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グッときた記事memo

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#日記

10年間海を漂ったボトルメールのようなデザインの話

10年間海を漂ったボトルメールのようなデザインの話

昨年の夏、嬉しい再会を果たした。

話は今から11年前に遡る。

2007年8月。
当時20歳だった僕は、大学3年の夏休みを利用して1ヵ月間インドを旅した。

暗闇と、危うい空気を孕むオレンジ色のライトが溶け合う夜明け前。
到着したインディラ・ガンディー国際空港で一緒に降り立った日本人乗客のうちの1人に彼女はいた。
互いに学生だとひと目見理解した僕たちは他の学生数人と一緒に到着ロビーで夜明けを

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毎日、何かを継続する時のコツ(詳細編)

毎日、何かを継続する時のコツ(詳細編)

毎日、日記を書くと明言してから2ヶ月がすぎると、「どうやって」習慣にできたのかすごい聞かれることが増えた。
とてもシンプルなことで習慣は作れると気付いたので、簡単にまとめたツイートをしといた。

5つのルールを少しだけ丁寧に説明します。「そんなの個人差あるでしょう」とか、「続いたことないわぁ」って思う人も多いでしょう。僕も根はそっち側のこたつゴロゴロ族なのでわかります。でも、意外とまじで習慣化する

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中学生を飼い続けたい。

中学生を飼い続けたい。

おもひでぽろぽろの主人公は、27歳らしい。東京で働くOL、今のわたしと同い年。おかしいな、もっと大人に見えてたのにな。
今日は成人式。大人とはなんだろうね。

わたしは13歳くらいから今を過去にして懐かしがるクセのある子どもで、大人になった時に今の時間を懐かしむのかな、といつも思っていた。
例えば運動会の練習。例えば、梅雨の日の授業中に雨の降るグラウンドを見ている瞬間。部活の帰り道、なんでもない

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「才能」の定義

「才能」の定義

先日、とあるコピーライターさんとお話しする機会があった。その話の中で、「ある若手の面倒を何年かみているが、どう考えてもコピーライターの才能がない。でも本人に自覚がなく、どうしたものか考えあぐねている」という話を聞いた。

最初こそ「才能がないのではなくまだ未熟なだけなのでは?」「1人の師匠がダメ出ししたからといってその人に才能がないとも限らないのでは?」と思ったのだが、いくつかの「ダメだと思った」

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運動会で「写ルンです」を配ったら大変なことになりました。

運動会で「写ルンです」を配ったら大変なことになりました。

12月の運動会、なんてサンタクロースもびっくりだよ。12月9日は嘘みたいにあたたかくて、グラウンドは魔法みたいな光に包まれていて。

現像から戻ってきた写真は、まどろみの中で追いかけた夢のしっぽのようだったし、現実に戻って見返したら、突き抜ける青さに目が醒めた。

いい大人が集まって運動会をするなんて、最初はみんな冷めていたんじゃないかな。

走り出すと、止まらない。

遮るものがない場所で、影は

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「普通じゃない」転職観。

「普通じゃない」転職観。

今の仕事のためにパキスタンに来て1年と1カ月。 残りの任期は7カ月を切りました。 あと半年ちょっとで無職になる開発ワーカー、そろそろ次の仕事を探さなくてはなりません。 国連での仕事を考えるなら、現在出ている空席公募ポストで業務を開始できるのは早くても半年後なので、現在の契約期間終了から半年~1年前には次のポストを探していて当然の世界です。

という話を違う業種の転職未経験な友人にしていたら、2~3

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ある人生の惰性と、アップサイドダウン

ある人生の惰性と、アップサイドダウン

世間はGW。

ぼくはといえば、仕事をしつつ、本を読んで、映画をみてる。(『ハンニバル』シリーズを一気見した)

とくに日々に大きな変化があるわけでもない。
個人事業で仕事をしているので、世間が賑わうときこそ、部屋にこもっているのだ。

こうやってまとまった時間があるときに、自分の生活習慣を見直すのは大事だと思う。

もう5年前も前に、自分が書いた「僧のような春休み」というブログ。

朝は早起きし

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