れいちゃんのぼっち飯

やさいとおこめと、文章が大好きな24歳小娘です。 人との食事や、外食が難しいです。 見…

れいちゃんのぼっち飯

やさいとおこめと、文章が大好きな24歳小娘です。 人との食事や、外食が難しいです。 見当たらなければ基本的に八百屋か米屋にいますので。

マガジン

  • なんとなく料理。

    れいちゃんは決して料理のプロではありません。ですが上手いという事実に揺るぎはないのです。

  • れいちゃんを考える

    れいちゃんの過去、普段のぼんやりとした考えのあれやこれや。

  • “生き方”を考える

    遠い国の誰かの生き方を知ると、少し生きやすくなるかもしれません。呼吸がしやすくなるかもしれません。

  • 野菜と果物。それから八百屋

    旬の野菜や八百屋の小娘による野菜小豆知識

  • いろはにおむすび

    おむすび出店情報や、具材小話を即日出荷します。

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【U-29 インタビュー受けました】

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おはようございます。

一昨日、山形から実家に一度帰ってきて。移動疲れでゆっくり過ごしたあたくしです。そんなゆっくり過ごしていたあたくし。

傍でお母ちゃんがzoom会議をしようとしていたんですよ。そうしたら

「音声が聞こえない!どうしよう」

と騒ぐものですから。

お呼びの元へと駆けつけた結果、メガネにスッピンにボサボサ髪のあたくしが見事にお母ちゃんのzoomに登場してしまったのでした。

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タンドリーチキンの上で血迷うローズマリー

タンドリーチキンの上で血迷うローズマリー

【ローズマリーによる語り@タンドリーチキン山頂付近】

どうも。あたしローズマリーよ。
和訳すると薔薇のマリーね。

今自己紹介していて人間に置き換えたら
アタシって結構、キラキラネームよね。

まあ、それは置いておいて。

問題はアタシが今置かれている状況よ。
タンドリーチキンの上にいるんだけどね、
もうすぐアタシ食べられるのよ。

だけど........。

アタシを食べる人が、
どんなアタシ

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カナダの現地校であの歌を歌った意味を今更考える

カナダの現地校であの歌を歌った意味を今更考える

When I get older, I will be stronger.
(僕が歳をとった時、今よりも強くなるだろう)
They'll call me freedom, just like waving flag.
(そして皆が僕のことを、はためく旗のように自由に生きている、と称するだろう)

この曲、どこかで歌詞を耳にしたことがある方もいるのではないだろうか?

そう、これは2010年に南アフ

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結局のところ「芋」って何なのでしょう?

結局のところ「芋」って何なのでしょう?

京都府産
海老芋(こえびちゃん)芋、とは一体何でしょう。

分かっています。
じゃがいも、さつまいも、里芋。
それらの総称を「芋」と呼ぶのだ、と。

しかし、だとするならば。

“じゃが”
“さつま”
“さと”
“やまと”

で良いのではないだろうか。

「茄子買ってきて」「了解」
「キャベツ買ってきて」「了解」
「きゅうり買ってきて」「了解」

「芋買ってきて」「え〜っと…何芋?」

そんな確認

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分かり合えそうで、分かり合えない桜エビと春キャベツ。

分かり合えそうで、分かり合えない桜エビと春キャベツ。

桜エビ=桜
春キャベツ=春キャ

桜「は〜るきゃべつさん〜!なんだかお料理で私達がお呼ばれすることが多くなる季節がやってきましたね♡」

春キャ「いや〜!本当にそうですね^^緑とピンクってなんだか可愛らしい春のイメージにも合うんでしょうね!」

桜「ですね♡ でもこうしてお皿に可愛く彩られちゃうのも嬉しくって好きだけど、海の中で、毎日美味しそうなご飯を探す日々も楽しかったなあ♡」

春キャ「僕はひ

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弓削剽柑に名を授けた柑橘の神様。

弓削剽柑に名を授けた柑橘の神様。

【柑橘の神様】

「この世にもうすぐ生まれん新たなる柑橘よ。まず其方はどんな形に生まれたいんじゃ?」

【名もなき柑橘】

「僕は他の柑橘とは違う形.....そうだなあ。横長楕円ではなく縦長の楕円形に生まれたいです!」

【柑橘の神様】

「うむ。確かに横長の楕円という柑橘のイメージにワシも少し飽きてきていたんじゃ。よかろう、そなたを縦長の楕円形にして授けよう」

【名もなき縦長の楕円形の柑橘】

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あまり筋の通っていないフキ

あまり筋の通っていないフキ

【友達との約束を断る時のフキ】

「ごめん、僕今体調がすごく良いんだよね。でも、明日体調を崩すかもしれないじゃん?そうなった時、“一緒に遊んだからかな....”って変に心配かけるの嫌なんだよね。だから今日やっぱり遊びに行けないや...」

【遅刻した時のフキ】

「電車で僕座っていたんですけど、目の前にお子さんを抱っこされた方がいて。でも僕席を譲る勇気がなくって....。次が下車駅だったんですけど

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甘酸っぱいってどんな味だっけ?

甘酸っぱいってどんな味だっけ?

