カウンセラーってそもそも何?〜基礎知識〜①
ここでは、カウンセラーについてある程度知っている人もあまり知らないという人も、
「そもそもカウンセラーって何?」というところから、出来るだけ分かりやすく紐解いていきたいと思うので、よろしければぜひお付き合いください!
カウンセラーとは?
→お話を聞いたり、認知行動療法などの心理療法を用いて、クライアント(ここでは相談者のこと)の悩みや不安の解決をサポートする専門家のこと。
→カウンセラーとは職業の名前のため、資格を持っていなくても名乗ることができる。
プロのカウンセラーとして活躍するその多くは、大卒や大学院卒で、公認心理士(国家資格)や臨床心理師(民間資格)などの資格を有してる。
カウンセリングとは?
→簡単に言うと、カウンセラーとお話をするその行為自体のことを指す。
カウンセリング料金の相場
→カウンセリングをどこで受けるか、どのように受けるかによって、その料金は変わってくるが、
カウンセリングを対面で受ける場合、
おおよそ50分8,200円程度、80分13,000円程度、120分19,000円程度となっている。
なぜカウンセリングってそんなに高いの?
①専門家による対応のため
→一般的に、カウンセリングは公認心理師や臨床心理士などの資格を持ったカウンセラーが一対一で相談者に対応する。
知識や経験に高い価値を待つカウンセラーの専門性に対する費用が発生する。
②場所代などの諸経費がかかるため
→カウンセリングを行うために必要となってくるカウンセリングルームの運営、維持のために、家賃や管理費などの諸経費が上乗せされる。
③保険が適用されないことが多いため
→多くの場合、保険適応の対象とはならず、全額自己負担となるため、カウンセリング料金が高いと感じやすい。
医療機関で特定の疾患が診断され、なおかつ医師が治療のためにカウンセリングが必要だと認めた場合のみ、保険適応の対象となる。
④一日に対応できる人数に限りがあるため
→カウンセリングは、高い質を提供するために一日に対応できる人数に上限が設けられていることが多い。
その中で必要経費を捻出し、さらに利益を出す必要があるため、カウンセリング料金は割高になりやすい。
カウンセラーがいる場所
→心療内科などの医療機関はもちろんのこと、教育現場や福祉施設、企業など様々な場所で活躍。
→在籍する環境に応じて、呼称が付けられる場合がある。
例)
・主に教育現場におり、そこでの問題を専門に取り扱うカウンセラーのことをスクールカウンセラーと呼ぶ。
・主に企業におり、そこでの問題を専門に取り扱うカウンセラーのことを産業カウンセラーと呼ぶ。
その他にも、のちに独立し、個人で開業をするカウンセラーもいる。
心療内科との違いとは?
心療内科→
医学の知識を用いて精神疾患の治療をサポートすることが目的。
主に患者から話を聞き、その症状を踏まえて薬を処方する。
カウンセラー→
心理学全般の知識を活かし、精神疾患の治療をサポートするのはもちろんのこと、ひとりの人間としても健やかに生きていけるようにトータルでサポートすることが目的。
日本でのカウンセラーに対するイメージ
→「精神疾患を抱えている人」「かなり深刻な問題を抱えている人」が受けると言ったイメージがあるため、「一般の人/普通の人は受けないもの」と言ったネガティブなイメージも付き纏いやすい。
そうしたネガティブなイメージやカウンセリングの料金面などにより、カウンセリングの敷居は高い。
海外ではカウンセラーってどんな存在?
→【医療費】
アメリカやヨーロッパなど、多くの国々で保険適応の対象となっている。
→【実態】
ちょっとした悩み事でもすぐに相談する文化が定着している。
精神疾患を治すためだけでなく、心の調子を整えるために、言わば予防のために、自己管理として受ける人も多い。
→中には家族専属のカウンセラーがいたり、夫婦や恋人同士の喧嘩、離婚危機など、日常のあらゆるシーンで気軽に利用される。
【まとめ】
そうしたポジティブなイメージや保険適応の対象のため料金も比較的安価なことから、日本に比べて敷居は低く、カウンセリングの利用率も高い。
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以上、カウンセラーについて簡単にまとめてみました!
次回は、「実際にカウンセラーはどんな役に立つのか?」私自身の経験も踏まえ、お話できたらいいなと思っています。
次回もどうぞお楽しみに☺︎
(寒暖差とっても激しく、朝晩は氷点下。冬の厳しさ感じてる⛄️)
りん
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