ハニカムベース

関東在住の勤め人。今でも若手のつもりなのに周りからは中堅・ベテラン扱い。神社仏閣巡りが…

ハニカムベース

関東在住の勤め人。今でも若手のつもりなのに周りからは中堅・ベテラン扱い。神社仏閣巡りが好きで、四国八十八箇所は3周、神仏霊場は2周、西国三十三所と坂東三十三所は1周ずつ巡拝。社会人野球(JABA)と社会人アメフト(Xリーグ)が好き。

最近の記事

#44 スポンサーの話

例年より1か月ほど遅れて、4月1日にXリーグ春季公式戦の日程が発表された。2年連続でパールボウルは中止で東日本は各チーム2試合の対抗戦方式、西日本は例年通りのグリーンボウルトーナメントとグリーンボウルチャレンジが開催される。 感染症対策を見極めていたとの理由でかなり待たされたが、とりあえず昨年は春季公式戦自体がなかったことからは一歩前進したといえる。パールボウルは例年ゴールデンウィークあたりに開幕するが、今年の東日本の開幕は半月以上遅くなる。 さて、同じ日にリーグからあと2

    • #43 時短の話

      日本人は働きすぎだとよく言われる。確かに成果は上がるように見えるかもしれないが、その成果を生み出すために費やした時間が長ければ効率は悪い。いわゆる労働生産性が低いといわれるものだ。 そのため日本では労働時間を短くしようとする動きがここ30年ほど続いているようだが、なかなか遅々として進まない。 そうこうしているうちに未知の感染源が社会に蔓延し、一部の業種では否が応でも営業時間を短くしなければならない状況に追い込まれた。ただこれでは成果は上がりようがないので、やはり喜ばしい状況と

      • #42 春の話

        気温が上がってきていよいよ通勤のコートを脱ぎ捨てるタイミングを図りだす季節になった。例年このタイミングを間違えて4月初頭は軽い体調不良に見舞われるので注意が必要だ。 職場でも春の配置換えの発表があり、4月以降の引き継ぎが本格化してきた。幸か不幸か私は引き続き変化なく勤務することになったので、比較的穏やかな春を迎えそうだ。 野球界も春を迎えている。社会人シーズン幕開けの東京スポニチ大会が2年ぶりに開催され、今週末からは地区春季大会が順次行われる。 高校野球ではこちらも2年ぶり

        • #41 資格の話 (7)

          前回までの6連続投稿で、社会保険労務士試験への挑戦から合格まで、7年にかけて4回受験した顛末記をお届けした。 社会保険労務士試験は合格者が多いが受験者も多く、しかも最近の合格率は5%前後で推移するのが当たり前になってきている。受験を始めた頃は「何回も受験することはないだろう」と高を括っていたが、結果を振り返ってみればいわゆるベテラン受験生に片足を突っ込んでいた。 そこで、社労士試験受験体験記シリーズの最終回として、これから試験に挑もうとしている方々の参考となるかもしれないこと

        #44 スポンサーの話

          #40 資格の話 (6)

          (前回までのあらすじ) 自信満々で臨んだ平成26年の試験、起伏のない勉強を淡々と進めて臨んだ平成27年の試験のいずれにも失敗した私は、いよいよ受験勉強のアプローチを変える必要性を痛感していた。 信じられないことだが、平成26年の試験で不合格だった私はその原因を特に分析することなく漫然と勉強していた。そうなると、どうしても得意分野は点が取れるので気分良く勉強するし、そうでない分野はあまり気分が乗らない。勉強の軽重をつけながら複数の科目を進めていかなければならないのに、ある程度

          #40 資格の話 (6)

          #39 資格の話 (5)

          (前回までのあらすじ) 満を持して平成26年の社会保険労務士試験に臨んだ私だったが、思うように解き進められず苦戦。試験終盤には完全に思考停止してしまう。結局、科目点ゼロという失態を演じ不合格になったのだった。 不合格通知を受け取った私は藪の中に突っ込んでいく。確かにエアポケットに陥ったのは事実だが、全体を見回すと特定の分野で勉強が追いつかなかったものはなかった。エアポケットを無くすのが理想だが、それをやるには記憶力の限界を超えねばならない。 社労士試験は7割取れれば合格でき

          #39 資格の話 (5)

          #38 資格の話 (4)

          (前回までのあらすじ) 独学や通信での勉強に限界を感じた私は、資格スクールの通学コースで勉強し直した。自信を持った私は2回目の本試験に臨むことに。 試験会場では、思いのほか緊張しなかった。通学コースで同じクラスだった知人と会話する余裕もあったくらいだった。 午前中は択一式試験、210分の長丁場だ。試験は労働科目から始まるが、科目ごとに時間が区切られないので、ここをサクサクと進められれば後半の社会保険科目で時間をかけることができる。そこは模擬試験でも心がけていた戦術で、本試験

          #38 資格の話 (4)

          #37 資格の話 (3)

          (前回までのあらすじ) 社会保険労務士試験を目指した私は独学の限界を感じて、DVDが送られてくる通信講座に切り替えたが、「積ん読」状態に陥りかけて学習が停滞。平成23年の本試験は合格点にはるか遠く及ばなかった。 転勤で関東に戻ってきた私は初受験のダメージが思いのほか大きく、すぐに次の受験に向かうことができなかった。平成24年はまるまる勉強することなく、ようやく腰を上げたのは翌年の夏、つまり初受験の次の次の試験が終わる頃だった。平成25年の試験問題を見た私は、やはり社会保険労

