見出し画像

東京で大雪が降った日に、私が感じたこと




2/10の日記。今年はじめて見た、東京での大雪。年明けすぐにも降ったとも思うけど、その時の私は北海道にいた。知る人ぞ知る、新千歳空港で搭乗予定だった飛行機が欠航になって、旭川空港まで向かって東京に帰ったんだっけ。あれからちょうど1ヶ月が経とうとしているなんて、、、ビックラポンにも程がある。札幌の雪は都内と比べものにならないくらい、物凄い量で。あれを一度味わってしまったら、「東京の大雪は、なんて優しいのだろうか」と、しみじみ感じた。でも、見るに久しい東京の雪。やっぱりテンション気持ちアゲめになった私は、写真をパシャパシャと幾つか撮りためた。この様子だと、明日には雪が降っていなかったことになるだろうから記念に。「この撮影した写真たちを、どう色付けしていくか?」「どんな作品が生まれることになるのか?」私はこれが一番の楽しみ。気持ちが高まるまで、暫く様子を見ておきたい。



昨年、クラウドファンディングに挑戦して、300人以上の方に応援していただいたおかげでアートブック『心に灯す光と色彩のパレット』を出版させて頂いた。2016年から創作活動を始めてから、2021年までのベストな85点のフォトアートと、紡いだ言葉たちを添えている。ただ、この本を持っている方はご存知の通り、雪景色といった雪や氷をモチーフとした作品が掲載されていないのだ。理由はシンプルで、雪や氷を被写体にする機会が全くなかったから。確かに、少しばかりの作品はある。けれども、その雪や氷のモチーフ作品というのは、アートブックに掲載するほどのパワーを感じることがなかったのだ。これまで生きてきた中で、本に掲載されているビジュアルや言葉たちに、私はずっと救われてきた。触れてきたものは全部、間違いなく心に訴えかけてくる何か強いパワーがあった。今思うと、それらは著者が込めた伝えたい想いと、経験してきた人生から生まれてきたのであろう。だから私も、アートブックを制作するときは、「すぐ近くに自分の味方がいないとき、この一冊が一番の友人で、味方でありますように。」という個人的な願いを絶対に込めたくて。そういうのもあって、"創った作品の中でも、まず私自身が雷を打たれるくらい、心動かされるものかどうか"を一番大切にしながら厳選した。これは、個展のメインジュアル作品を決定する時なども同じ手段をとっている。私が創った作品たちはもちろん誰よりも大好きだけど、その作品たちが皆、こういった大きな役割を果たせるかどうかは別の話。目には見えないのだけど、心に響くものがあるかどうかを基準にすることは欠かせない。周りの反応というよりは、私の心に一番響くかどうか。そうじゃないと、贈りたいパワーを込められないから。



先月、この日記にも書き残しているように、人生初の北海道・釧路へ足を運んだ。いろんな巡り合わせで、新しい出会いやインスピレーションを数多く手に入れた私。釧路で撮影した雪景色と朝日の写真を組み合わせ、そのときに感じた気持ちを言葉に紡ぐ。そうして完成した一枚が、現在会期中の日本橋個展で展示している。タイトルは、"回想"を意味する『Reminiscence』。2022年の今を生きる、私の心が震えたパワーのある作品の一つ。もし、今からアートブックを作成するとしたら。心のジャッジは、間違いなくYES。自分の感じる気持ちを一番大切にして、これからもより良い作品を更新していきたいな。



プリちゃん

「今日も『どんな毎日も、宝物になる日記。』を、最後まで読んでくださってありがとうございます。何か響くものがありましたら、スキ、コメントとっても嬉しいです! 」

- INFORMATION from プリちゃん -

①3/1まで、日本橋個展開催中! (在廊は、土日祝の13時〜18時まで。)



最後までご覧いただいて本当にありがとうございます。。!「応援したいな」と感じましたら、ぜひフォローしていただけると喜びます。。! サポートは、今後の作品制作や個展開催に必要な費用、遠方へ足を運ぶ交通費などに充てさせていただきます。今日も、自分にしか歩めない素晴らしい日々を☺️