母と兄と初めて行く3人での旅行。

新宿から特急に揺られる車内のお供に、と
前日からアップルパイを焼いた。

3人での旅行の始まりとなる車内でのお供に、おやつを差し入れだなんて我れながら可愛いじゃないか。アップルパイの表面に塗った卵黄が、オーブンの中でテカテカになるのを見ながら思う。

焦げないように、と慎重に下の段に置いた黒い天板。設定時間を少し延長することになった。
出来上がったアップルパイは

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ビシソワーズは何℃までビシソワーズなのか

ビシソワーズは何℃までビシソワーズなのか

幼き頃に“手羽中”という存在を知った時。
それはそれは嬉しい気持ちでした。

それまで世界には“元”と“先”しか手羽界には存在しないと思っていたあたくし。手羽元でも、手羽先でもない、名もなき存在に名前があったことにこの上ない喜びを感じたからです。

名もなき存在に名があることを知ること。
というより、そもそも名があること。
これはとてつもなく偉大なことなのです。

しかし、そんなあたくしの前に
1

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おむすび55個の仕出しを行いました。

おむすび55個の仕出しを行いました。

世の中に練りからしと粉からしが存在するのなら
歯磨き粉じゃなくて歯磨き練りを使っているんだけどなあ

趣味が歯磨きのアタクシはぼんやりとそんなことを
考えながら本日の始まりを迎えております。

どもどもっ!!!

歯磨きって頭シャキッとするしなんかイイヨネ。

割と趣味です。
割と趣味ってなんだ?

先日、知人がお勤めの企業にて
主催する日本酒の会。通称:寸杯の会にて
おむすび55個の仕出しを行い

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菜の花を綺麗と思うか、美味しそうと思うかの場所の境界線について

菜の花を綺麗と思うか、美味しそうと思うかの場所の境界線について

“房総菜の花ロード”なんて聞くと辺り一面黄色の絨毯で埋め尽くされた菜の花畑を想像することでしょう。

ここで100人に「この菜の花を見てどう思いますか?」と聞くと「綺麗です」ときっと85人くらいは答えるでしょう。

では、場所を変えましょう。貴方はスーパー売り子です。野菜コーナーの菜の花担当とします。そんでもって、やはりお客さん100人に

「この菜の花、見てどう思いますか?」と聞くときっとおよそ

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語呂の良さだけで春キャベツの春巻きを作ってしまったけれど。

語呂の良さだけで春キャベツの春巻きを作ってしまったけれど。

春キャベツ。

言わずもがな春に美味しいキャベツです。

柔らかくて、色が濃く。
そしてみずみずしさで溢れた生食向き。
そんな個性をお持ちの愛らしい春の味です。

色が淡く、加熱するほど甘味が増す冬キャベツとは違う美味しさがありますね。

ですが、どうしたものか。

“語呂が良いから”

ただただそれだけの理由で春キャベツの春巻きを作りました。

作ってから思いました。

柔らかさ
色の濃さ
みず

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我々がハンバーグを作っていると思っていたけれど、実は我々の為にハンバーグになってくれていたらしい。

我々がハンバーグを作っていると思っていたけれど、実は我々の為にハンバーグになってくれていたらしい。

〜ハンバーグ養成所にて〜

【教官】

「えー、これからハンバーグになる皆さん初めまして!」

【ハンバーグbabies】

「(一同)初めまして〜!」

【教官】

「今日皆さんにお伝えするのは、人間の方々は自分達が美味しく為に、皆さんにあれやこれや、と手を加えてきます。今日はその対応方法について教えていきますね〜!」

【ハンバーグbabies】

「はあ〜い!」

【教官】

「人間は焼く前

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もしアンパンマン界にトマトパンナがいたとしたら

もしアンパンマン界にトマトパンナがいたとしたら

トマトパンナ
「アンパンマンこんにちは!ちょっと質問なんだけど、アンパンマンって困ることあるの?」

アンパンマン
「ありますよ!ジャムおじさんの気分でこし餡か、つぶ餡かが決まるから、小さい子に今日はどちらか聞かれても即答できないんですよね」

トマトパンナ
「そうなんだ〜、私もアイコ/湘南ポモロン/北の極み/桃太郎、品種色々あるから自分が今日何かわかるようにしとこーっと!ありがと!」

トマトパ

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執筆記事から別の執筆のお仕事を頂けた初めての経験が嬉しくて。

執筆記事から別の執筆のお仕事を頂けた初めての経験が嬉しくて。

先日、昨年の夏に執筆した記事が公開されました(かなり今更ながらではありますが....笑)

テイクアウト容器のシェアリングサービス『Megloo』を運営する企業様が、キッチンカーにて試験導入した際の実証実験レポートを執筆致しました。

実は今回の執筆記事は、普段記事を書いている
YADOKARIにて紹介したリユース容器の記事を
実際に『Megloo』を運営する企業の方が読んでくださったご縁で執筆す

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24歳そこらの世間知らずが必死に考えた【“好き”を仕事にする】ということ

24歳そこらの世間知らずが必死に考えた【“好き”を仕事にする】ということ

“好きなことを仕事にする”
という言葉(フレーズ)があります。

大学を卒業して2年。

高校時代は禁止だったアルバイトを大学生になって初めて経験したものの、2年生からコロナ禍だった影響で、結婚式場のクロークと飲食店でのアルバイトに殆ど入ることができなかった私。

“働く”をまだまだ模索中の24そこらの小娘が私が何を言っているんだ、と思うかもしれません。ですが、この“好きを仕事にすること”について

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