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『わたし、マジで探偵やってますが!』
気付いたら探偵事務所を立ち上げて、一年と半年近くになっていた。手書きの看板はさすがに恥ずかしいなと思っていた所に依頼が来たので、マジでこれはないな、と思いやめた。けれど絵心ない俺が作ったこれもないよな、って複雑な心境。当たり前だけど周囲には面白半分やっていると思われた。そうじゃないんだよって訴えても誰も気にも止めないから、思い切って中小企業向けの融資を行う、日本政策金融公庫からお金を借りて、本を書
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本を出しちまおうよ❗(大崎探偵事務所)
俺は何冊でも出したいよ。何故なら目立てるから。女にもちやほやされたいし。ま、話のネタにはなったようだ。まずは家族や友人にビックリされたよ。下手くそな作文しか書けないけどさ。二著目なんだけどさ、思いきって、全国刊行した!恥も照らいもなく。
それでデカイ顔も出来る(らしい)。例えばスナックの女に「先生」と呼ばせたり。
ま、俺はそんなことをしないけど。
で、何故物語を書きたがるかというと、なんじゃ
『2021年6月23日午前2時57分 別海町中春別』
白夜のような、夏至を一日過ぎただけの、北海道道東地方の夜明け。
搾乳までまだ時間があるけど、明るさに誘われて早く目覚めてみた。
宇宙遊泳しているみたい。
線香花火のように開いた花の周囲を蜂が飛び回っていた。
時間軸を隔てて住み別けるはずの植物が、夏至の頃の北海道では無重力で爆発するように繁茂する。
やがて樹木の緑が濃くなると、林床の植物は色褪せ、枯れゆくのだけど。そして乏しい光の中で、光