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いつかのための詩集

140
どこかで酒と出会うための詩集。
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#日本酒

日本酒についての雑感

日本酒についての雑感

今日は日本酒について思ってることを書きます。

あまり面白くないかもしれませんが、まあ酒を片手に適当に読んでください。

まず結論から言いましょう。

僕は日本酒の味や質感を表す新しい表現を模索することが日本酒の普及につながると思っています。今回の記事は全体でそれを言うための構成になっています。

しばしお付き合いください。

※※※

日本酒は日用品ではありません。だよね?

「日用品です!」っ

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0を彩る悲しみたち

0を彩る悲しみたち

寄る辺のない悲しみに沈む夜がある。

そんな夜に響く、こんな歌詞がある。

僕たちは薄い布だ
折り目のないただ布だ
影は染まらず通りすぎて行き
悲しみも濡れるだけですぐ乾くんだ
 
 サカナクション「years」から抜粋

    

悲しみを感じるとき、いつもこの歌詞を思い出す。

はじめから生まれてなかったら、はじめから0でその先も0なら、いささか楽だろう。
あなたも、ぼくも。

(0に楽もク

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初雪のかき氷

初雪のかき氷

英君純米にごり。

上澄みは激烈ラムネ。白濁混じりてコクが出る。ラムネは引き白玉団子のようなやさしい香りがくる。

海辺にふる初雪で出来たかき氷をプレーンで口に入れたら、きっとこんな味がする。

なんて柔らかな鮮烈さだろう。器はどこか砂時計を想起させて切なくそれもよし。

短いけれど、これが今の僕のすべて。美味。
#日本酒 #GEMbymoto

またこの季節が巡りくる度に…あたごのまつ純米吟醸ささら・おりがらみ生酒

またこの季節が巡りくる度に…あたごのまつ純米吟醸ささら・おりがらみ生酒

どんな酒が飲みたい?

日本酒がはじまるシーズンは冬、その季節の到来とともにどんな酒を飲みたくなるだろうか?

もし人にそれを問われれば、僕はこんな酒を飲みたいと答える。
あたごのまつ、純米吟醸ささら・おりがらみ生酒。

なぜ、これを飲みたくなるのだろう。
その理由は単純だ。
この酒は思い出させてくれる。

酒は料理とともにあるべきものだということを。

このお酒のコンセプトは裏ラベルに書いてあり

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ある晴れた日の回想・無窮天穏天雲

ある晴れた日の回想・無窮天穏天雲

以下の詩を、無窮天穏・天雲に捧げます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あの空を幾人が眺めただろう

青が呼んでいる

旅人は故郷を思った若人は未来を思った農民は秋の穂を思った乳児はひかるものを光のまま受け取ったよみ人知らずの雑感が宙に浮く途切れることのない想像の大河

するり するり するり

こぼれ落ちていく記憶の物語の中で

笑ったあなたの顔をどうにかつなぎとめてくれ

あわ

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ストレートこそ究極の変化球である

ストレートこそ究極の変化球である

【今日の投稿の3文まとめ】
①全てのものは重力によって沈んでゆくがゆえに、沈まずにまっすぐ進むというのは実は異常である
②時に人が真っ直ぐな思いに胸を打たれる、というのはとても特異なことなのだと思う
③ということでこれからの方針発表

どうもこんばんは、りょーさけです。
昨日が誕生日だったのですが今その延長戦を行ってます。

二晩連続でとてもいい夜です。

昨日は気分が乗っていたため勢いで「俺は日

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たまには趣を変えて。

たまには趣を変えて。

毎週日曜日はその一週間に起こったことを写真付きで振り返ろうかなあと思います。

アイキャッチは昨日行った鎌倉の大仏様です。人生二度目のです。はい。

当たり前ですが、大きいです。
つーか先に御尊顔をアップしなさいって感じですね。

木曜金曜と仕事が続き、土曜に時間が余ったから鎌倉へ行きました。

最近2週間くらい自分のコンプレックスをこじらせてたんで「なんとかしてくださいな」っていう願掛けというか

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初秋のデッサン 新政

初秋のデッサン 新政

【今日の投稿の3文まとめ】
①新政酒造のcolorsエクリュというお酒を詩にします
②ビビってます
③要は、酒を飲みながら「おれはこれを高校時代に飲みたかった」と言っています

酒を、その酒をその酒にあった形で表すためには詩で表すのがベストだ、と。

はい、私はそう思ってます。

それゆえなぜそう考えたかを『やわらかな日本酒リテラシーを求めて…』で書いてから実践しようと思ったのですが、書きたいので

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夢の続きの夢の続き

夢の続きの夢の続き

【今日の投稿の3文まとめ】
①酒飲んでるときの気分を詩にしました
②どこまでも想像力が高く飛んでいくときの感じを表そうとしてます
③要するに、ハイです

どもです。

酒飲むと詩を書きたくなりますが、酒飲んでる時を詩にするのは初めてです。

とりあえず書きます。

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グラスを傾けて流れるものがない

と気づいている

これを正気という

…そうだよ 隣のおっさん

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