりのディスポーザー。風呂を自動で洗ってくれる機能。電動キックボード。ATMまで行って現金を引き出したり振込したりしなく…

心臓を守る

酸素や栄養を運ぶ血液を全身に巡らせる役割は、心臓の拍動が担っていますが、体を動かして筋肉を使うことは、その役割の助けになります。また、呼吸をゆっくり浅く行うこと…

運動前のストレッチ

運動前のストレッチ

運動をする前にストレッチをする場合、その時間はどのくらいを使うでしょうか。運動前のストレッチは、ケガの確率を下げたり、パフォーマンスを上げたりという効果があります。この二つの効果を求めるストレッチですら、種類が違ってきます。スポーツ選手であれば、気をつかいたいところですが。

健康づくりの運動を行うなら、ストレッチをしている時間すら、もったいないのではないでしょうか。なぜなら、ケガをするほど頑張る

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睡眠サプリメント

睡眠サプリメント

睡眠の質を良くするなど、睡眠をサポートするサプリメントが、数多く存在します。良い睡眠には、その量と質が関係してきます。今後も新たなサプリメントが出現すると思いますが、それらはあくまで補助食品です。サプリメントにより、どんな環境でも寝られたり、あるいは寝なくてよくなるという未来が訪れるでしょうか。そんな簡単ではなさそうですね。本来、体が必要としている睡眠を、何らかの環境や欲によって、不完全にしてしま

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休むことができるか

休むことができるか

運動は健康づくりにとってとても効果的ですが、なんにでも当てはまるように、やりすぎると効果が下がります。それでも、運動が趣味の人は、目的の中心が健康づくりではなく、運動をすることそのものに楽しみを見出しているため、しばしばやりすぎてしまいます。バランスの問題ですので、慢性疲労やけがにつながらない程度で、体にかかる負荷よりも楽しみのほうが勝っていれば、人生を彩ってくれるでしょう。そうなるように、戦略的

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体の中心に近い筋肉を鍛えておく

体の中心に近い筋肉を鍛えておく

筋トレーニング(もっとカジュアルにいえば「筋への刺激」)は、元気に毎日を過ごすうえで、大切です。これは多くの人がうなずけることと思います。頭、腕、脚をのぞいた体幹部分が最も重く、ここの筋肉がちゃんとしていれば、四肢を動かしやすくなります。野球のバットをスイングするとき、通常通り細くなっているグリップを握ったときより、反対にしてボールが当たる太いほうを握って振ったほうが、楽に早くスイングできるのをイ

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ボディビルダーの身体能力

ボディビルダーの身体能力

筋トレーニングによって筋肉を発達させているボディビルダー。筋肉のパーツそれぞれが隆起して、特徴的な体型になります。あくまでボディビルディング、という嗜好ですので、持久力や巧緻性を求められる動作には不向きです。筋力は、普通の人から見たら明らかに高いですが、トレーニングでおこなう動作に近い場合に発揮されることが多いです。筋肉は年齢に関係なく肥大しますし、動きもスピードを求められるものではない、つまり身

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スクワットでバーベルを担ぐ

スクワットでバーベルを担ぐ

スクワットで重りを持つ場合、肩にバーベルを担ぐやりかたがあります。鍛えたいのは下半身ですが、この重りを支えるために、上半身の筋肉を適切に緊張させないと、痛めてしまう可能性があります。担いでいるときに背中が曲がるとよくないのですが、普通、モノを持ち上げるとき、背中が真直ぐになっていることのほうが少なく、むしろ、少し曲がっていることが自然です。日常で、肩にモノを担いで下半身を屈伸することは、ほとんどあ

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ファンクショナルトレーニングとは?

ファンクショナルトレーニングとは?

