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自省録~部下にダメ出しされた日に考えたこと
年の瀬も差し迫り、職場もなんとなく慌ただしい。意識は来年のことに向いている、クリスマスの日の話。
午後、Aさんと来年の組織についての提案を管理者2人で聞くミーティングの時間をもっていた。
自分の属している部署はちょっと特殊で、国や自治体の公共事業をまるっと受託して運営する部隊だ。自分がマネジメントしているチームの一つは、40名超のメンバーで、地方就職支援のプロジェクトを担っている。スタッフはこ
なぜ多くの中小企業に外部の支援が届かないか
前回のコラムで、ひょんなことからある企業の後継者の相談相手を行うことになった経緯を書いたが、組織に外部の人間が入ることの重要性を強く実感したので、そのことについて書いておきたいと思う。
社内の話を聞いていると、驚くほど進化が止まってしまった状態に出くわすことがある。
パソコンが重くて動きが遅いことや、小口現金の管理や、備品のクリーニングの仕方まで、様々な小さなところにその様子は見てとれる。
誰か
縮小社会における自治の実現の一片
富山県南砺市利賀村(とがむら)に移住した友人から、「利賀地域でも小規模多機能自治に挑戦しているんだけど、なかなか進まないからちょっと手伝いに来て!」というヘルプ要請があり、「元気づくり部会」のワークショップでファシリテーションをすることになった。
10年間個人的に通っている村に、フリーだったころに学んでいた「小規模多機能自治」づくりを手伝いに行くことになるとは、本当にどこで縁がつながるのかわから
対話記録~「理念」の進化
近年、経営理念を掲げる企業は増えてきた。
しかし、理念がどこまで組織に内在化しているかということを考えると、実現できている企業はどれくらいあるのだろうか?
経営理念とは、本来、経営者個人の内側から発せられる「思い」に基づいて打ち立てられるものでなければならない。
今回は、これまでも理念を掲げて建築事務所を経営してきた羽ヶ埼建築士が、あることをきっかに思いと理念がつながった瞬間について語ってくれ
【裏レポート】理想の組織探訪~島根電工編
数字では見えない企業の価値を伝え、新しい就業先の選択軸を伝える「人を大切にする企業」特集。
全5回の最終回は、島根県にある島根電工㈱に行ってきた。
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島根電工は、公共施設の電気設備の設置等を行ってきた設備工事の会社だが、2000年以降公共事業が減少の一途を辿る中、個人宅向けのサービスを増やして成長を続けている会社だ。
また、週3日のノー残業デーや、子育て支援も手厚く、離職率1%
【裏レポート】理想の組織探訪~ネッツトヨタ南国編
数字では見えない企業の価値を伝え、新しい就業先の選択軸を伝える「人を大切にする企業」特集。
今回は、高知県にあるネッツトヨタ南国㈱に行ってきた。
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ネッツトヨタ南国といえば、日本経営品質賞やホワイト企業大賞の受賞歴があり、全国約300社のトヨタ販売会社で10年以上顧客満足度No.1を獲得している、自律的な組織のお手本のような会社として有名だ。
飛び込み営業を廃止したり、社員を1
【裏レポート】理想の組織探訪記~但陽信用金庫編
今やっている仕事で、サイトで地方の面白い企業を紹介する特集を行うことになり、今回は兵庫県加古川市にある但陽信用金庫という信金の取材に行ってきた。
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ここは「よろず相談室」といって、金融のことに限らず、職員が町の様々な困りごとに対応している信金として有名で、坂本光司氏の「日本でいちばん大切にしたい会社6」に掲載されている会社だった。
外に出れない高齢者を病院に運ぶ移送サービスは毎
「マネジメント」の本質を考える会
先日、知人の薦めで「ドラッカーと論語」(安富歩 著)という本を読んだら目から鱗の連続で、感動のあまりfacebookに投稿したことがきっかけで、「マネジメントの本質を考える会」をやることにした。
投稿に反応してくれた人が数名いて、とりあえずやってみようということでトライアルでやってみたところ、思った以上に深い学びになったので、当日の様子を備忘録的に残しておくことにした。
参加者は自分の他に2人。