          #37 資格の話 (3)

          #36 資格の話 (2)

          私は学生の頃、ある程度はテキストや参考書を自分で読み進めるとそれなりに内容が理解できていた。だから、社労士試験でもそれでいけるだろうと思っていたのだが、やはり社会人になった自分が学生の頃と同じ学習で太刀打ちできるものではなかった。 教訓:学生時代の勉強法は社会人になって通用するとは限らない 出願期間が過ぎたため、私は翌年の試験をターゲットに決めた。ただ、同じような学習はどこかで行き詰まると直感したため、どこかのスクールにお世話になることにした。 当時は大阪に住んでいたので

          #36 資格の話 (2)

          #35 資格の話 (1)

          最近野球とアメフトばかり書いているので、お題に沿った記事を書いてみることにした。 いくら自分が若いつもりでいても、しっかりと年齢は重ねられている。黙っていても日々は過ぎていく。そのことに抗うことはできない。 ただ、日々の流れを止めることはできなくとも、衰えのスピードを緩めるための行動はできる。美容やファッションでいえばアンチエイジングだし、肉体的な面でいえばトレーニングがそれにあたる。 もっとも私は運動が苦手だ。昔ほどではないがそれでも苦手意識は強い(運動会に嫌悪感のある私

          #35 資格の話 (1)

          #34 司令塔の話

          野球で一番育成が難しいのがキャッチャーだという人がいる。ピッチャーは先発、中継ぎ、抑えと役割が分担されていて、1人が1試合全て投げ切ることが珍しくなった現代において、複数のピッチャーに役割を担わせながら育成することができる。野手も大づかみで言えば内野と外野の中で空きポジションを練習させることもあるだろう。 しかしキャッチャーは一人だけ違う方向を向いて守備につき、守備の指示を現場で出す役割を担っている。それだけに試合途中で頻繁に代えられるポジションではなく、登録されている選手の

          #34 司令塔の話

          #33 野球場の話

          社会人野球、特にクラブチームの野球に興味を持つようになると、試合は生で見るしかないので、そこに足を運ぶようになる。 最近はあまり行けていないが、10年ほど前までは休みになると車や電車でいろいろな球場に出向いては試合を見ていた。すると球場によってかなり特徴があることがわかり、試合のほかに球場を見に行くようになった。 以前指折り数えてみたところ、行ったことのある球場は50を超えていた。その中には社会人(企業)チームのグラウンドも含まれているが、そこで公式戦を行うこともあるので、単

          #33 野球場の話

          #32 あの日の話

          1995年1月17日。 あの日私はいつも通り、学校に行くための支度をしていた。日課になっていた新聞の斜め読みをしながらテレビの音声を聞いていたら、「大阪で大きな地震があった」との速報が入った。 当時「関西は地震がない」(とても少ない)という意識がある程度世間で共有されていた。だから地震があったこと自体にかなり驚いたのだが、その後の中継画面で最初に映されたのは、阪急梅田駅コンコースの天井から漏水が大量にしたたり落ちている様子だった。 かなり大きな地震なんだろうと思って学校に行っ

          #32 あの日の話

          #31 これからのXリーグの話

          ライスボウルで社会人12連勝という圧倒的な力の差を露呈したことを受けてか、一部メディアで「現行の対戦方式のライスボウルは終わり」との報道があった。今のところ日本協会から正式なアナウンスがないが、記事ではそれなりの確証がある書き方になっているので、少なくとも協会でもある程度協議が詰められているのだろう。 大学生にもう少し頑張ってほしかったところだが、これだけ差がついてしまっては致し方ないだろう。そこで、ライスボウルのあり方に加えてXリーグがこうなってくれたらいいなあという希望(

          #31 これからのXリーグの話

          #30 ライスボウル2021の話

          2020年シーズンを締めくくる第74回ライスボウルが行われた。社会人代表のオービックが学生代表の関西学院大学を35-18で降し、7年ぶり8回目の優勝を遂げた。 ジャパンエックスボウル同様に詳細なレビューを書こうとしていたが、途中で断念した。前半終了時点で14-12と拮抗したスコアだったが、試合内容はかなりオービックの優勢になっており、このままだと後半一気にオービックペースとなると見ていた。果たして3Qに2TDで突き放したオービックが力の差を見せつけて、試合のワクワク感がグン

          #30 ライスボウル2021の話

          #29 トライアウトの話

          少し前、NPBトライアウトが神宮球場で開かれた。NPBチームから戦力外通告を受けた選手たちが次の契約を目指して実力を披露する場だ。 言うまでもなく、契約を勝ち取る門は狭い。ただでさえ実力不足のレッテルを一度貼られている選手が、他チーム関係者にそれが誤りだと知らせるために払うべき努力は並大抵のものではない。今年も50人以上の選手がトライアウトに挑戦し、来季の契約に漕ぎつけたのはわずか4人。多くの選手はここでNPBとの区切りをつけさせられる。 最近は引退試合代わりにこのトライアウ

          #29 トライアウトの話