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【ネタバレ映画批評】『ちょっと思い出しただけ』③AmazonPrime配信開始!
やっとリラックスして楽しめた
昨夜AmazonPrimeのオススメ欄に突如『ちょっと思い出しただけ』が見えてびっくり。22時を過ぎていましたが観ることにしました。
この映画に関しては過去noteに3本感想を書き、ノベライズも読破し完全にハマっていた私ですが、興奮も落ち着き、セリフやストーリィの辻褄に振り回される事なくはじめてリラックスし楽しんで観ることが出来ました。
池松壮亮の会心作?
池松
そして「大企業病」になった。《1》
・バトンタッチ制度
私が元勤めていた会社に「2018年退職組」という言葉がある。
——その企業には「退職金」がなかった。いわゆる「確定拠出年金=401k」が採用されていた。ところが社の経営戦略上、企業買収を続けざまに行った事で管理職以上の社員が異常に増えすぎた。実業務では判断力やスピード感が落ちるし、一方順番待ちの若手管理職候補者が下に大勢つっかえており、「若返り施策」として「バトンタッチ制度」
【ネタバレ批評】ノベライズ版『ちょっと思い出しただけ』で追う作品世界の全貌。
「ちょっと思い出しただけ」を好きになりすぎた私は既に映画は鑑賞2回。ドラマ世界からなかなか抜け出せなくなり最後はノベライズを読破しました。今では続編のストーリーまで考え始めてしまっています。このままで終わってもらいたくありません。
さて、ノベライズは脚本から起こした小説ですから、映画では不明瞭だった場面の描写や作者のメッセージ、意図、俳優のアドリブ部分まで網羅されています。
まず見開きに下記「ナ
【ネタバレ映画批評】『ちょっと思い出しただけ』②出会いから4年間の野原葉考
前回の批評ではだらだら書いてしまったが、2度めの鑑賞を終え、今回は劇中ではほぼ追われておらず「でもわかるでしょう」と松居監督が鑑賞者に問いかけているような、劇中では描かれていない肝心な野原葉の3年間に絞って考察してみたいと思う。判明した事として結構私は思い違いをしていました(汗)
——まず3年目に照生を強引に待ち伏せ職場まで送った日、車中では劇中唯一と言って良い「口論」がありました。勝手に待ち伏せ
【ネタバレ映画批評】『ちょっと思い出しただけ』①
※本記事では映画内容全てに言及するためネタバレに関し遠慮がありませんのでご注意ください。
六年間の恋愛の行方を離別状態から出会いまで遡る形で追う作品。
類型作品としては
『花束みたいな恋をした』
『ボクたちはみんな大人になれなかった』
まずこのあたりが好きな御仁にはおすすめしたい。
面白いのは主人公の1人でダンサーの佐伯照生(池松壮亮)の誕生日を定点として遡る点だ。両者恋愛の現状が出やすい日が
「スクランブルスタジアム渋谷」構想をめぐる誤解と懸念【2】【予定地散策編】
まず候補予定地からの最寄り駅は千代田線/小田急線「代々木公園駅」だ。ほぼ小田急線の「代々木八幡駅」が傍にあるが、いわば日産スタジアム実際の最寄り駅「小机」的位置づけになるのであろう。しかし「代々木公園駅」は改札機も2台のみの小型駅。この駅はスタジオが完成したなら、常磐線乗り入れの千代田線経由の柏サポが常用しそうだが、激混み必至であろう。
ただし実際はJR原宿駅、JR渋谷駅、東京メトロ明治神宮
「スクランブルスタジアム渋谷」構想をめぐる誤解と懸念【1】【現状確認編】
2018年9月13日に構想が発表された『SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA』は東京渋谷区代々木公園B地区と呼ばれるNHK横にある現在は主にイベント開催のエリアとサッカーコート、陸上競技トラックが併設された場所。
面積が15.11k㎡と23区で15番目の渋谷区としては代々木公園/明治神宮エリアは「ここしかない」という場所だ。
この構想は渋谷区長長谷部健氏が肝いりで設置した『一般社団
『現役閣僚の公式参拝』はなぜ『政教一致』なのか日本国民はここをしっかり認識すべき。
毎年終戦記念日になると報道を賑わすものとして総理大臣も含む『現役閣僚の公式参拝』とそれに対する中韓の反応というものがある。
日本国民は中韓の反応に「個々人、憲法に保証された信教の自由があり他国からとやかく言われる筋合いはない」といった論調だが、これに対し日本の『全日本仏教会』から毎年止めるよう要請が出ているのはご存知だろうか。
要請の内容は上記文で非常に簡明だと思う、またキリスト教系団体はこれ
2021東京都議会選挙分析「メディアが敢えて触れない視点」
7/5未明になり総ての議席数が判明した2021東京都議会選挙だが、当方の所感としてはメディアの選挙前分析は結局大きく外れたし、選挙後の分析もとうてい的を得ているとは言い難い。
まず、常識中の常識として、現在は引き続き「コロナ禍」であり、国政、地方議会に関わらず、過去のデータを見ても大規模災害直後や災害下の選挙は必ず投票行動が保守化し「現体制維持」になる。「取りも直さず、まず災害対策をしっかりやっ