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映画と社会

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映画の感想や、映画をきっかけに感じたことを元に書いた記事をまとめているマガジンです。わたしが作品を選ぶ傾向として、社会とのつながりを模索するものが多いため、映画以外の社会系記事も… もっと読む
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記事一覧

#215 鬱すぎてフォロー減らしてます。あとは禁煙とか腸内細菌とか肉食とかエコ不安な雑文。

#215 鬱すぎてフォロー減らしてます。あとは禁煙とか腸内細菌とか肉食とかエコ不安な雑文。

 やらないほどにプレッシャーが重くのしかかり、大きなストレスとして身体を蝕んでいく。わたしが抱えている、債務整理の手続きのことですね。

 弁護士さんにメールしました。不調続きで、まだ何にも準備できていませんって。契約の時に、「連絡が取れなくなると最悪の場合は契約解除になるので、鬱で何もできない時は必ず一報ください!」と言われていたので、一応ね。いきなりかよ!って思っただろうな(笑)

 でもだっ

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#213 お金より偉いものがない!GDPによる支配が終わらない理由。

#213 お金より偉いものがない!GDPによる支配が終わらない理由。

 以前書いた記事(#207)で、世界がいまだにGDPで国力を測っているのは「なんとなく」ではなく、世界大戦が形を変えて継続中であるため、戦時の生産力を測る指標であるGDPを使うことが「妥当だから」なのではないかという想像をしてみた。

 昨今の企業活動は、年度の目標(売上額等のゴール)を定め、日々の活動をKPI(重要業績評価指標)に落とし込み「各部門がKPIを達成することが会社目標の達成につながる

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#211 映画 『悪は存在しない』 字義通りに捉えるか、それとも狂気の文学か(少しネタバレあり)

#211 映画 『悪は存在しない』 字義通りに捉えるか、それとも狂気の文学か(少しネタバレあり)

 『ドライブ・マイ・カー』で第94回アカデミー賞(国際長編映画賞)を受賞し、若くして世界の注目を集める、濱口竜介監督の最新作。昨今の流行とは真逆のゆったりとした映像、長大な間と、文学的ともいえる会話劇。

 映画ファンに「邦画界に、商業より芸術を重視する明確な姿勢を持つ監督が現れた!」として認知された彼の新作を楽しみにしていた。

 ひたすらに美しい大自然の風景が何度も繰り返し映される。住民は自動

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#208 紙幣廃止論

#208 紙幣廃止論

 自民党の裏金事件が尾を引いている。衆院補欠選挙は自民全敗。「政治とカネ」問題で失った信頼を回復できなかった、という話である。

 まあ正直、冷めた目で見ている。権力は必ず腐敗する。自民党は権力の座につきすぎたので、当分野党でよろしい。派閥を解体できないのなら、分裂して別々の党になるのがよろしかろうと思う。

 権力の腐敗は、それが誰かとか、どんな政党かということには関係なく、権力を持つからには避

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#207 何と戦っているんですか?

#207 何と戦っているんですか?

 道ゆく人に聞いてみたい。「何と戦っているんですか?」「それはなぜですか?」「それにあなたは喜びを感じるのですか?」などと、ウッザいことを聞いてまわりたい。もちろんそれは迷惑行為だし、コミュ障のわたしにはネタでもできない。

 「は?別に何かと戦ってるとか、無いんだけど?」と仰るあなた。では、何故ギュウギュウ詰めの電車に乗ってまで、会社に急ぐのですか?到着が遅れたら、部隊が全滅したりするのでしょう

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#205 映画 『RRR』 ナートゥに学ぶ、グローバル・サウスの逆襲(ネタバレなし)

#205 映画 『RRR』 ナートゥに学ぶ、グローバル・サウスの逆襲(ネタバレなし)

 この台詞から始まる圧倒的なインパクトのダンスシーンで、第95回アカデミー賞(歌曲賞)を受賞したことは記憶に新しい。しかし、インド映画でありながら、本作のダンスシーンは非常に少ない。この、ナートゥを踊るシーンと、エンドロールの2箇所のみである。