ファンクショナルトレーニング、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ファンクショナルをそのまま訳すと、機能的な、となります。通常のトレーニングと相対的な比較をした場合、より機能的だということで、この呼び名になっています。私たちの日常は、機能的な動作ばかりです。いかに力を使わないか、疲れないかを自然に選択しています。ファンクショナルではないトレーニングが、実は非日常的な動作であることを、わかってお

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どうせ衰えるので

どうせ衰えるので

人はどうせ死にます。体に関しては、25歳を過ぎてから死に向かって衰えます。その下り坂の傾斜を、健全に緩めるのが、健康づくりの運動。ですから、10年前にできたことができなくなっていることに、落胆する必要は、全くないわけです。今を楽しみつつ、少しでもマシな未来にするために、健康づくりの運動があります。

鼻呼吸の範囲で

鼻呼吸の範囲で

筋トレーニングやジョギング、ヨガなど、健康づくりの要点である、筋刺激・血流促進・バランス調整につながる運動は、体に良いのですが、なんにでも当てはまるように、やりすぎると悪影響が出てきます。運動が趣味でない限り、疲れが先行したり、痛みが出たり、生活の中心になるようなら、本末転倒。強度に関していえば、どの運動も鼻呼吸だけでできる範囲で行うくらいが「ちょうどいい」と思います。

筋トレを筋肥大のために・・・

筋トレを筋肥大のために・・・

筋トレーニングは筋肥大のために行う、と考えているのであれば、健康づくりの観点からは、失敗につながる可能性があります。筋肥大するための運動は辛いので、好きでないなら続けることがとても難しいからです。筋トレーニングは筋肉を刺激するためにある、という考えかたに転換すれば、健康づくりの手段として、とても良いものになります。

正しいスクワット

正しいスクワット

正しいスクワットは・・・。いくらでもトレーナーやインターネット上から情報を得ることができますが、おそらく、背中が曲がったスクワットを正しいとは言わないでしょう。ひとつの観点として、スクワットは膝と股関節と足関節が曲げ伸ばしできていれば、ターゲットの筋肉が動いていることになるので、背中が伸びているか曲がっているかをあまり気にしなくてよいと思います。

楽しい苦しい

楽しい苦しい

効果のある運動は、日常ではしないことをするので、楽ではありません。例えば、筋トレーニングの3大原理の一つである過負荷の原理は、いつもより負荷をかけることを意味します。そうでないと成長がないからです。むしろ、苦しいくらいです。

楽ではないゆえに、運動を習慣にしない人のほうが多いのです。でも、軽い運動であれば、慣れるとその途中から気持ち良さを感じられ、運動後も爽快感が得られます。

また、運動そのも

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トレッドミルの功罪

トレッドミルの功罪

ベルトの上で歩いたり走ったりできるマシン、トレッドミル。屋内にあれば、天候や道路の信号に関係なく運動できるので、とても便利です。電動のトレッドミルは速さを設定でき、仮想の移動距離も表示されます。

但し、実際に地面を歩いたり走ったりするのとは、体の使いかたが微妙に違います。脚を回していればよいトレッドミルに比べ、地面では自分で前に進まないといけないため、重心の位置や使い筋肉が変わるのです。これをわ

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運動するときの服装

運動するときの服装

健康づくりのための運動は、特別な服装になる必要がありません。ある程度、体が動けば、ジーンズでもスーツでも構いません。なぜなら、頑張らなくてもよいから。

運動するときに着替えるのは、よしやるぞ、と気持ちを切り替えるのには有効でしょう。家の中でできる自重スクワットを、わざわざフィットネスクラブで行うのも、同様です。これはこれで、きっかけづくりに良いですね。

汗をかかない程度に、ささっと運動して、今

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便利の代償

便利の代償

生ごみをゴミ袋に入れてステーションに運ぶ代わりのディスポーザー。風呂を自動で洗ってくれる機能。電動キックボード。ATMまで行って現金を引き出したり振込したりしなくてよい環境。通販の普及・・・。生活が楽に、便利になるのはとてもうれしいことで、やりたいことに費やせる時間が増えるように感じます。しかしその代償は体の不活動です。不活動習慣の結果は誰でも知っているでしょう。ますます、あえて運動する時間を設け

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心臓を守る

心臓を守る

酸素や栄養を運ぶ血液を全身に巡らせる役割は、心臓の拍動が担っていますが、体を動かして筋肉を使うことは、その役割の助けになります。また、呼吸をゆっくり浅く行うことで、一酸化窒素を発生させ、血管拡張を促します。これまた、心臓の負担を減らします。