ひっくりカエル

これって単なる感想ですよ。 読後の忌憚のないご批判やご意見、誹謗中傷、クレームは、いた…

ひっくりカエル

これって単なる感想ですよ。 読後の忌憚のないご批判やご意見、誹謗中傷、クレームは、いただかなくて結構です。コメントは見てません。あしからず!

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地球がひっくり返っても生き抜くコツ

はじめに 異文化を知ると人は強くなれると思う。 ボリビアで、シャワーを浴びている真っ最中に断水にみまわれたことがある。泡だらけの体を洗い流すことができなくなっ…

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ラジオ体操

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アメリカでは子ども最優先はあたりまえで、ボリビアもそういうことがあった。例えば、 住民登録のとき ボリビアに住むにあたってやるべき手続きというのがいくつかあるの…

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今日は私に、明日は君に。

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カブール

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ウユニ塩湖

日本の友達から「ウユニ塩湖に行ってみたい」という声をよくきいた。私は一度だけ行ったことがある。 はじめてのウユニ とにかく真っ白な塩の地面がどこまでも続いていた…

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子ども病院

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孤児院でのボランティア活動

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コカとコカインと

ボリビア新憲法の384条はコカについて・・・ コカとは? Nueva Constitución Política del Estado Articulo 384 El estado protege a la coca originaria y ancestr…

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地球がひっくり返っても生き抜くコツ

地球がひっくり返っても生き抜くコツ


はじめに

異文化を知ると人は強くなれると思う。

ボリビアで、シャワーを浴びている真っ最中に断水にみまわれたことがある。泡だらけの体を洗い流すことができなくなった。

どうしよう?どうしようもない。

一瞬だけ戸惑ったけれど、こんなときはオーストラリアの食器の洗い方のように、泡はすすぐのではなく布で拭き取ればいい。

初めてオーストラリアへ行った時、そんな食器の洗い方を見て「きもちわるい」と思

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ラジオ体操

ラジオ体操

日本の組織からの派遣でボリビアの地方に住んでいた時のこと・・・

赴任前訓練

当時と今では制度がおおはばに変わっているかもしれないんだけれど、
当時は、60日くらいの「訓練」というものがあり、
海外へ行く前に、日本国内で合宿的な「訓練」があった。

それは、毎朝ラジオ体操から始まる。

ラジオ体操とは、ラジオ体操である。NHKの。
子どものころ夏休みにやっていたアレである。

ちなみに、帰国して

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こども最優先

こども最優先

アメリカでは子ども最優先はあたりまえで、ボリビアもそういうことがあった。例えば、

住民登録のとき

ボリビアに住むにあたってやるべき手続きというのがいくつかあるのだが、
まずは入国管理局でいわゆるビザを申請する。

けっこう面倒くさい手続きだった。
というのも、集める書類が多くてな、、、(この話はまたあとで)。

そして無事に、ビザが取れた後は、
SEGIPという役所で住民登録をしなければならな

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アリストテレスは好きですか?

アリストテレスは好きですか?

私がボリビアで大学院生をしていた2011年頃、
母なる大地の権利やVivir bien(良く生きる)に関するシンポジウムや講演会が盛んにおこなわれていた。
というのも、それらを基本原理とする憲法が制定されたのがつい最近(2008年)だったからだ。
ボリビア史上初、先住民が大統領になったのが2006年。
憲法から新しく作り直して、2011年は二期目に突入した矢先だった。
国立大学の先生方は、この新し

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ボリビア料理を日本でも

ボリビア料理を日本でも

おいしい、へるしい、ボリビア料理

ボリビア料理サルテーニャ

1.サルテーニャ
 ラパス市のミラフローレスという地域には、おおきなサッカースタジアムがある。その近くに、とても美味しいサルテーニャ屋さんがあった。サルテーニャとは、アルゼンチンのサルタ地方からボリビアに移住した人たちが作っていたエンパナーダ(※)のこと。

「あの移民たちが作るエンパナーダ、おいしいね」
「おいしいね」「おいしいね」

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今日は私に、明日は君に。

今日は私に、明日は君に。

ボリビアの諺(ことわざ)というか格言というか人生哲学というか、Hoy día por mí,mañana por ti.というのがある。

はじめてのホームスティ

初めてボリビアでホームスティしたとき、毎日のように言われていたことがある。それは、「今日は私に、明日は君に。Hoy día por mí,mañana por ti.」で、意味は相互扶助。