 182分の長大な上映時間を使って語られるのは、英国領インド帝国時代における苛烈な差別や搾取と、それに抗うレジスタンスの物語である。前述のナートゥダンス

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#203 我が亡き後に洪水よ来たれ。

#203 我が亡き後に洪水よ来たれ。

 20代の頃は、東京都の臨海副都心と呼ばれるエリアに憧れたものだ。東京のど真ん中にありながら、未開発の地域がほとんどで、しかし築地市場の移転やオリンピック招致を見込んだ、きわめて人工的な開発の気配を感じる、不思議な土地だった。

 レインボーブリッジを渡ると、フジテレビ本社ビルが象徴的な「お台場」に出る。台場というのは要するに、かつて異国船を攻撃するために作られた砲台(場)ということだ。そのため、

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#197 映画 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』 正義と不正義の狭間にある日常(ネタバレなし)

#197 映画 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』 正義と不正義の狭間にある日常(ネタバレなし)

 普段から、わたしの記事やつぶやきを読んでくださっている方なら、わたしが世界の不平等を憎んで怒って、意識高い系の本から引用したりして、とにかく世の流れに抵抗しようとしていることを、よくご存知ではないかと思う。

 一方で、休職中の暇な頭に難しいことを詰め込んで、頭でっかちな正義感を振りかざしているように見えたり、社会に適合できなかった人間が呪詛を吐いているようにも見えると思う。実際、わたし自身にも

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#196 私見・偏見・脱線に溢れた雑文。ベーシックインカムを語る前に必要だと(勝手)に感じていること。

#196 私見・偏見・脱線に溢れた雑文。ベーシックインカムを語る前に必要だと(勝手)に感じていること。

 例えば、コミュニケーションが苦手な人は、社会のあらゆる場所で、能力を発揮する機会を奪われている。社会が「コミュ力」が高いことを良しとしてきたからだ。

 わたしの偏見を多分に含んだ人間観察の結果では、コミュ強の中には他者への配慮に欠け、マイクロアグレッション(無意識の差別)を撒き散らし、性的にだらしなかったり、支配的な態度で周囲のメンタルヘルスを低下させる人が(相対的に)多いと感じる。コミュ力が

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『隷属なき道』読了しました。結局、学術レベルでは脱成長とかワークシェアとかベーシックインカムとか貧富の差を縮めてかつ地球環境が持続可能なレベルに人類の活動を抑制して、しかも人々が幸福になるやり方って、みんな似たようなこと言ってる。実現に踏み出さないのは政治的な問題としか思えない。

わたし絶賛の書、『資本主義の次に来る世界』いまセール価格になってるのでアフェリエイトリンク貼っときます(笑)

今日の雑文で広告への疑問を書いたのは、最近この本を読んだ影響。覚えたことをすぐ喋りたいやつ😇

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#192 日々雑文、まとまらないはなし

#192 日々雑文、まとまらないはなし

 なんか、この「雑文」がですね、何故かビュー数もスキ数も多いので今日も書きますよ。(なんでだよー!マジわからんて!)

 広告って、いりますかね?メディアに触れたら必ず広告を目にするうえに、外を歩いても電車やバスに乗っても広告だらけ。あまりに侵襲的すぎないかと思っているんですよ。

 広告の内容は関係ないですよ。どれだけ美的に優れていたとしても、ですよ。そいつらを目にするときって、本来お買い物の時

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#191 きょうもモヤモヤ雑文

#191 きょうもモヤモヤ雑文

 でね、「お金で買えないものがある」ってことは、誰でも同意できると思うんですよ。「愛情とか友情は擬似的には買えるかもしれないけど、本質的には買えるものじゃないよね」って言っても、誰にも不思議がられることはないと思う。

 だから同じように、「お金で売れないものもあるよね」って言いたいんだよね。例えば、年長者とか先輩だからとか、権力者だからお客様だからと言っても、敬う対象とは限らない。相手や状況によ

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#190 まとまらない雑文かきます

#190 まとまらない雑文かきます

 いま思っていることとか、いつか書こうと思いながらも体調面からずっと先延ばしにしていることとか、ちょっと雑に書き出しておく日があってもいいよな。ということで、雑文です。

 少し前に、わたしの有料記事は投げ銭スタイルにするよ!と言った話。その後、売上は増えました。わたしとしてもフェアで気持ちがいいしね、今後もこのスタイルでやっていきます。

 有料記事を書いている時に思うんですよ、これって「労働」

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