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n回目の東京。ここではないどこかへ、行きたかった。
「ここではないどこかへ、行きたい」
ずっと、そう思っていた。
※※※
1回目の東京。
2013年。たぶん、春。
海外に赴任していた父の帰国に合わせて、母と妹と新幹線で向かった東京。
駅で待っている父の姿をいまだに覚えている。それ以外のことはほとんど遥か彼方に葬られてしまった。
唯一記憶に残っているのは、建設されたばかりの東京スカイツリーに行ったこと。
エレベーターの中はきらきらとピンク
何者でもなく、何者にもなれるみんなへ
夕方、自転車を漕いでいるとふわっと甘い香りがした。
この香りは、金木犀だ。
今年もこの季節がやってきた。
※※※
私は、相手が私のことを受け入れようとする意志が無いと感じてしまったときに、自分の想いを一切話せなくなってしまう。
話さなければいけない場であっても。
そんな話そうとしたけど、飲み込んでしまったことがある私の今の仕事への想いを書いておこう。
私は、集団授業の非常勤講師を大学
「おうち」があるということ
今日の空は私が好きな藍色をしている。
その藍色の中で、何かに追われているように移ろい続ける雲に見蕩れてしまった。
※※※
今の私が落ち着ける場所ってどこだろう。
ふと、そんなことを思った。
今の私が落ち着ける場所。
それは、
誰もいない講義室
小さな地元の映劇
そして、
0:00の布団
私は高校時代のほとんどの時間を学校、ライブハウス、自習室で過ごした。
休日も自習室に通っていた。