今日は私にこれをちょうだい、明日はあなたに

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ジェニファー・ロペスとクリスマス

ジェニファー・ロペスとクリスマス

「日本人なのになんでチャランゴ弾けないの?」と嫌みではなく純粋に不思議がる子どもたちがいた。

チャランゴを弾いていると・・・

チャランゴやフォルクローレは日本で流行っていると誤解しているボリビア人が多かったという印象です。

私は優しく「チャランゴは日本の楽器じゃなくてボリビアの楽器なんだよ。私は日本に住んでいた時、チャランゴを見たことすらなかったんだよ」と答えていた。

ロス・カルカス

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アンデス音楽のオーケストラ

アンデス音楽のオーケストラ

チャランゴの楽団とは別に、大学のオーケストラのサークルに入ることになった。

クラシックではなくて、アンデスのフォルクローレやクリオーリョ音楽というジャンルのオケだった。

楽器は、マンドリン、チャランゴ、ケーナ、ギター、などなど。

私はチャランゴで入るつもりだったのに指揮者が

「チャランゴは一人いれば充分だから、マンドリンやらない?」と

楽器変更を命じてきて、でも私、……

マンドリンなん

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カブール

カブール


チャランゴ

チャランゴという楽器を、私はボリビアに住んで初めて目にした。

最初は、Centro Cultural de Los Kjarkas という音楽教室で、
Rene Arinasさんという先生のクラスに入った。

Rene先生は、なんども日本で演奏活動をしているベテランで、
国際的なチャランギスタだった。
日本人の演奏家との親交も盛んだったらしく、
日本人なのに何を弾けるわけでもない

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ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

日本の友達から「ウユニ塩湖に行ってみたい」という声をよくきいた。私は一度だけ行ったことがある。

はじめてのウユニ

とにかく真っ白な塩の地面がどこまでも続いていた。
マイナス思考な私はその光景に「目が痛い」「日焼けしそう」と、
暗い気持ちになった。

サングラスも日焼け止めも持ってこなかった。

どうしよう?どうしようもない。

わざわざ日本から30時間くらいかけてボリビアまで行く人は、たいてい

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てんぷら、そして

てんぷら、そして

ボリビアに赴任して早々、歓迎会的なものがあり「わがまま」という日本食レストランへ連れて行ってもらいましたとさ・・・

ラパス日本食事情やはり、一番おいしいのは「けんちゃん」というジャパレスですよね。
値段も高くないし。

そんな矢先、「わがまま」というジャパレスで歓迎会?懇親会?とかで・・・
天婦羅を食べました。食べすぎたのか・・・その翌日が・・・・

人生初の入院!

 ボリビアに赴任して二週間

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アヤワスカ

アヤワスカ

それを私は「満月の夜のチチカカ湖ゲロ吐きツアー」と名付けた。

アヤワスカとは?

アヤワスカが何たるかも知らないままに、「欠員がでたから来る?」と誘われ儀式に参加したことがある。

この時の説明では、アヤワスカは魔法の薬でこれを飲むとあらゆる不調が治るのだという。

あらゆる体の不調も、あらゆる心の不調も、
アヤワスカを飲んで嘔吐すればスッキリ治るよ、と。

ただし、劇薬だからシャーマンのガイド

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不倫

不倫

ブラジル人作家のパウロ・コエーリョが「不倫」というタイトルの小説を世に出したのは2014年だった。私がボリビアに住んでいたのは、2009年~2012年、もうこの頃から世界は不倫ブームだったのかもしれない。

日本から不倫旅行に来た女性

 ある日、隣の部屋に日本人既婚女性がやってきた。日本に夫を置いてきぼりにしてボリビアで1ヶ月ほど不倫するのだという。たしかにボリビア人男性が夜這いのように彼女のお

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子ども病院

子ども病院

ラパス市のミラフローレスという地区に病院が林立しているエリアがある。大きな病院が、一、二、三、そのうちの一つは子ども病院だった。ちょっと調べ物がありうかがった。

医療費6歳未満児は無料で医療を受けることができる。
しかし、ここで私に紹介された子どもは6歳になってから難病の診断をされたという7歳児だった。

別の県からここまでバスを乗り継いで山超え谷超え数日かけてやってきて入院しているという。

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孤児院でのボランティア活動

孤児院でのボランティア活動

ラパス市内の大学院に通っていた時、週に一回、個人的に孤児院でボランティアをしていた。

図書館に缶詰めの日々に、少しでも彩りが無いと生きていけないから子どもたちから元気をもらっていたのだ。

子どもたちはとても可愛かった。
0才~5才までの男女、6才~18歳までの女子がこの孤児院で生活していた。

孤児院の外壁には赤ちゃんポストのような小さな回転扉が設置されていて、ときどきそこに赤ちゃんが置き去ら

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コカとコカインと

コカとコカインと

ボリビア新憲法の384条はコカについて・・・

コカとは?

Nueva Constitución Política del Estado
Articulo 384
El estado protege a la coca originaria y ancestral como patrimonio cultural, recurso natural renovable de la biodiver

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