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小ささの大きさ日誌〜生後5ヶ月目〜
キリの良さというものは、人間が勝手に世界に定規をあてているだけで。なんの意味もない…とは知ってるのだけれど、やっぱりどこかで節目として感じてしまう。
こんなことを書いているのは、先日お子が生後半年を迎えたから。6ヶ月。毎月こうした振り返りを残しているけれど、<6ヶ月=半年>という変換が可能な数字というだけで、急に特別になってくる。でもそれだけじゃなく。宇多田ヒカルさまが「ただの数字が特別になるよ
小ささの大きさ日誌〜生後4ヶ月目〜
お子が生後5ヶ月目に入った。数字が持つイメージだと思うが、4と5のあいだには大きな壁がある気がする。お子を抱っこしていると、「かわいいねぇ、いまどれくらい?」と聞かれることが多いけれど、「4ヶ月目です」と「5ヶ月目です」という返答では感覚がだいぶ違う。遠くまできたな…と感じるくらいの月日が流れたのか。既に振り返らないと見えなくなった思い出たちを眺めつつ、これからもお子の“いま”の横に居続けよう。
当たり前にケアしたいし、当たり前にケアされたい
子育てを、夫婦ふたりでしている。お子はかわいい。笑顔を見せてくれるたび、妻と黄色い声をあげる。天使だと思う。本当に、生まれてきてくれてありがとう。
そんな感謝が真ん中にどっしり構えている前提で、子育ては大変だ。なにが大変なのか、一つひとつを書き連ねると大したことない気がしてしまうけれど、なんだかもう大変だ。
このケアをめぐる疲労。一筋縄ではいかない。
最近強く思うのは、お子をケアしている親は
連絡の見ない振りをやめてみる(おためし その2)
Slackのメンションが苦手です。あの“スコココンッ”て音が聞こえると、身体がかすかに固まってしまう。
その他のメッセージもそう。通知とにらめっこしながら、「なにか怒らせることしたかな…」とか「傷つけちゃったかな…」とか、妄想が羽ばたいていく。
そして、伝家の宝刀「見ない振り」。通知はそのままに、メッセージアプリをそっと閉じる日々。たいていは、数時間後に「んーー、えいや!」と開いては、どうでも
“試しに”書いてみるエッセイ(おためし その1)
毎日noteをしている友人J…の話を一緒に聞いていた友人Sが「エッセイ書いてみる!」と言っていたのもあり、触発されて筆をとってみます。
というのも、なにかの本でエッセイの語源についてを読んで、それいいなぁ…と思っていたから。(なんの本か忘れてしまい、その文には出会い直せない…)
どうやら、エッセイとはフランス語で「試す、試みる」を意味する“essayer”から来ているらしいです。「おためし」が
小ささの大きさ日誌〜生後1ヶ月目〜
少し過ぎてしまったけれど、先日お子が生後2ヶ月目に突入した。生まれてから60日。まだ60日しか共に過ごしていないなんて。なんだかずっと前から一緒にいる気がする。
0ヶ月目を終えて、1ヶ月目も終えてしまった。前回の日誌にも書いたけれど、生後1ヶ月のお子にはもう会えない。その事実が寂しいし、その事実が楽しみをもたらしてくれる。
あのときブカブカだった服も、いまやつんつるてん。先月にはできなかった動
小ささの大きさ日誌〜生後0ヶ月目〜
小さく大きな存在が、この世界に来てくれてから、はや1ヶ月が経った。いつの間にか、新生児と呼ばれる期間は終了。いまは乳児と呼ばれるらしい。
時間の流れがおかしい。あれ、先週生まれたんじゃなかったっけ?と錯覚するくらい。もう1ヶ月か。子育てを経験した人が、「生まれて数ヶ月は記憶ないかも」と言っているのをよく聞くけれど、こういうことかと思う。ふと気付くと1日が終わっていて、ふむ…と首を傾げていると1週
あなたの存在は、それだけで愛されるに値するんだよ
この文章を、いつかのあなたは読んでくれるのだろうか。葛藤もすべて書いてあって、複雑な気持ちになるかもしれない。でも、あなたを愛してきたこと、愛していることもたくさん記しているから。生まれる前のあなたを祈る気持ちは、いまのあなたへの想いと同じ。
あなたに宛てた手紙なのか、記録のためなのか、書き連ねるほどにわからなくなってくる。でも、ここにある全ての言葉は、あなたが紡がせてくれたもの。いつかのあなた
つらつらと③ 誕生日やら冷静と情熱のあいだやら
早起きして、お気に入りのパン屋へ。前に食べて美味しかったものと、初めてのもの。合わせて5つ。店先のベンチで青空と浅間山を見ながら。優しく心と胃袋をつかんでくるパンたち。思えば、移住前に訪れたこのエリアではじめて食べたのは、ここの豆乳パンだった。
その後、午後の過ごし方を決めるためスタバに行き、チャイティーラテを飲む。エスプレッソショットを追加すると美味しい…と聞いたから試したものの、チャイ感が消
つらつらと② 農家さんの作業やら、夏の景色やら、五感やら
農家さんの朝は早い。ということは、農家さんのお手伝いをしている僕の朝も早い。最高気温35℃を記録するいま、9時には強い日差しがジリジリと肌を焼く。12時には肌が焦げる。本当に。となると、諸々の作業をやるには9時集合では遅すぎる。そんなこんなで、夏の作業は5時半に始まる。僕は週2日ほどの作業でしかないけれど、これを毎日やっている農家さんには尊敬の念しかない。野菜、もっと高値で出回って欲しい。
こな